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2017-11

続・肖像画 - 2013.12.22 Sun

スネイプ先生亡き後の肖像画については以前語ったことがあります。
肖像画
発言の意図

その後、スネイプ先生の肖像画に関しては新たな情報を目にしていないのですが、ホグワーツの肖像画についてはPottermoreでローリングさんが新しいことを書いています。
英語のサイトではその記述は読み飛ばしたのですが、日本語サイトが出来てからやっと読み、その内容に驚愕しました。
今Pottermoreは誰でも登録でき、日本語版も出来たとはいえ、古いPCなどからは閲覧できず、ファンの共通の認識とするのは難しいものもあるので、続きは隠します。
Pottermoreのネタバレが大丈夫な方は、続き以降をお読み下さい。

文中、引用は全てPottermore 3巻8章『太った婦人の逃走』の前半『切り裂かれた肖像画』に含まれる『肖像画』の項目(http://www.pottermore.com/ja/book3/chapter8/moment2/hogwarts-portraits)からです。

ローリングさんの新情報でまず驚いたのが
肖像画に描かれた人物についての、「肖像画を見る者とどの程度のかかわりを持てるかは、画家の腕ではなく、描かれた魔女や魔法使いの能力によって決まります」という説明でした。
描かれた魔法使いの能力によって決まるなら、スネイプ先生の肖像画があった場合、結構かかわりが持てそうな期待があります。

さらにローリングさんは肖像画について以下のように説明しています。、
・魔法の肖像画を描くとき、魔女や魔法使いの画家は当然、魔法を使って絵が普通に動けるようにする
・肖像画はモデルのお気に入りの言い回しを口にしたり、普段の振る舞いをまねしたりする
・しかし、こうした肖像画たちはどれも、自分たちの生の複雑な側面について深く議論することはできない
・あくまで画家の目で見た、生きたモデルの肖像にすぎない

肖像画の人格は必ずしも生前のモデルに忠実に再現できているとは限らないのですね。しかし、ホグワーツの校長の肖像画についての説明を読むと、人格の再現に向けてモデルも生きている間かなり努力していることが伺えます。

・校長の肖像画は亡くなる前に描かれるのが伝統
・モデルとなった校長は完成した肖像画をしっかり鍵を掛けて保管し、定期的に物置(その他、好みの保管場所)の中の肖像画を訪ねる
・肖像画が自分とそっくりに振る舞えるよう指導し、有益な記憶や知識のすべてを授ける
・一部の校長の肖像画が持つ知識の深さや洞察力の鋭さについては、現職の校長以外に誰も知らない
・ただし、何世紀もの間に校長室を訪れた生徒たちのごく一部は、部屋に入ったときに目にする肖像画たちの見るからに眠そうな顔が、必ずしも本当の姿ではないことに気づいている

校長に就任すると生きている間に肖像画を描かせるということはわかりますが、その肖像画を保管した場所を定期的に訪ねて自分そっくりに振舞えるよう指導するというところが驚きです。
ダンブルドアは高齢でしたし、大きな計画を立てていましたから、少なくともハリーが入学した頃には絵を描かせ、かなり頻繁に訪れていたのではないかと思います。特に亡くなる前の一年間は、命の期限を知っていたわけですから、それは入念に肖像画を指導したことと思われます。場合によっては絵に計画を説明させなければならないことも想定して。

では、スネイプ先生は?
スネイプ先生は校長職に就いた時、かなり身の危険を自覚していたでしょう。そういう場合、普通の校長ならば早めに肖像画を描かせるに違いありません。
一方でスネイプ先生の性格的には、自分の肖像画が校長室に掛けられることは望まないような気もします。本人がそこに縛り付けられるわけではないにしても、死後も人の目に晒され続けることはスネイプ先生の本意ではなさそう。

けれども、結局スネイプ先生は肖像画を描かせたのではないかと私は思っています。ダンブルドアに託された使命を果たせなかった場合は考えたでしょうし、なんだかんだ言ってスネイプ先生はホグワーツを愛していたと思うからです。有益な記憶や知識は持っているとの自覚もあって、現役校長を助けるために微力ではあっても力を貸そうと考えるのではないかと思うのです。
実際、ローリングさんの言葉からは、「絵が無いから飾れない」ではなく「職を放棄したから飾ってもらえない」というニュアンスも伝わってきます。

スネイプ先生の肖像画は既に描かれていたとしたら…。
いい加減な口調や仕草などは許せないように思います。忙しい任務の間に指導に行ったでしょうか。ハリーが死ぬべき時に死ぬ運命にあることも、万一に備えて言わせるつもりだったかもしれません。同じ部屋にあるダンブルドアの肖像画がその役を担ってくれたかもしれませんが、念のために。
自分そっくりに描かれた絵に向かって厳しく指導するスネイプ先生の姿を想像すると頬が緩んでしまいます

