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2017-06

ファッジへの態度 - 2005.09.01 Thu

「恐れ入ります、大臣閣下」
3巻21章冒頭でファッジに「君が居合わせたのは幸運だった」と言われた時のスネイプの返事です。さらにマーリン勲章勲一等ものだと言われて「まことにありがたいことです、閣下」と答えるスネイプ。

最初に読んだ時でさえ、ちょっとこの口調に違和感を覚えました。
いつも偉そうなのにこの媚びた感じは何?権威の前ではこの人はこういう態度をとるの?と。
4巻でファッジに向かって闇の印を見せたスネイプを知る今となってはなおさらです。
スネイプがファッジごときに媚びたりするのでしょうか。

で、原文は‘Thank you ,Minister.’となっています。これは特に媚びた印象は受けないのですが、どうなのでしょう?訳者の印象でこの口調になったということでしょうか。
もしかしてハリー視点だけでなく、今までのすべての描写において訳者視点が入っていたということでしょうか。気が付きませんでした。考えてみれば、読む人によって口調は様々ですよね。媚びへつらった言い方、慇懃な言い方、そっけない言い方、うれしそうな言い方…
ここでのスネイプはファッジに媚びたり、勲章を心から喜んでいるわけではないと私は思います。言い方は丁寧だとしても。

でも、そう考えて読むと、日本語も別に媚びているようには感じなくなってきました。表面的な会話のようにも思えます。要は読む人次第ということでしょうか。

● COMMENT ●

過去のコメント

訳語の印象 (kmy) 2005-09-02 09:27:52

訳語によって、印象は変わりますよね。3巻のトレローニー先生の「あたくし、・・・ですわ」「ごめんあそばせ」はなかなか好きなのですが、ルーナの「もン」はちょっと受け入れがたい語尾でした。これも読み手次第ということなのでしょうけども。スネイプ先生の「我輩」という役も強烈ですけど、邦訳1巻から入ると、そう違和感がないような気もしてしまいます。それでも翻訳は大変なことですし、「誰からも気に入られる訳」は無理でしょうね。
本題の大臣にこびる媚びているような印象、確かに感じました。今思うと、勲章ごときで心が動かされる方ではありませんね、スネイプ先生という人は。小手先のことよりも、ずっと先を見通している、そういう人なのだとつくづく感じるこのごろです。







人物のイメージ (二尋) 2005-09-02 22:47:39

kmyさん、コメントありがとうございます。

5巻まで全て邦訳のみを読んできました(3巻の原書は5巻読了後に買いました)
「我輩」も他の登場人物の口調もそういうものだと思っていたので、ほとんど違和感はありませんでした。
先に原書を読んだ場合は随分印象も変わってくるのでしょうね。
今回初めて原書を先に読んでいますが、私なりの新しい登場人物のイメージができています。邦訳6巻ではどのような人物として登場するか楽しみです。


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