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2017-10

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もう一つの - 2011.02.03 Thu

スネイプ先生とダンブルドアが夕暮れの校庭を歩きながら会話する場面で、スネイプ先生が「私を信用なさらない」と言ったことについて、前回書きました。
自分が信用されていないという思いはスネイプ先生の中に根強くあったと思うのですが、この場面でスネイプ先生が本当に問題にしているのは、ヴォルデモートに知られたくない内容を教えてもらえないことより、ハリーには言って自分には言わない、という点だと思っています。
「閉心術もできず、魔法も凡庸で、闇の帝王の心と直接に結びついている子どもに、より多くのことを打ち明けている!」(7巻33章p.447)
という言葉からもうかがえます。

信用されているかどうかとは別に、ハリーにだけ打ち明ける、その点も単純にスネイプ先生には不満なのだと思います。
自分は信用されていないかもしれないけれど、ハリーもそうなのだと思っていたら、ここまで不満を表さなかったのではないでしょうか。
ダンブルドアがハリーを特別扱いしているように、スネイプ先生には感じられるのだと思います。
ハリーを同一線上に置いて比べてしまうスネイプ先生の方が子供っぽいと言えばそうなのですが、満たされない思いがあるのは事実です。それを酌んであげて欲しいです。「同じ情報を」と繰り返し求めるスネイプ先生の姿に切なくなってしまいます。

「あいつは父親の再来だ――」と言っているように、スネイプ先生はハリーにジェームズを重ね、自分との扱いの違いを比べてしまうのだと思います。
かつてジェームズは、シリウスなどと一緒にいる時だけセブルスを苛めたり、叫びの屋敷で命にかかわるような度が過ぎた悪ふざけをしたり、卑怯で傲慢だったにも拘わらず、先生方からは高い評価を得ていました。ダンブルドアも例外ではなかったでしょう。
ルーピンが人狼であることを固く口止めされたセブルスは、リリーにすら本当のことを言わず、加害者であるジェームズが英雄のように思われるのを修正することに苦しみました。
その誠実な人柄は、残念ながら誰にも正しく評価してもらえなかったのだと思います。事実を知るダンブルドアからのフォローがあれば、事態はもう少しマシな方向に行ったかもしれないのに。
きっと、ずっと不公平な扱いを受けてきたという思いがあったのだと思います。

3巻でシリウスを捕え、ハリーたちに錯乱の呪文をかけたと証言するスネイプ先生の言葉を遮り、むしろシリウスを信じているかのように振る舞うダンブルドアに「我輩の証言は何の重みもないということで?」(3巻21章p.511)とスネイプ先生は唸ったこともありました。
さらに「ブラックはかつて我輩を殺そうとしたことを、忘れてはいますまい?」(同p.512)と言った時も、自分の言葉が届かないもどかしさを噛みしめているようでした。
またその後、シリウスの逃亡を手助けしたのはハリーではないかと言った時も、実際その通りだったにも拘わらずハリーは白を切り通し、スネイプ先生の言葉は誰も耳を貸さず、むしろダンブルドアは楽しんでいるかのような涼しい顔をしていて、激しく心を乱したままスネイプ先生はその場を立ち去ったのでした。

シリウスの裏切りでリリーが命を落としたと思っているスネイプ先生に対して、あまりにも思い遣りのない態度だったのはもちろん、ダンブルドアがスネイプ先生の訴えを正面から受け止めていないのが気になります。
ジェームズとその友人はいつも重きを置かれ、自分は軽んじられてきた、との思いをスネイプ先生が抱き続けていたとしても無理はありません。

暗い一面は覆い隠され英雄的な面ばかり強調されやがてリリーの愛を奪っていったジェームズと、特に取りもなく規則を破ってばかりで態度も悪いのに世間の注目を集めダンブルドアから特別扱いされるハリーは、スネイプ先生には外見だけでなく同じように見えたに違いありません。リリーだけでなくダンブルドアもジェームズ(ハリー)に取られてしまうように感じているのかもしれません。
自分も認めてもらおうと一生懸命なスネイプ先生が不憫です。
私には、この場面にも‘Look at me(私を見てください)’が込められているように思えてなりません。

● COMMENT ●

不当

こんにちは
 やっとやっと5巻までキチンと読み終わりました。
 ダンブルドアっていじめの事ちゃんと知っていたのですね。もしかして知らないのかと思っていました。
 ダンブルドアたる者が校内でのいじめの実態を把握してないわけは無いのですが、その割にはスネイプ先生の生い立ちとその辺の事情を汲んでくれてない気がします。でもスネイプ先生も折れないで進んでいきますね。
 それに物語の全体像ではダンブルドア&スネイプ先生って特別な結び付きがある。映画のエンドロールでも仲良しさん。
 ところで、スネイプ先生の事ではないのですが37章のラストでダンブルドアが、ハリーを監督生に選ばなかった理由を言い、一筋の涙を流す場面。こんな場面はいらん!と思ってしまいました。ロンはロンの、友達想いの良い性格で選ばれた、で良かったのに。
 記事に対してコメントの内容がずれているかも知れませんが、お許しください。

残念

お返事遅くなってごめんなさいi-201
5巻までしっかり読まれたのですね。
5巻の記憶の中の場面を初めて読んだ時、私はまだスネイプ先生のファンではありませんでした。
スネイプ先生贔屓ではなかった私が見ても、この時のジェームズたちには感心できなかったです。
26章で見た薄幸そうな幼少時代ち合わせて、この辺りから少しずつ私の気持ちが変化していったように思います。

