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2017-08

フィニート インカンターテム - 2013.11.07 Thu

先日映画「死の秘宝パート1」を見ていたら、関係ない場面でスネイプ先生を思い出しました。

ポリジュース薬で別人になりすましてトリオが魔法省に先入した時のこと、水漏れを直すようヤックスリーに言われたカターモール姿のロンが途方に暮れていると、ハーマイオニーが「フィニート インカンターテム」を使うよう言ったのです。
呪文を聞いて瞬時にスネイプ先生を思い出しました。
ちなみにその場面、本でも同じ呪文をまず試すようハーマイオニーは勧めています。

『フィニートインカンターテム 呪文よ終われ』は2巻の決闘クラブの場面で初めて登場しました。スネイプ先生が「『フィニートインカンターテム(Finite Incantatem)!』」と叫ぶと、ドラコに『タラントアレグラ』をかけられて勝手にステップを踏んでいたハリーの足も、ハリーに『リクタスセンプラ』をかけられて止まらなかったドラコの笑いも止まりました。(想像してみるとドラコが動くことさえできないほど笑い転げている前でハリーがクイック・ステップを踏んでいるというのも相当面白いです。それを止めるスネイプ先生は、きっと可笑しくもなんともないという表情で淡々とあるいは苦々しげに止めただろうと思います)

この決闘場面は、スネイプ先生が後にハリーがヴォルデモートを倒す時に使った武装解除呪文『エクスペリアームス』のお手本を示した、という点でとても重要だと考えていますが、『エクスペリアームス』だけでなく地味に重要な、呪文を終わらせる魔法も使って見せていたのですね。

このフィニートインカンターテム、結局ヤックスリーの部屋の雨漏りを直すことは出来なかったようですが、実はかなり有用なのではないかと思っています。ハーマイオニーが、まず一番最初に試すように助言したのがこの呪文で、「呪いとか呪詛で降っているのだったら、それで雨はやむはずよ」(7巻12章p.354)と言っています。この時ハーマイオニー言う「呪い」は「hex」で、「呪詛」は「curse」です。
curseにも効くんですね!

呪文の定義についてはかつてローリングさんのサイトに分類されていましたが、今は公式サイトがリニューアルされて内容が変わってしまいました。Pottermoreに書かれているかもしれませんが、先日日本語版を始めたばかりで、その辺確認できていません。(英語では詳しく説明読んでません)
が、とにかくcurseは強度の呪い、闇の魔術であるようですから、それを止めることができるのは相当のものだと思われます。

スネイプ先生、1年生の初授業のベゾアールといい、決闘クラブの武装解除呪文とこのフィニートインカンターテムといい、ハリーの低学年時に基本的な身を守る術(すべ)をなんとか教えようとしているように見えます。
魔法薬の先生として、大抵の毒に効く解毒剤を一年生の初授業時に実習に先立って教え、本来なら他の科目の先生が教えるべき呪文までも、機会を捉えて早期に教えていたのではないかと思えます。
それが意図したものでなかったとしても、スネイプ先生が教えたりお手本を示したものが、結果として後々生徒たちの身を守るものになったことに、私は誇りを感じずにはいられません。

● COMMENT ●

その呪文『フィニートインカンターテム』は面白いんですね。確かにスネイプ先生以外、ただ5人がその呪文を使いました。呪いと呪詛と他の使用は自宅の扉を開くの前にその呪文を使うべきだと言います。(harrypotterwikia.comより)このサイトの使い方はpottermoreより最も安いんですが、全てが英語だけで書いてあります。

はじめまして

みどりさん、はじめまして!
コメントありがとうございます。
お名前と同じく文字も緑なんですね。
harrypotterwikia.comは私もこの記事を書く時見ました。スネイプ先生より先に使った人がいないか確認しようと思って。とても役に立つサイトですよね。

以前もコメントしたことがありますが

前回コメントした時のHNを忘れてしまったので、初めましてです。

>この決闘場面は、スネイプ先生が後にハリーがヴォルデモートを倒す時に使った武装解除呪文『エクスペリアームス』のお手本を示した、という点でとても重要だと考えていますが

この部分に、とても共感しました。私も前から思っていたことなので。
最終巻で、ロンは、ハーマイオニーに「あなたはそれでも魔法使いなの?」(これは、一巻でロンがハーに言ったことでもありますが)と言われて、「ウィンガイディアム・レビオーサ(Wingardium Leviosa)」を使いましたが、この呪文は1巻で、一番最初にロンがハーから教わった呪文でしたよね。大切な人から、最初に教わった呪文が、いつまでも強く印象に残っていて、本当に必要な時に自分を守ってくれる特別な呪文になっていたのだと思います。
ハリーの場合も同じことがいえ、スネイプが教えてくれた「エクスペリアームス」が、ハリーの代表的な技となり(スタンにエクスペリアームスを使った後で、リーマスにもそう指摘されていましたよね)、最後にヴォルデモートを倒すときにも使ったのは、スネイプが教えてくれたこの技でした。

ハリーにとってエクスペリアームスは、特別な人が教えてくれた特別な呪文で、危険な目に遭った時にいつも守ってくれるものだったのだと思います。確かにハリーはスネイプが死ぬまで、スネイプのことを憎んではいたけれども、それでもやはり「特別な人」だったと思います。

コメントありがとうございます!

“シーオー”さん、はじめまして。

7巻でウィンガーディアムレビオーサが出てきた時も、その前の「それでも魔法使いなの?」というセリフも、さらにその前ハリーとロンとハーマイオニーの3人が透明マントに隠れて移動するところも、全部一巻をなぞっているようで、非常に興味深いです。
初めと終わり、というところに意味はありそうですね。

スネイプ先生のエクスペリアームスが結局ハリーを救ったと気付いた時には誇らしさでいっぱいでした。(その気持ちをこのブログか日記に書いた気がするのですが、見つけられず狐につままれたような気分です。そういうことが最近多いです)
スネイプ先生がリリーへの愛に生きたことより“先生”である側面が私にとっては大事なので、教師としてハリーに影響を与えた部分を実感できるのが嬉しいです。
「特別な人」まさにそうですよね!死後ではあるけれど、さらにそれをハリーが自覚したと思われるところも良いです。

シーオーさん、ロンとハーマイオニーのやり取りを交えて考察されるあたり、よく本を読みこんでいらっしゃると感じました。以前はどの記事にコメント下さったのか気になります。思いだしたら教えて下さい。
コメントありがとうございました。またいらして下さいね。


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