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2017-05

選択授業 - 2013.05.06 Mon

以前オフで語り合った際、学生セブルスは、選択授業に何を選んだか?という話題が出ました。
学生セブルスの人物像によってここはとても意見の分かれるところだと思います。

「好奇心旺盛で、あらゆる分野の学問に興味を持つのではないか」と見るなら、全部選択しそうです。ハーマイオニーのように、タイムターナーを使ったことも考えられます。
「関心と無関心の差が激しく、興味に偏りがあるのではないか」と見るなら、見向きもしない科目もありそうです。
私のイメージする学生セブルスは、興味に偏りのある後者です。
では、私のイメージする学生セブルスは、どの科目を履修するのでしょう?ちょっと真剣に考えてみようと思います。

まずは、ハリーたちの選択科目選びから見てみます。
選択科目が登場するのは、三年生からです。
どの科目を選択するか考える課題が出たのは、二年生のイースター休暇の時でした。
この場面(2巻14章p.372~374)で出てきたのは、『数占い(Arithmancy)』『古代ルーン文字(Study of Ancient Runes)』『占い術(Divination)』『マグル学(Muggle Studies)』『魔法生物飼育学(Care of Magical Creatures)』の五科目で、これが選択科目の全部だと思われます。
(この時ハーマイオニーは全科目を登録したとあり、後に占い学とマグル学の履修をやめ、十科目でO.W.Lをパスしました。O.W.L試験の必須科目が、『天文学』『呪文学』『闇の魔術に対する防衛術』『薬草学』『魔法史』『魔法薬学』『変身術』の七科目だとすると、残りの三科目が選択科目で、それが占い学とマグル学を抜いた三科目ということで計算が合うからです)

では、この五科目のどれをセブルス少年は選んだでしょう?

『数占い(Arithmancy)』
いきなり難しい。そもそも数占いが何であるのかよくわかりません。
Arithmancyで調べると、アルファベットを数字に置き換えて占う形の数秘術のようなものに見えます。
この「占い」が論理的に証明できるものであるとセブルスが判断するかどうかで履修の有無が分かれそうです。

『古代ルーン文字(Study of Ancient Runes)』
これは履修したと思います。
ルーン文字のみで書かれた文献などありそうですし、「読めないから」という理由で読まない人ではないと思うからです。
また、ペンシーブの縁にはルーン文字が書かれているように、魔法の世界では日常的に目にする機会の多い文字だと思われ、関心を持たないとは思えません。

『占い術(Divination)』
これは履修しなかったと思います。
トレローニー先生はこう言っています。「『眼力』の備わっていない方には、あたしがお教えできることはほとんどありませんのよ。この学問では、書物はあるところまでしか教えてくれませんの」(3巻6章p.136)
マクゴナガル先生はこうです。「『占い学』というのは魔法の中でも一番不正確な分野の一つです。私があの分野に関しては忍耐強くないということを、皆さんに隠すつもりはありません」(3巻6章p.145)
また、ハーマイオニーも「とってもいい加減」「あてずっぽうが多すぎる」(3巻6章p.146)と言ってい、天分とか感性とか生来持っているものに頼るような分野だとわかります。
論理的なスネイプ先生には、理解できないというか、興味のない分野だったのではないかと思います。

『マグル学(Muggle Studies)』
これはどうでしょう?
私は履修しなかったのではないか、という気がします。
ペチュニアへの話し方やリリー以外のマグル生まれを「穢れた血」と呼ぶことに躊躇しなかったことから、マグルに対しては、嫌悪感を持っていることが伺われます。
そもそも、リリーはマグルとしては見ていなかったと私は考えています。むしろ最も魔女らしい、というか魔法界の象徴のように見ていたのではないかと考えています。だから元々「穢れた血」と言わなかったのだと。
もちろん、リリーを傷つけないために言わなかったとも考えられますが、「きみは魔法の力をたくさん持っている」(7巻33章p.417)という言葉には強い憧れがにじみ出ていて、マグルとは一線を画しているように思います。
また、マグルの世界を出てホグワーツに行くことに大きな希望を持っていたようですから、わざわざマグルのことを思い出すような授業は選択しなかったのではないかと思います。決める時期が二年生であることを考えても、選択しなかったのではないか、と思います。
ただ、学生時代に履修しなかったとしても、後に独学で学んだのではないか、という気はしていて、教師時代のスネイプ先生は自分の体験のみに頼る偏ったマグル観は持っていないと思います。

