topimage

2017-08

スネイプの恨み - 2005.08.15 Mon

「スネイプの恨み」3巻14章のタイトルで、原文では、
Snape's Grudgeです。
grudgeの意味は私の辞書には恨み、遺憾、悪意などとありました。「悪意」だと違った意味になりますが、例文を見ると、恨みの意味で使われることが多そうですから、ここは邦訳通り、「恨み」で考えていこうと思います。
「スネイプの恨み」って何でしょう?3巻を読んだ時点では、ハリーの父親が友人と一緒に仕掛けた悪戯のために、危うく死に至るところだったことを指していると思いました。もちろん、そのことを指しているとは思いまが、5巻を読んだ後では、もう少し広い意味でのいじめなどを含んでいるような気がします。
忍びの地図に現れたムーニー、プロングズ、パッドフット、ワームテールの4人からのメッセージを見てスネイプは即ルーピンを呼びました。
ハリーが「羊皮紙」を直接に製作者から入手した可能性を指摘するスネイプに対し、「この連中の誰かからという意味か?」などとしらばっくれるルーピン。4人に心当たりがない風を装うルーピンにスネイプは「君はムーニーと呼ばれていなかったか」などとは言っていないところをみると、あだ名は知らないようです。疑いながらも証拠を突きつけることは出来ないのですね。
ただ、地図上に現れた4人の言葉から直ぐルーピンを連想できたということは、かつて4人組にそのような言葉で何度も話しかけられたということではないでしょうか。そんなことから、散々言われた悪口、いじめを含めた「恨み」ではないかと考えています。
また、「恨み」という言葉には時間の経過が含まれているように感じます。この瞬間の感情ではなく継続した感情、蓄積した思いを感じる言葉です。先生、ずっとそんな思いを抱えていたのでしょうか。どんな気持ちで地図上に現れたメッセージを読んだのでしょう?
以前はこの場面、おかしくてにやにやしながら読んだのですが、今の私には笑うどころか、とても辛い場面です。

● COMMENT ●

過去のコメント

あだ名談義(笑) (きじゅ) 2005-08-20 02:26:42

私もこのシーンを初めて読んだ時には、いつも嫌な感じのスネイプ先生の悪口を、こんなに気持ちよく言ってくれるなんて、楽しくてしょうがない…と思ったものです。言われる側の身になって読んでみれば、これは自分では直しようのない身体的特徴をあげつらって侮辱した、残酷な文章です。しかも、頭の切れるスネイプ先生に向かって"idiot"とは何事か!ぷんすか!と怒らずにはいられません。

スネイプ先生は、4人のあだ名を知らなかったのでしょうか?
5巻、先生の学生時代の記憶の中で4人は、ムーニー、ワームテールなどと呼びあっていました。憂いの篩が映し出すものが、記憶の持ち主の体験したものであるならば、スネイプ少年にも4人の会話が聞こえていたことになります。でも、いきなり武装解除されたスネイプ少年の様子から見ると、聞こえていたようには見えませんね…(この憂いの篩の機能、よくわかりません。自分には見えていなかったはずの、自分自身の像も映るわけですし(^^;)。

もしこのときの会話が耳に入っていなかったとしても、7年間も4人組と敵対し続けてきた先生が、4人のあだ名を全く知らないとは思えないのです。そこで、先生があだ名のことを知っていたと仮定して、なぜこの場面でルーピンに問いたださなかったのか、考えてみました。

ルーピンのあだ名が「ムーニー」であったことを言えば、ルーピンが人狼であることへのヒントにもなり、しかもこの羊皮紙の製作者であると非難することも出来て、一石二鳥のはずです。ところがそれをしなかった。想像ですけれど、先生は、過去にルーピンと関わりがあったことを、ハリーに知られたくなかったのではないかな、と思います。ルーピンと仲良くなったハリーが、過去のスネイプのことを、根掘り葉掘り聞き出そうとすることを避けたかったのではないでしょうか…って、あまり説得力ないかな…(汗)。

長文、失礼しました






他人への関心 (二尋) 2005-08-22 20:20:12

きじゅさん、コメントありがとうございます。
長文、大・大・大歓迎です。

>これは自分では直しようのない身体的特徴をあげつらって侮辱した、残酷な文章です。
3巻だけは以前から原書を持っていて、この部分を読んだ時、私も感じました。今思えば、5巻での憂いの篩の様子も頷ける文章ですね。

>この憂いの篩の機能、よくわかりません。
本当に謎です。自分自身の姿が見えるのが一番不思議。視界に入っていないことも記録として残っていますしね。

>先生があだ名のことを知っていたと仮定して、なぜこの場面でルーピンに問いたださなかったのか
>過去のスネイプのことを、根掘り葉掘り聞き出そうとすることを避けたかったのではないでしょうか
そうか、「あだ名を知っていて問いたださなかった」そんな風にも考えられますね!
月に1度姿を消すルーピンの行動に非常に興味を持つくらいだから、それほど他人に無関心というわけでもなさそうですものね。会話も盗み聞きしてたりして、やっぱり知っていたのかなあ。
ここでハリーを逃がすことになったとしても、過去を知られたくないために問いたださなかったとしたら、とても切ないです。







こんにちわ (ラスティ) 2006-01-05 14:51:05

初めまして。ラスティといいます。
検索からやって来たのですが、とても細かく鋭い考察に驚き、今1巻の記事から順に追って読ませて頂いています。

私は地図に現れた文字を見て教授がルーピン先生を呼び出したのは、あだ名を知っていたからではなく、書かれてある内容からだと思っていました。
3巻が今手元にないので、うろ覚えなのですが「ドロドロ頭を洗うよう申し上げる」「余計なおせっかいはしないよう忠告する」という内容だったと思いますが、学生時代相当悪口を言われていただろうから、すぐピンと来たのではないかな、と。(何

でも5巻を読むと(下・28章P349~)で4人組はバチッリあだ名を使用しているんですよね(笑)
どれが誰だったかは覚えていないにしろ、彼等が関係していたことは明白なわけですから、それを判った上でルーピン先生を呼び出したのですねww
考えれば考えるほど、奥が深い!(笑)






やっぱり知っていた? (二尋) 2006-01-05 22:01:19

ラスティさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
また、古い記事も順に読んでくださってありがとうございます。

>教授がルーピン先生を呼び出したのは、あだ名を知っていたからではなく、書かれてある内容からだと思っていました。
私もそう思いました。
5巻のスネイプ先生の記憶に、あだ名で呼び合う4人組がいるので、やっぱりあだ名を知っていたと解釈するのが妥当でしょうか。4人の会話が聞こえていたなら、ジェームズ達の攻撃を避けられたようにも思うのですが。
あだ名は知っていたけど、地図を見たときは敢えてルーピン先生にはその点を指摘しない何らかの理由があったのでしょうか。よくわかりません・・・

ラスティさん、またいらしてくださいね。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://legilimens.blog68.fc2.com/tb.php/47-4cf8fbe5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

クィディッチの才能 «  | BLOG TOP |  » 有名人ハリー・ポッター

拍手コメントについて

拍手コメントをいただいた時は、その記事のコメント欄にお返事いたします。

プロフィール

二尋

Author:二尋
スネイプ先生への愛を語らずにはいられません。         

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

スクロール式になっています

前ブログからの訪問者数

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

ブログ内検索

RSSフィード