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剣を届けに - 2008.12.18 Thu

スネイプ先生がダンブルドアの肖像画裏からグリフィンドールの剣を取り出し、校長室を出ていった後のことは、スネイプ先生の様子は全く描写がありません。が、気配は感じます。スネイプ先生が出掛けてから戻ってくるまでの様子を想像してみました。

先生は、ローブの上から旅行用マントを羽織っています。
そして、剣を持っています。
この剣をイメージするのが意外と難しいです。
柄に卵大のルビーが付いている銀の剣。
だいたいどこでも同じ描写ですが、鞘の記述は見たことがありません。
2巻で初登場した場面でも、ハリーが鞘から剣を抜いた描写はないし、持ち帰った剣も校長室で血に染まったまま机の上に置かれていました。鞘のない剣だったのだと思います。
刃が剥きだしの剣を、グリンゴッツを襲うハリーたちはビーズバッグに入れていました。もっと昔、2年生のハリーは秘密の部屋から戻る時、ベルトに挟んでフォークスの尾につかまりました。
スネイプ先生はどうやって運んだのでしょう?
スネイプ先生は、早朝にホグワーツを出発し、ハリーに剣を届けたのはもう夜になっていました。長時間森を彷徨ったのなら、左右どちらかの手に剣を持っているより、ベルトなどに挟んでいた方が歩きやすかっただろうと思います。人気のない森とは言え、やたらに刃物を見せびらかして歩くとも思えません。先生は、マントの下に隠し持っていたのではないかと想像しています。

剣を届けるまで時間がかかったのは、ハリーの居場所を突き止めるためだったと私は考えていますが、その間、寒い中を歩き通しだったとしても、スネイプ先生にとっては、久し振りに一人きりになれる貴重な時間だったのではないかと思います。
二重スパイとして、多くの時間を張りつめた気持ちで演技して過ごしていたスネイプ先生が、この一人の時間を少しでも本来の自分らしく使っていてくれたら、と思っています。パトローナスの状態から、きっと幸せな想い出に十分浸ることができたのだと思っています。

出発前の校長室でスネイプ先生が「考えがある」と言ったのは、「パトローナスを使う」という意味だと私は解釈しました。
「剣を池に沈めて取りに行かせる」という考えは、森に着いてその形状を見てから思いついたことではないかと思います。それならまず、ハリーの居場所を突き止めてからでないと池が決まりません。あるいは、ハリーの居場所を知ってから、近くに見つけた池に沈めることを思いついたとか。
もし、ハリーの居場所がわかったのが、銀の牝鹿とハリーが出会った瞬間だったのなら、鹿の後を追ってハリーが歩いてくるまでの間に沈めたことになると思います。
「よし、見つけた」と思ってから既に通って場所を知っていた池まで姿くらましして剣を沈めたのでしょうか。その辺、ちょっとイメージし辛いです。

スネイプ先生は、池に沈めるために剣を取り出して、しっかり眺めたでしょうか。
ダンブルドアや他の歴代校長たちのいる前で、しげしげと眺めることはなかったと思っていますが、池に沈める前には、先生はしっかり観察したのではないかと思っています。
「真のグリフィンドール生だけが帽子から取りだせる」という剣を、かつて「組み分けが性急すぎるのではないかと思う」と言われて雷に打たれたような表情を見せたスネイプ先生が、どんな思いで見つめたのかと思うと、胸がつぶれる思いです。

池の氷を魔法で剣が入る程度に割り、跪いてそっと滑り込ませたのでしょうか。
ハリーのもとへ送ったパトローナスは、しばらくハリーと見つめ合っていました。その時、スネイプ先生にはハリーの様子が見えていたのかいないのか。
牝鹿の後を追うハリーは、その声がハリーの知るべきことを教えてくれるに違いないと期待していましたが、それは叶いませんでした。その声を聞くことがあったら、と考えるとニヤリとしてしまいます。さぞかしびっくりすることでしょう。