なのに!死後すぐにその肖像画が掛けられなかったなんて!
どこか鍵のかかった保管場所で、モデルの定期的な訪問の途絶えたスネイプ先生の肖像画が放置されていると考えるのは、私にはあまりにも辛すぎます。
ハリーが尽力すると想像したローリングさんの言葉通り、いつか日の目を見ることがあって欲しいです。
その時は、スネイプ先生本人によって厳しく指導された完璧な肖像画が現れるのも良いけれど、1年に満たない任期の中で、あまりにもたくさんの任務に追われ肖像画の指導なんぞに十分時間を割けなかったことが伺えるような、ちょっとどこかに間違いのあるようなスネイプ先生が絵の中に居る、というのを想像するのも楽しいです。

● COMMENT ●

二尋さんこんにちは。
肖像画のことは私もずっと気になっていたので、新たな事実が分かったことは・・・歓迎すべきことなのでしょう。
手放しで喜べないのはやはり、今現在先生の肖像画がどこか狭くて暗く寒い場所に置かれていて、誰からも顧みられていないような状況を想像してしまうからです。先生・・・何をしているのかな。
私も先生は肖像画になって人目に晒されることは嫌がると思います。そもそも、校長に就任したのだって先生の本意ではなかった気がしますし。
でも、やはり二尋さんのおっしゃる通り、先生がホグワーツを愛していたのは事実と思うので、渋々ながらも結局は描かれたのではと思います。
こういう発言をするローリングさんの真意が知りたい。

The Deathly HallowsのDVDを観まして、私、ここ数日、ぐさぐさと来ております。
先生のシーンは、いくら見ても涙が流れます。Alan Ricmanフィルターを通した先生が、私が思ったことを演じていました。杖の所有権をヴォルデモートに語られ、最後の最後で、悟ったように、真実が身体に降りていくように、あぁ。とした顔をしたのは私の想像と同じでした。そう、私は先生が、ダンブルドアにマルフォイの代わりになるよう言われたことが、死刑宣告をされたことだったのだと悟ってから亡くなったのだと思っているのです。
ダンブルドアが憎い。確信犯だとしか思えません。
でも原作者はダンブルドアが亡くなったのが一番悲しいと言う。
同時に7巻原作も読み進めております。が、本当に、つらいです。

3巻読書会、楽しんでくださいね。
なんと第3子が来夏やってくることが分かり、今はツワリ中です・・・

>あいぼさん

あいぼさん
コメントありがとうございます。

> 手放しで喜べないのはやはり、今現在先生の肖像画がどこか狭くて暗く寒い場所に置かれていて、誰からも顧みられていないような状況を想像してしまうからです。
ああ、その想像が、とてつもなく辛いです。
そして、ローリングさんの真意を知りたいというお気持ち、すごくよくわかります。
7巻でヴォルデモートを倒した後の校長室にスネイプ先生の肖像画を登場させなかったことは意図的だった、との発言を知った時、もう激しく心を揺さぶられ、怒りと悲しみの矛先を作者に向けました。何で作品を発表した後にこんなに心をかき乱すようなことを発表するんだ、と。「スネイプ先生が望まないから」以外の理由などとても受け付けられませんでした。

7作目の映画、アランさんの表情をあいぼさんは、ダンブルドアの計画で自分は捨て駒だったと悟った表情だと見ていらっしゃるのですね?ああ!そういうつもりであの表情をしているのだとしたら、あまりにも辛すぎます。
原作では、あの場面スネイプ先生はハリーの目を通してデスマスクのようとしか表現されていないのでどんな気持だったか推し測るにも限界があるのですが、私としては気付かないまま逝って欲しかったです。切れ者のスネイプ先生ですから、通常ならヴォルデモートのニワトコの杖に関する説明とダンブルドアの依頼が結びついて自分が囮だったと気付くと思いますが、この時ばかりはそこまで思考を巡らす余裕がなかったと思いたいです。残酷すぎて私には耐えられないので。
しかし、その時のスネイプ先生の思考回路もいつか作者によって語られるかもしれません。みんな種明かししてしまったら、色々想像して議論する読者の楽しみがなくなってしまいますね。

おお!3人目のお子さんを宿されましたか!おめでとうございます。
3人目であってもツワリはありますよね。私もそうでした。
上のお子さんたちがまだ小さいので身体への負担も大きいと思います。くれぐれも無理せず、温かくしてお過ごし下さい。


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