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マグルの服 - 2012.11.11 Sun

先日、ホグワーツ校友の会同窓会でハリポタファンの人々と濃密な時間を過ごしました。
帰りの新幹線の中で、身につけていたスリザリン風ネクタイを外した時、学期の終わりにロンドンに向かうホグワーツ特急の中でマグルの服装に着替える生徒の気分を味わいました。

1巻の最後に、このような表現があります。

帰りのホグワーツ特急では、しゃべったり笑ったりしているうちに、車窓の田園の緑が濃くなり、こぎれいになっていった。バーティ・ボッツの百味ビーンズを食べているうちに、汽車はマグルの町々を通り過ぎた。みんなは魔法のマントを脱ぎ、上着とコートに着替えた。そして、キングズ・クロス駅の9と3/4番線ホームに到着した。(1巻17章p.453)

ドラコでさえ、6巻7章で、新学期に乗った列車の中からホグワーツが見えてくると「ローブを着たほうがいい」と言い、コンパートメント内でローブを着ています。ドラコもやっぱりマグルの服を着ていたのでしょう。
7巻の“19年後”、キングズ・クロス駅に見送りに来たドラコも黒いコートを着ていたし、5巻でハリーを出迎えたムーディやトンクスやルーピンもウィーズリー夫妻もやはりマグルの格好をしていました。
生徒も見送りや出迎えの家族も皆、キングズ・クロス駅を利用する以上、マグルに不審に思われないための服装になる必要があったのだと思います。

となれば、学生時代のセブルスも、やはりマグルの服装でキングズ・クロス駅を出入りしていたものと思われます。実際、スネイプ先生の記憶の中に入ったハリーが、入学の日のセブルスをこう見ています。

ホグワーツ特急はガタゴトと田園を走っている。スネイプが列車の通路を急ぎ足で歩いていた。すでに学校のローブに着替えている。たぶんあの不格好なマグルの服をいち早く脱ぎたかったのだろう。(7巻33章p.423)

“あの不格好なマグルの服”は、“his dreadful Muggle clothes”となっていて、前の9と3/4番線の場面では詳しい描写はないものの、その前の公園や川原での場面で着ていた服と同じだと推察されます。

ハリー自身がホグワーツ特急に乗っている時の描写を読むと、すぐに制服のローブに着替える生徒もいますが、割とホグワーツに近づいてから着替える生徒の方が多いような印象を受けます。ドラコも、車窓が暗くなってホグワーツが見えてから着替えているし。
だから、きっとハリーがスネイプ先生の記憶を見た時も、列車の中の生徒は大多数がマグルの服装のままだった中で、いち早くローブに着替えたセブルスが目立ったのでしょう。そして、ハリーから見ても不格好(dreadful)だし、ペチュニアに指摘されて無意識に魔法を使ってしまったセブルスの様子からも、不格好なのを気にしていると推測したのでしょう。
実際、そうだったのだろうな、と私も思います。

セブルスのマグルの服についての描写は、この場面以降出てきませんが、ハリーが毎年着替えていたことを考えると、やはりセブルスもまた毎年ホグワーツ特急を利用する時は、マグルの服装でキングズ・クロス駅を歩いていたに違いありません。

1年生の終わりの時は、やはりママのブラウスと言われたスモックのようなシャツと、短すぎるジーンズと、大人の男物のだぶだぶでみすぼらしい上着を着て出てきたのでしょうか。
ホグワーツが夏休みに入る正確な日付がよくわかりませんが、だいたい6月下だとしたら、ちょっとだぶだぶの上着は暑いでしょう。
それでも、スモックのようなシャツを一番気にしていたようなので、やはり上着を着て出てきたかもしれないと思っています。
成長期の男の子の約1年のホグワーツでの生活で、短すぎるジーンズがさらに短くなっていることも予想できますが、だからといって新しい服が送られてくる家庭ではないような気もして、そんなちぐはぐな全てを、だぶだぶの上着で隠して出てきたのではないかと想像しています。同級生には、スリザリンの仲間にも、ジェームズやシリウスにも見られたくない姿だっただろうと思うと切ないです。

2年生の新学期、セブルスはどんなマグルの服を着てキングズ・クロスに行ったのでしょう。
さすがにブラウスやジーンズは別のものに変わっていたのではないかという気がします。物理的に無理になってきそう。でも、上着は大人用ですから、新調してもらえるとは思えません。
上着が大人物だったのは、ずっと同じ服を着られるという貧しい家庭の知恵だったのでしょうか。

7年生のセブルスは、やはり同じ上着でキングズ・クロス駅を出入りしたでしょうか。
いくらなんでも、親の与えたみすぼらしい服を17歳になっても着ているほど、従順な息子ではないという気がしますし、成人しているのですから自分の意思で自分の服くらい決められるとは思います。
でも、経済的には依然として苦しかったでしょうから、ロンが女物に見える古いドレスローブに抵抗を示しながらも着なければならなかったように、セブルスも同じ上着をずっと着続けたかもしれません。

と、なんとなく悲愴なイメージを持ってしまいますが、同じ服を着続けることは、私が思うほど苦痛ではなかったかもしれないような気もします。(スモックだけは嫌だったと思います)
子ども時代のだぶだぶの上着を着たまま走る姿を、大人のスネイプと同じように滑稽なコウモリのようだとハリーは見ているわけで、たっぷり布を使った服、大股で歩くと翻る服、風をはらんでコウモリのように見える服に愛着(慣れ?)があったのかもしれません。

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