『魔法生物飼育学(Care of Magical Creatures)』
これも難しいです。
魔法生物に対しては興味はあったと考えていますが、「飼育(care)」に関して学生時代のセブルスは興味があったかどうか疑問です。生態を机上で学ぶだけなら、『闇の魔術に対する防衛術』の分野になるのでしょうか。ロックハートやルーピンの授業で生きた魔法生物が出てきましたが。
パーシーがハリーにアドバイスした言葉も気になります。
「兄のチャーリーは外で何かをするのが好きなタイプだったから、『魔法生物飼育学』を取った」(2巻14章p.374)
外で何かをするのはあまり好きではなさそうなセブルスですから、選ばなかったようにも思えるし、意外と動物に触れるのは嫌ではなかったのでは?という特に根拠のない妄想もあったりして(笑)、判断が難しいです。

こうして改めて考えてみると、“私の”学生セブルスはあまりたくさん履修してなさそう。
魔法薬学と闇の魔術と創作魔法に心血を注いでいて他のことに余裕がなかった印象です。
二つ以上選択しないといけないなら、『古代ルーン文字』の他に『数占い』か『魔法生物飼育学』のどちらかと言ったところ。
と書きつつ、オールマイティになんでもこなし、十二ふくろうを取るセブルスも捨て難いです。
また、リリーと同じ教室に居たいがために、リリーの選択科目を無邪気に尋ね、同じ科目を登録するセブルスの可能性も否定できません。何しろ、登録手続きする時(二年生のイースターの時期)は、13歳ですから。

● COMMENT ●

初めまして、Riumと申します。
私もセブルスは好きなものと嫌いなものとが、両極端に思えます。なので、そんなに多くは履修していないと思います。「オールマイティに何でもこなし12ふくろうを取る」スネイプもありえますが、たぶんこれは、シリウスとジェームズでしょうね……きっと。
個人的な見解ですが、セブルスはなんとなく、「アスペルガー症候群」の傾向があると思うんですよね。興味が偏っていて、幼いうちから闇の魔術の知識を大量に有しているところとか、人とのコミュニケーションが苦手なところとか、特異な興味対象(セブルスの場合は闇の魔術)のせいで嫌われたりいじめられたりするところとか……。

はじめまして!

Riumさん、はじめまして!
やはり、好き嫌いが両極端だとお考えなんですね。
知的好奇心は旺盛だったと思うのですが、好きと嫌いの線引きの判断が難しいと感じています。入学の日のホグワーツ特急の中でジェームズたちに言った言葉から、スポーツは軽蔑しているように思いましたが、他の学問への関心の度合いがなかなか判断し辛いです。

私の場合は、スネイプ先生の行動を「症状」と見てしまうと途端に興味がなくなってしまうので、言動の理由をあれこれ考えて楽しむためにも「性格」と捉えていますが、病的なものは確かにあるように思いますし、そう考える方がいらしても不思議ではないと思います。

コメントありがとうございました!
良かったらまたご意見お聞かせ下さい。

そうです、ごめんなさい「病気」ではなく、あくまで「興味が偏っている」という意味です。誤解をまねく表現をしてしまい失礼しましたm(__)m

闇の魔術に詳しい一方で、魔法薬学にも詳しいですし、ホグワーツでも魔法薬学教授と闇の魔術に対する防衛術教授、どちらもこなせるということは、きっとそれだけ多才で優秀なのだと思います。

いえいえ!

Riumさん、再度コメントありがとうございます!
そして、訂正了解です。こちらこそ、誤解してしまい申し訳ありませんでした。

興味の偏りについては、傾向があるような気がします。
闇の魔術に対する防衛術も魔法薬学も、既にあるものを覚えるだけでなく、創意工夫の余地があるものですよね。研究と開発が好きな人なんだろうな、と思います。知識を蓄えたい、というより、自分の力を試したい、というイメージです。

