topimage

2017-10

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

整理された心 - 2017.05.10 Wed

先日5/2、ホグワーツの戦いの日、ローリングさんがTwitterでスネイプ先生の死を謝罪しました。



2015年にはフレッドを、2016年にはルーピンを死なせたことをやはりTwitterで謝罪しています。どうやらこの日犠牲になった人の死を謝ることが恒例になったようです。
若くて何の落ち度もないフレッドや、アーサーの代わりに死なせたルーピンに謝ることはわかる気がしますが、死ぬことでようやく渡せる秘密(しかもそれが主人公の進む道を示すもの)を持っていたスネイプ先生は、最初から物語中で死ぬことが運命づけられていたわけで、それを今更謝罪する意味がよくわかりませんでした。ハリーが次男の名前にその名をつけた意味を考えても、スネイプ先生の死があってこそ完結する物語なのですから、そこは永遠に謝らなくても良かったと思います。

私は物語を読む時、そこに作者の意図を見出そうとは思っていなくて、完全にその世界の中の人しか見ていません。(でも自分はその中には入っていないので魔法界の住人でもないのですが)
作者は神で、その世界の住人の生殺与奪の権を持っていることは事実だけれど、私の視界には決して入ってくることはなく、私がスネイプ先生の死を嘆く時は、そこに作者を問いただす気持ちはありません。
私は、物語中の登場人物に、怒りや悲しみの矛先を向けるのです。

で、先生の死を知ってから9年半経った今、とうに受容できていると思っているのに、時々怒りの感情に苦しめられるのですが、その矛先は相変わらずダンブルドアなのです。
駒のように使ったことも生きている間の扱いも、時々思い出したように耐えられなくなります。同じことの繰り返しです(笑)

ダンブルドアについては、ファンタスティックビーストの映画に若い頃の姿が登場することが明らかになり、その考察もTwitter上で活発に行われるようになっています。指輪の呪いで余命一年となった時、ダンブルドアはどんなことを考えたかと想像が飛び交う中、私が感じたのは全然違ったことでした。
私が感じたのは、ダンブルドアには死に向けて1年の間に心の準備をする時間があったのに、スネイプ先生にはなかった!という不満です。
もちろんスネイプ先生だって命懸けの任務に就いていた以上、ある程度心の準備はしていたと思います。でも、まだ三十代だったし、生きることへの意欲は失っていなかったと思うのです。

ダンブルドアは1巻でハリーにこう言っています。
「君のように若い者にはわからんじゃろうが、ニコラスとペレネレにとって、死とは長い一日の終わりに眠りにつくようなものだ。結局、きちんと整理された心を持つ者にとっては、死は次の大いなる冒険に過ぎないのじゃ」(1巻17章p.438)

この言葉を言ったダンブルドアはこの時既に百歳を超えていて、呪いがなくてもいつお迎えが来る状態かわからなかったわけですから、心の準備はかなりできていたと思います。
歳を重ねることで徐々に整理された心を持ち、期限ができたことで一層無駄なく時間を使ったダンブルドアは、理想の終末を迎えたと言っても良いでしょう。「次の大いなる冒険」くらいに死を迎えたでしょう。きっとペベレル家の三番目の弟のように死を古い友人として迎えたでしょう。
でもスネイプ先生はまだたったの38歳。ダンブルドアの四分の一じゃないですか!
覚悟はできていたとしても、「次の大いなる冒険」とも「古い友人」とも思えなかったのではないでしょうか。こういう悟りのような感覚は年月を経て至るものだと思います。
まだ生きたかったと思うと胸を抉られる思いで、スネイプ先生の死を静かに受け入れることは私には当分できません。

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://legilimens.blog68.fc2.com/tb.php/661-2c5747d4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

お知らせ «  | BLOG TOP |  » 目の色

拍手コメントについて

拍手コメントをいただいた時は、その記事のコメント欄にお返事いたします。

プロフィール

二尋

Author:二尋
スネイプ先生への愛を語らずにはいられません。         

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

スクロール式になっています

前ブログからの訪問者数

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。