topimage

2017-08

個人授業中 - 2014.11.09 Sun

最近Pottermoreで不死鳥の騎士団の一部が公開され、その中に、私の好きな場面の抜粋があって嬉しくなりました。

この場面、7巻を読む前はさらっと通り過ぎてしまい、5巻を語っている時は特に取り上げていませんでしたが、7巻を読んでからはまた違うものに見えてきました。
まずどの場面だか、Pottermoreではどのように引用されているのか、画像をご覧ください。
トレローニー解雇される
26章の一場面

ハリーは閉心術を学ぶため、スネイプ先生の個人授業を受けます。
何度目かの授業で、ハリーはプロテゴを使いスネイプ先生の過去のいくつかの場面を見てしまいました。
ハリーに見られたことで自分でもその記憶を見てしまい、「もうたくさんだ!」とハリーを突き飛ばしたスネイプ先生ですが、その後も授業を続けました。
そして、闇の帝王がハリーの思考(夢)に入り込んで植え付けた「神秘部」に向かう映像を、スネイプ先生も目にします。扉の先まで見てしまったハリーにスネイプ先生は、自分の記憶を覗かれた時より怒りました。

それはダンブルドアがハリーに見せたくなかったヴォルデモートの思考で、これ以上見せないためのスネイプ先生の個人授業でしたから、個人授業開始から二ヶ月以上経過しても闇の帝王の思考への侵入を阻止できないハリーに、スネイプ先生が苛立ったのも無理はありません。

思春期のハリーも負けずに口答えし、スネイプ先生がヴォルデモートのことを闇の帝王と呼ぶことを「死喰い人がそう呼ぶのしか聞いたことがない」と挑発します。
唸るように口を開いたスネイプ先生は、頭上で響いた女性の悲鳴に天井を仰ぎました。
そして上の画像に示したセリフ「ここに来る途中、何か異常なものは見なかったか?ポッター?」と聞き、もう一度女性の悲鳴が聞こえたところで、杖を構えたまま部屋を出ていったのです。

7巻まで読むと、スネイプ先生はハリーを守ることでリリーへの愛を示し罪を償おうとしているように見えます。実際そうだったろうと思いますし、作者もPottermoreで以下のように言っています。

「彼(ダンブルドア)が「憂いの篩」に「想い」を注ぐと、ハリーの顔がスネイプの顔に変化します。ダンブルドアは、スネイプとハリーの間に隠された因縁(スネイプがハリーの母親を愛していたこと、そして彼が今、非常に渋々ながら、彼女に義理立てしてハリーを守ろうとしていること(that Snape was in love with Harry's mother, and is now -though immensely grudgingly - honour-bound to protect him))があることを、自らに思い出させようとしているのです。[Pottermore 4巻30章「憂いの篩」(ペンシーブ) 新着コンテンツ]

スネイプ先生が、非常に渋々ながら(though immensely grudgingly )、リリーに義理立てして(honour-bound)ハリーを守っている、というのは、作者によって決定されたわけですが、それでも、スネイプ先生がホグワーツにいる理由は、ハリーを守るためだけじゃないと私は思っていて、その証拠の一つがこの場面なのです。

ハリーを闇の帝王から守るのは何をおいても最優先だったはずで、まさにそのために授業をしていた時に、頭上から女性の叫び声と騒ぎを聞きつけ、ハリーを放って部屋を出たのです。
もしこの時ハリーの身に災いが起こりそうだったら、スネイプ先生は他のことに気を取られたりせずにその場でハリーを守っただろうとは思います。でも、この時ハリーは閉心術を修得出来ておらず、スネイプ先生はとても熱くなっていました。それはつまりこの先のハリーの身の危険を案じてのことだと思うのですが、そんな時に叫び声が聞こえ、ハリーに教えることより上に様子を見に行くことを優先させたのです。

ダンブルドアの傀儡のようにも、リリーだけに執着していたようにも言われるスネイプ先生ですが、やはりそれだけではないと、見る度に確信を強める場面です。

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スネイプ先生への愛を語らずにはいられません。         

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