topimage

2017-07

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

マグルの血 - 2011.12.21 Wed

前回、『穢れた血』について書いた後、スネイプ先生が自分の中のマグルの血をどのように考えていたのだろうか、と疑問に思いました。

以前、私はスネイプ先生が半純血のプリンスと名乗ったことを、半分純血であることを誇った言葉ではなく、半分母親(プリンス)の家系であることにあったのでは?と書きました。純血であるからプリンスを名乗ったのではなく、父より母に重きを置くために母の姓を名乗ったのだと。
リリーへの想いは全く想定していなかった6巻読了の時点では、学生セブルスにとっては、純血が半分混ざっているということより、お母さんの存在そのものの方が大切だと思ったのです。
が、7巻を読んでみると、お母さんの存在はそれほど重要でもなさそう。
となると、ここはやはり血の存在が大きく感じられます。

ここで気になるのは、「半純血のプリンス」と署名されていた上級魔法薬の本が、6年生の教科書だった、という点です。
つまり、リリーに絶交された後に使われた本だった、ということです。あの事件は、5年生の終わりの6月頃に起こったものですから。
もっとも、上級魔法薬の教科書に書き込まれていたセブルス発明の呪文「レビコーパス」は、5年生のふくろう試験の時に既にジェームズに使われていますから、6年生になってから教科書に署名したとは限りません。もっと前から、もしかしたら入学前から大事にしていて、署名したのも入学以前のことだった可能性もあります。

書いた時は、「純血の血筋だけを誇張した」というハリーの推察通りだったかもしれません。確かにペチュニアに放った「おまえはマグルだ」の言葉の調子は、ペチュニアを怒らせるものがあったわけで、そこにはマグルを見下す気持ちもあったでしょう。
ただ、それは父親にも原因があるように思えます。
お父さんが尊敬できるような対象であれば、決してマグルを見下すこともなかったはず。
純血の両親の下で育ったドラコとはまた違う意味で「マグル」と口にしていたと思います。

さて、リリーに絶交された後もその署名に手を加えなかった(あるいは絶交後に署名した)セブルスですが、その当時はやはりまだ純血が半分でも混じっていることが彼には重要だったのでしょうか。
本当を言えば、リリーに絶交された時から偏見そのものがなくなったと考えたいのですが、リリーの命乞いをした時の自分本位な様子を見ると、まだリリーに限定されたものであるように感じられます。
また、卒業後に、純血主義を掲げる死喰い人に加わったことを考えると、当時はやはり純血が半分でもあることが大事だったのではないかと思えます。
しかし現在、リリー以外のマグル生まれを『穢れた血』と呼ぶことにも嫌悪感を持つようになった今は、当時と同じ感覚を持っているとは思えません。どこかで変化があったはずです。

リリーが狙われ、死んでから、スネイプ先生は著しく成長したと私は感じているのですが、やはりそこを境に「血」に対する気持ちも変わっていったのではないかと思います。
リリーの身にも危険が迫っていると知った時、憧れていた強い力の実態を知り、疑問を持ったのだと思います。ちょうどレギュラスが、クリーチャーを道具のように使われてヴォルデモートを見限ったように。
同時に、純血主義にも疑問を持ち、『穢れた血』と呼ぶことの愚かさに気づいたのではないかと考えています。
そして、今ではすっかりその偏見もなくなったように見受けられます。
でなければ、リリーに対して使ったわけでもないかつての校長(しかもスリザリン出身の)フィニアスに対して、語調も荒く「その言葉は使うな!」と言ったりしないでしょう。
そして、この時までに、自分の中のマグルの血、つまり父親のことも、年月をかけて受け入れる気持ちになっていったのではないかと考えています。
自分の中のマグルの血を無視する気持ちがあったら、「その言葉は使うな!」とは言えないように思うのです。
6巻28章で「我輩こそ『半純血のプリンス』だ!」と言ったスネイプ先生は、リリーと同じマグルの血を半分持っていることを、むしろ誇りにしてていたのではないか、という気さえしています。

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://legilimens.blog68.fc2.com/tb.php/291-e4b562f8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

スネイプ先生、お誕生日おめでとうございます! «  | BLOG TOP |  » その言葉

拍手コメントについて

拍手コメントをいただいた時は、その記事のコメント欄にお返事いたします。

プロフィール

二尋

Author:二尋
スネイプ先生への愛を語らずにはいられません。         

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

スクロール式になっています

前ブログからの訪問者数

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。