二尋さま、はじめまして。
いつも、二尋さまの見解を見て、納得したり、深く考えてみたり・・・このサイトのおかげで私は相当ハリポタ(特にスネイプ先生)のマニアになったと思います(笑)
選択科目・・・確かに気になります。
スネイプ先生は、選択科目を選ぶとき相当考えると思います。何を選んだらいいか分からないから適当に、なんてことはないでしょう。
占い学はとっていないでしょうね、たぶん。ダンブルドアもあまり興味がなかったようですし。
マグル学はスネイプ先生というより、スリザリン生はとらない気がします。特にスネイプ先生は、後にデス・イーターになるグループに属していたというので余計に。
ルーン文字は二尋さまの意見に賛成です。というか、もし取っていなくても、独学でやっていそうです。
魔法生物飼育学はどうでしょうかね。
魔法薬を扱うに置いて、魔法生物の知識も必要になると思いますが・・・賢者の石での三頭犬フラッフィーにてこずっていた事から取っていない、もしくは苦手かな?と。あれだけでは判断しがたいですが・・・。
でもグリフィンドールとスリザリンが合同らしいですから、リリーが取っていたらもしや・・・。
リリーの選択も気にしていたら、微笑ましいですね。無邪気に聞く先生も捨てがたいですが、ドギマギしながらなるべくさり気なさを装って、手で無意識に何かをイジイジしながら聞く先生も可愛いかなと思います(笑)
今考えたら、9、10歳くらいで恋していた先生はハリー達にくらべて割と早熟な感じがしますね・・・。
すみません、話がそれました。
数占いは取っていそうかな~・・・。
ひどく複雑な数表・・・スネイプ先生好きそうかもしれない(笑)
12科目はとっていなかったと思います。
魔法薬学や闇の魔術の開発や研究や教科書訂正の方に時間を使っていそう。
私もスネイプ先生は好奇心は豊かだけど、偏っていそうだなと思います。
好きなことにとことん力を注ぎ、それ以外はそこそこに。好きなことのためなら、他の事を犠牲にしていそうだな~と。
努力型で優秀な人ですが、首席でないのもそのようなことが関係しているような気がします。

はじめまして!

半熟の玉子さん、はじめまして!
いつも読んでくださって、ありがとうございます
マニアになる手助けができて光栄ですi-237

> スネイプ先生は、選択科目を選ぶとき相当考える
そうですよね。ハーマイオニーはともかく、ハリーたちはかなりいい加減に選んでましたが、スネイプ先生は学生時代でさえそんなことはしなかったと私も思います。

占いはローリングさん自身も好きではないようなことがどこかに書かれていましたが、スネイプ先生が好きそうには見えませんね。
魔法生物飼育学は想像しにくいです。確かにフラッフィーにはてこずってましたね。確かに、その分野に興味があったのなら、対処の仕方も知っていたかもしれませんね!

やはり興味が偏っていると感じられますか。
闇の魔術に対しても偏った見方をしたために、大事な人が何を嫌っているか理解することができず、すごく大きな犠牲を払ってしまいましたi-241
やっぱりちょっと、万能型ではないですねi-229
そうですね、12科目取っている時間があったら、自分の興味のあることの研究や呪文の開発などに時間を使いますよね、全くおっしゃる通りです!

半熟の玉子さん、コメントありがとうございました!
また良かったら、お考え聞かせて下さいね~

ひどく複雑な数表、という言葉をみて、スネイプ先生はマグルの世界で言う理系タイプなのではと思いつきました。魔法薬も理科の雰囲気があるように感じ、(実験はまさに)また論理的なものの考え方をするように思うので。理系タイプなら数表は喜んで解くと思います。
ちなみに書名は忘れてしまいましたがある本に数占いというのは東洋で言う姓名鑑定のようなものだと書かれていました。魔法の開発などもしていたスネイプ先生には、言葉の組み合わせを大事にする人だとも思うので、数占いはとっていたと思います。
数占いには、数学的な側面と漢字学習のような側面がありそうです。

>コルデリアさん

コルデリアさん、コメントありがとうございます。
そうですね、スネイプ先生は理系だと私も思います。
ローリングさんも自分が苦手だった化学に相当するのは魔法薬学だと言っていましたので、やはり理系の学問ですね(ローリングさんが最も苦手、というのも頷けます)
また、おっしゃる通り、言葉遊びもする人なので、文系的な物への興味も皆無ではなかったと思います。
あと、創意工夫もとても好きだと思われ、その辺で力を発揮できる科目は好きだったろうと想像しています。

数占いの「姓名鑑定のようなもの」の解釈も難しいですね。「どこかに正解があってそれを導き出す」という論理的思考が求められる学問だったり、新しい法則を見つけ出すという創意工夫の生かされる学問なら、興味を持つだろうと思いますし、あくまで個人の妄想に委ねられる不確かな学問なら、興味を持たないかな、と思います。


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