topimage

2017-07

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ホグワーツに残る  - 2005.10.19 Wed

クリスマスダンスパーティでパートナーを失ったハリーとロン。同じテーブルにやってきて話しかけてくるパーシーが、バグマンと話し始めた隙に外へ出ました。
正面玄関を出て散歩道の一つを歩き始めた二人の耳に、まもなくスネイプとカルカロフの会話が聞こえてきます。
「この数ヶ月の間にますますはっきりした。私は真剣に心配している。(後略)」(4巻23章p.103)と不安を訴えるカルカロフにスネイプは答えます。「逃げろ。我輩が言い訳を考えてやる。しかし、我輩はホグワーツに残る」(4巻23章p.104)

この時点でカルカロフが何を不安がっているのかは明らかにはされていませんが、『ますますはっきりしてきた』のは、左腕に刻まれた闇の印のことだと思われます。
カルカロフは闇の印が鮮明になり、その意味するところを考え不安になったのでしょう。
死喰い人としての過去を持ち、仲間を裏切ったカルカロフにとってヴォルデモートの復活は命を脅かすものです。同様の過去を持つスネイプに、今後の身の処し方でも相談したのでしょうか。
「騒ぐ必要はない」「なら、逃げろ」など、そっけない返事をするスネイプですが、「言い訳を考えてやる」のセリフに完全に突き放していない微かな思いやりを感じます。
そして自分自身はホグワーツに残るときっぱり断言するのです。
命の危険はスネイプ先生とて同じこと。逃げも隠れもせず、ホグワーツで教師としての任務を果たそうという強い意思が感じられます。
そしてその言葉に私は、死を覚悟した壮絶な響きを感じるのです。私は気が気ではありません。

しかし、このように書きながら、一方ではホグワーツこそ世界のどこよりも安全なのではないかとの考えも否定できなくなってきます。
5巻の閉心術の授業で、中に住む者の体と精神的安全が保証されていると説明しているように。「騒ぐ必要ない」のは安全だからで、「なら、逃げろ」はうるさいから、或いは足手まといになりそうだから遠ざけようとして言っているのかもしれないとも思います。

そのような考えがあることを否定できないながらも、私はスネイプ先生を信じています。
スネイプ先生は人にどう思われようと、何と言われようと、ホグワーツに骨を埋める気ではないかと思います。その覚悟を感じているからこそ校長はスネイプ先生を信頼しているのだと思うのです。

● COMMENT ●

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント下さった方へ

まさにその一文「我々は仲間の名前を全部知ることはありませんでした」によって、一緒に活動したことがあるのではないかと思っています。

この記事を書いた7年近く前は、当然まだ結末を知らなかったわけですが、7巻を読んだ今もあまり解釈に大きな変化はありません。
7巻33章で「いままで何人の男や女が死ぬのを見てきたのじゃ?」とダンブルドアに聞かれたスネイプ先生が「最近は、私が救えなかった者だけです」と答える場面がありました。
基本的にスネイプ先生は「救えるものは救う」という方針だったのだと思います。たとえカルカロフが仲間を売るような卑怯な人物であっても「だから死んでも良い」とスネイプ先生は考えなかったのではないかと思います。
そんなわけで、あながち上っ面だけの言葉ではないような気が私はしています。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント下さった方へ

続けてコメントありがとうございます!
『優しい』というか、『命の重みを知っている人』というイメージです。
リリーを亡くして初めて知った、という感じ。相当痛い目に遭ってやっとわかったというか。
若い頃は闇の実態がわかっていなかったのだろうな、と思っています。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント下さった方へ

そうですね、私も破れぬ誓いを結んでいなくてもドラコを守ったのではないかと、思います。
そしてドラコも、若い頃のスネイプ先生同様、ヴォルデモートに忠誠を示すことがどういうことか、痛い目を見て(自分や家族の命の危険にさらされて)初めてわかったのだと思います。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://legilimens.blog68.fc2.com/tb.php/65-7095a034
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

「いつもと変わりない」 再考  «  | BLOG TOP |  » 髪を解き放ち、羽目をはずすチャンス 

拍手コメントについて

拍手コメントをいただいた時は、その記事のコメント欄にお返事いたします。

プロフィール

二尋

Author:二尋
スネイプ先生への愛を語らずにはいられません。         

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

スクロール式になっています

前ブログからの訪問者数

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。