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2017-08

スピナーズ・エンドの場所2 - 2014.04.01 Tue

スピナーズ・エンドの場所については、以前から考えていましたが、なんとPotternmoreにそのヒントが載っていました!と言っても、実在の場所のヒントではなく、物語中の架空の場所のヒントですが。

以下Pottermoreのネタバレがあります。
キャラクターの心情に関するネタバレも含みますので、まだ知りたくない方はご注意ください。



Pottermoreに書かれていたヒントとなる一文を引用します。
Petunia Evans, forever embittered by the fact that her parents seemed to value her witch sister more than they valued her, left Cokeworth forever to pursue a typing course in London.( Vernon & Petunia Dursley/ The Cupboard Under the Stairs /2: The Vanishing Glass/ HARRY POTTER and the Philosopher's Stone /Pottermore)
魔女の姉妹を持つペチュニア・エバンズは、どうやら両親が自分よりもリリーを大事にしているようだという事実に、ずっと苦しんでいました。そこでコークワース州に別れを告げ、ロンドンでタイピング教室に通うことにしたのです。(ポッターモア 日本語版第2章『消えたガラス』階段下の物置、「バーノンとペチュニア」より)

ペチュニアが別れを告げたコークワース州には、彼女の両親が住んでいる、つまりセブルスとの出会いのあったあの公園もコークワース州にあるのではないかと思われます。
もちろん、これはペチュニアとリリーが住んでいた家がコークワース州にある、というだけでセブルスの家までそうだとは限りません。
出会いの公園からは巨大な煙突も家並も遠くに見えたし、ペチュニアが「この人たち、川の近くのスピナーズ・エンドに住んでいるのよ」(7巻33章p.414)と言っているのを見ても彼女たちの家とは少し離れている印象を受けます。
が、子どもであるペチュニアが「スネイプ」という名を知っていたり変わり者の一家か何かのような認識があるところを見ると、同じ自治体に所属しているのではないかと思われ、やはりスピナーズ・エンドもコークワース州にあると考えるのが妥当かと思います。

コークワース州。
何度か調べたことのある架空の場所です。
1巻で、執拗に届くハリー宛ての手紙から逃れてバーノンが駆け込んだホテルのある場所です。
プリベット通りのあるサレー(サリー)州は、実在するのに、一度だけ立ち寄ったホテルが架空の州にあることを以前から不思議に思っていました。
それはつまり、ここが重要な場所だったからなのですね。
また、手紙から逃れようとしたバーノンが、一日中飲まず食わずで車を走らせた後、結局ペチュニアの故郷に近いところに行くあたり、親しみを覚えます。原文を見ると「州」とは書かれていないのですが、手紙の宛名の住所の位置から、州となっているのでしょうか?ちょうどサレー州(Surry)に相当する位置に書かれているから。

Mr H. Potter
The Cupboard under the Stairs
4 Privet Drive
Little Whinging
Surrey

階段下物置の時

Mr H. Potter
Room 17
Railview Hotel
Cokeworth

レールヴューホテルの時

ホテルや町の記述を拾ってみます。
・どこか大きな町はずれの、陰気くさいホテル
・湿っぽい、かび臭いシーツ
・かび臭いコーンフレーク
・言葉に訛りのある女主人(Excuse meに代わり'Scuse meを、hundredではなく'undredを使っている。他の違いは私にはわからず)
・ホテルの名前はレールヴューホテル(Railview Hotel)

一方スピナーズ・エンドの記述は。
・汚れた川、草ぼうぼうでゴミの散らかった土手
・廃墟になった製糸工場(原文ではmill)
・製糸工場の名残の巨大な煙突
・川と石畳の道を古い鉄柵が仕切っている
・荒れ果てたレンガ建ての家
・何本か壊れた街灯
・板が打ちつけられた窓や壊れた窓
・夜風に乗って運ばれてくるどぶ川の臭気

どちらからも寂れた街が想像されます。
一度は工業が栄え、今は廃れた街。
スピナーズ・エンド(spinner's End)のSpinner(紡績工)から紡績に関わる工業の栄えた街ではないかと推測できます。コークワース(Cokeworth)からは石炭から作られる燃料コークスも連想され、コークワース全体が工業都市だったのだろうかと思いました。
ホテルの名前を見ると、鉄道も通っていそうです。もっとも、工場があるのに鉄道が走っていない場所をイギリス内で見つける方が難しいでしょうけれど。

ホテルのシーツも朝食に出たコーンフレークも、かび臭いものでした。
これはあまり宿泊客がいないことを想像させます。
やはり、街全体に活気が無い印象が強いです。

女主人が訛っているのはどうでしょう?
よそから来た人という可能性は、使用人よりは低い気がします。もしかしたら作者からの何かのヒントかもしれませんが、残念ながら英語に詳しくない私にはわかりません。Excuse meを'Scuse meと言うことはイギリスに限らずあるようですし…。私にはわからなくても、イギリスでは候補地が挙がっているかもしれません。

依然としてスピナーズ・エンドの場所は謎に包まれていますが、この分だとPottermoreで明かされる日もそう遠くないかもしれません。その前に、できるだけ自分の力で探すことを続けていきたいです。

それにしても、1巻の、まだハリーが魔法使いともわかっていない時期に、ペチュニアやリリーやスネイプ先生にゆかりの地をさりげなく出してくる作者には、本当に感服しました。

● COMMENT ●

ストーリーに付箋が多いとはいえ、
これは流石ですね

スピナーズエンドの場所が気になります。
なんとか特定したいものですが…。

>changさん

物語が完結してから明らかにされるとは思ってもみませんでした。
結局、この記事の後、スピナーズエンドがコークワースにあったと、明言されました。
本当、なんとか特定したいです。


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