ダンブルドアは、いじめについてどこまで把握していたのだろうと思います。
特に命に関わるような悪戯に対して、一体どの程度の厳しさをもって叱ったのだろうか、と思います。
結局彼らは、アニメーガスの件では校長を騙し通していたわけだし、ルーピンなどは教師となった今も、薬を飲み忘れるという重大なミスを犯して生徒たちの身を危険に晒していたわけだし、なんだか身に沁みて反省している様子が感じられません。
ダンブルドアも人間である以上、全ての生徒に対して公正だったわけではないのだろうと思っています。
スネイプ先生は、どちらかと言うと、放っておかれる生徒だったのではないかと思います。

37章のラストでハリーを選ばなかった理由を説明する場面、私も違和感を覚えながらその気持ちを確かめないまま通り過ぎていましたが、おっしゃる通りだと思います。
ロンに対して、あまりにも失礼ですよね!
以前、「作者はロンが好きではない」と見る方の意見を聞いたことがありましたが(実際はどうなのか知りません)、この辺りもそう見る根拠の一つかもしれないと思いました。
しかし、ダンブルドアがこのように言ったのは確かですから、作者はともかく、ダンブルドアはロンを軽視していたことになりますよね。非常に残念なことです。

おひさしぶりです。
映画を見ながら友人と話したのですが、「炎のゴブレット」の巻で、スネイプ先生とシリウスのやりとりがありましたよね?(別の巻だったかも知れませんが…)。
そこで、ダンブルドアが、スネイプ先生とシリウスに握手させましたよね。たしか、過去のしがらみは棚に上げて、一時休戦に・・、というようなことを言って。
このシーンについて友人とも話したのですが、ここは対等に握手させるのではなく、シリウスに一言何か謝罪させてから握手させるべきだったんではないかと思います。

タイミングは違いますが、
直接危害を加え続けたジェームズは死に、
自分を命の危機にまでさらしたシリウスは「不死鳥の騎士団」の巻で死に、
上2人腰巾着をしていて、ポッター夫妻を裏切ったペティグリューも死に、
最愛のリリーもハリーを守って死に・・・・。

スネイプ先生は憎悪も愛も、清算をつけられずにいたのではないでしょうか。
リリーヘの愛も、昔は「マグル生まれでも関係ない」と言っていたので、「もし諍いを起こしていなければ・・」というような後悔はあったでしょうが、死んでしまっては仲直りのしようもありません。

ジェームズたちとも、納得のできないままの死別だったのではないでしょうか。実際は誠実な人物であるスネイプ先生が、息子のハリーにあたっているくらいですから。

ルーピン先生の一件でも、このことは見える気がします。
ルーピン先生が教職にいる間、人狼の授業をわざとしたりはしましたが、少年時代を含め、誰にも直接秘密をバラしたりはしたいません。
だれかに相談くらいはしたかったかも知れませんが、忠実に秘密を守っていました。
「ついうっかり」バラしてしまった、というのは、ルーピン先生が薬を飲み忘れて生徒を危険にさらした後です。
一度殺されかけているスネイプ先生が、リーマスの故意ではなかったのだから、として納得していたとしても、
同僚である自分に、薬の調合と、満月の日の授業をさせた上に、
薬を飲み忘れ、生徒を危険にさらしたとあっては、スネイプ先生の堪忍袋の緒も切れるというものではないでしょうか・・・。

清算はついていたのか、ちゃんと謝罪されていたのか、それがすごく気になります。

清算

アンネさん、お久しぶりです!
コメントありがとうございます。

シリウスと握手した時のこと、今までは学生時代暴れ柳事件の直後にシリウスは謝っただろうとか勝手に思っていました。それは、セブルス少年がルーピンのことを固く口止めされたように、シリウスにダンブルドアが何か言ったと思っていたからです。でも、「昔のいざこざは水に流し」という点、言われてみれば、その時シリウスはきちんと謝らなかったからこそ出てきた言葉のようにも思えます。
そして実際、暴れ柳の事件の後にO.W.L試験があって、大勢の生徒たちの目の前でシリウスはジェームズと一緒になって辱めたのですから、結局シリウスは(ジェームズも)、当時何も反省していなかったことになると思います。
やはり、この握手の時に、シリウスには謝って欲しかったですね。

ルーピン先生の秘密については、生徒たちの命を危険に晒した以上、黙っているわけにはいかなくなったのだと思います。
それまで、よく耐えて秘密を守ってきたと思います。
リリーにはっきり言わなかったことには、本当に頭が下がります。
自分を有利にすることより、約束を守ったことに、セブルスの人間性を感じます。リーマスが受ける社会的なダメージを考えてのことだったと、私は妄想しています。

> スネイプ先生は憎悪も愛も、清算をつけられずにいたのではないでしょうか。
そうですね。リリーやシリウスに対してだけでなく、ダンブルドアに対しても割り切れない思いを抱くような場面ばかりで、スネイプ先生の心の健康がとても心配です。
もっとも、現実の世界でも、なかなか清算つけられない人も多いでしょうけれど。

返コメありがとうございます。
熱くなって、思い切り長文書いてました(汗)。

私が住んでいる某田舎って、
スリザリンとグリフィンドールみたいな学校間の確執とか、
純血とマグルみたいな一族間の確執とかが、
かなーり残ってるんですよね(-_-;)

ハリポタは二次元だけど、やっぱり熱熱くなっちゃいます。

アンネさん、再度コメントありがとうございます。
長文はいつでも大歓迎ですよ~

私は、スリザリンとグリフィンドールの確執のようなものは現実世界では体験したことがないのですが、それでもやっぱり物語の世界に入り込んで、熱くなってしまいます。


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