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2017-08

護りの維持 - 2009.02.12 Thu

貝殻の家でハリーは、ロンとハーマイオニーに『ニワトコの杖』の所在に関する自分の考えを説明しながら、その杖を求めてホグワーツに向かうヴォルデモートの姿の映像を見ていました。

ヴォルデモートはホグワーツの校門にいた。(中略)夜明け前の校庭から、ランプが揺れながら校門に近づいてくるのも見えた。(7巻24章p.169)

そして、その場所を2人に告げたハリーは、映像を締め出すことを止め、完全にヴォルデモートの視線で回りを見始めます。

太陽は地平線からまだほとんど顔を出しておらず、ハリーは、スネイプと並んで、湖へと校庭を滑るように歩いていた。(7巻24章p.171)

しかし、ヴォルデモートは、間もなく城で会うことにするからと、自分を一人にするようスネイプ先生に告げました。

スネイプは頭を下げ、黒いマントを後ろになびかせて、いま来た道を戻っていった。(7巻24章p.171)


ヴォルデモートがホグワーツの敷地内に入る日が、とうとうやってきてしまいました。ヴォルデモートの腹心の部下を演じながら、生徒たちの命を守ろうとするスネイプ先生にとっては、いよいよ戦いも本番を迎えたとの思いがあったのではないでしょうか。

校長がスネイプ先生となり、死喰い人のカロー兄妹がホグワーツの教師となった今、学校に張り巡らされた結界がどの程度強固なものなのかわかりませんが、スネイプ先生が校門まで出迎えるところを見ると、少なくともヴォルデモートも勝手に校内に入れるわけではなさそうです。
暗い校庭を揺れながら近づいてくるランプに、6巻で遅刻したハリーを校門まで迎えに来た時のスネイプ先生の姿が重なりました。

2巻でハリーとロンが空飛ぶ自動車で空中から敷地内に入ってきた時は、まだそこまで護りも厳重ではありませんでした。
6巻ではダンブルドア自身が侵入者除け呪文をかけていて、ハリーとダンブルドアが箒で帰ってくるときには呪文を解除しなければなりませんでした。
6巻の時のままの護りが保たれているということは、そこにスネイプ先生の功績があったとしか思えません。そもそもダンブルドアが死んでしまった以上、その魔法が効いているとも思えません。新しい校長が自らその呪文をかけたのだと私は思います。
しかし、それ以上に肝心なのは、侵入者除けの呪文を解除させられるような事態に至らなかったことです。
ヴォルデモートとしては、いちいち内部の手下に開けてもらうことなどせず、自分の思うときに校内に侵入したいでしょう。この時だって、スネイプ先生に自分の行動を見せたくなかったのですから。
侵入できないシステムだったのは、そこにスネイプ先生のもっともらしい説明があって、ヴォルデモートも納得したという経緯があったのではないかと思っています。

ヴォルデモートは、全て自分の思う通りに事が運んでいると思ったかもしれませんが、ハリーがダーズリー家を出る時の作戦にしても、ホグワーツの境界線を自由に越えられなかったことにしても、ダンブルドアとそしてスネイプ先生によって随分コントロールされていたのだと思います。
城に戻ったスネイプ先生は、ヴォルデモートの目的を知らない以上、きっとこの状況下で生徒の安全を確保するための最上の策を、練ったのではないかと私は思っています。

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