ハリーが池の前まで来たところを先生は見ていたはずです。
数メートル離れた場所に立つ二本の木の間から。
そして、剣が確かにハリーの手に渡るまでをスネイプ先生は見届けたと私は確信しています。見届けないまま帰ってくるような中途半端なことをする人ではないと思います。
ロンは言っています。
「―あそこで何かが動くのを見たような気がしたことはしたんだけど、でもそのときは僕、池に向かって走っていたんだ。君が池に入ったきり出てこなかったから(後略)」(7巻19章p.543)

これはもう、ハリーが池に入ったきり出てこないのを見て、スネイプ先生が飛び出す寸前だったという意味だと思っています。助けに行こうとして動いたところ、先生より俊敏で若いロンが走っていったのに気づいて思いとどまったのだと思います。
池から出てこないハリーを、きっとスネイプ先生はやきもきして見ていたのではないかと思います。「世話が焼ける」と心の中で舌打ちしながらも体が動いてしまったスネイプ先生を想像すると愛しくてたまりません。
そして、ハリーとロンと剣が、無事池から上がったのを見届けて姿くらまししたのだと思います。
溺れそうになって、水からあがってもしばらく咳き込んでいた二人には、とてもその音は聞こえなかったでしょう。

そしてスネイプ先生は、ホグワーツの境界線の外に姿現わししたのだと思います。雪景色のホグワーツを前に、ここで初めて寒さを強く感じたのではないかと想像しています。
自ら門を開けるか、ダンブルドアのように一瞬結界を解いて中に入っていったか。真っ黒な姿は闇に紛れて誰も気づくことはなかったでしょう。

● COMMENT ●

こんばんは

ハリーがホグワーツに入学して以来、悟られることなくずっと影から見守っていたスネイプ先生ですが、剣を沈めた池でも密かに先生が見守っていた事を思うと改めて胸が熱くなりました。
飛び出す寸前って、(笑)
暴れ柳に車ごと突っ込んだ事や叫びの屋敷でのエピソードが目に浮かびます!
いつも絶妙なタイミングで現れるのをハリー達は不思議に思わなかったのでしょうかねぇ~?

頑張り過ぎな先生に、出来る事なら疲れがとれる魔法役を煎じてあげたいです。それが無理ならせめて紅茶でも・・・

マジさん、コメントありがとうございます。

1年の時のハリーは、どこへ行ってもスネイプに出くわすような気がした、というようなことを感じていましたが、当時は今よりも無防備に監視していたのかもしれません。とにかく、スネイプ先生は後にその気配を消そうとしますが、結局いつもハリーを見守っていたのだと思います。
本当に今まで絶妙のタイミングで出てきましたよね。
今回ロンが出て行かなかったら、浮遊呪文でもかけるつもりだったのでしょうか。まさか、水に飛び込むようなことはしないと思うのですが。
いずれにしても、正体を見破られるようなことはしなかったと思います。

疲れが取れるような魔法薬や紅茶を、私も本当に差し上げたいです。
校長室に戻ったスネイプ先生を、せめて温かい言葉が迎えてくれていたことを願っています。

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コメント下さった方へ

再度コメントありがとうございます!
スネイプ先生は、樹の後ろに隠れた上、目眩まし術を自分にかけるなどして細心の注意を払い、決して彼らに見られるようなミスは犯さないと信じています。
が、そうですね、ロンに見られたらどうなっていたでしょう?
まず敵の罠だと思われそうです。スネイプ先生も敵を演じるために、する必要のない攻撃の二つ三つしたでしょうか(笑)
そして、せっかくの剣もハリーたちに警戒されて置き去りにされてしまったかもしれませんね。

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コメント下さった方へ

お名前は、やはりそうでしたか。

そうそう、ロンはそう言ってましたね。
暗闇で黒服だったし、ハリーは牝鹿に注目しているから、こっそり陰から見ていたら気付かれないと思って何もしてなかったかもしれませんね。
または、やはり念のため目くらまし術をかけていて、ロンが感じたのは気配だったとか。暗闇に隠れた誰かの輪郭を見たというより、動いた時の気配を感じたのかな、と漠然と思います。
スネイプ先生の方は、ロンに気付いていたのでしょうか。
どうせハリーには見えないと高を括って陰から見ていたら、ロンまでくっついてきて慌てて姿くらまししたのだったら、すごく可愛いと思います。


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