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孤独な校長 - 2008.10.05 Sun

九月最初の日、魔法省の偵察からグリモールドプレイスに戻ったハリーは、持ち帰った日刊予言者新聞をロンとハーマイオニーに見せました。
大見出しには、こう記されていました。

セブルス・スネイプ、ホグワーツ校長に確定
(7巻12章p.327)

ああ、この文字を最初に見たときは本当に驚きました。
6巻で逃亡したプリンスが、まさか校長となって再びホグワーツに戻ってくるなど、考えもしませんでした。居場所もわからないまま、逃亡生活を続けていくだろうと想像していたのです。
まずは身の安全と三度の食事が確保されたことを私は喜びました。

けれどもスネイプ先生は、随分な苦労をしたことだろうと思います。
「ほかの先生たちはこんなの、我慢できないぜ。マクゴナガル、フリットウィック、スプラウトなんか、ほんとのことを知ってるしな。ダンブルドアがどんなふうに死んだかって。スネイプ校長なんて、受け入れないぜ。」(7巻12章p.328)
とロンも言うように、先生方の反感は相当なものだったに違いありません。30章でのマクゴナガル先生とのやり取りを見てもそう感じます。故意に傷つけるような言葉も言われたことでしょう。
それを余裕の微笑みと皮肉でかわしたかもしれませんが、私はその度先生の心が血を流したのではないかと感じています。

また、生徒たちだって同様です。
「どうやったらスネイプ新体制を弱体化できるか議論していることだろう」(7巻12章p.329)とハリーがジニーやネビル、ルーナを思い浮かべて考えたように、実際一部の『勇敢な』生徒達は、はっきり抵抗しました。
「スネイプは、強硬派の学生による小規模の反乱に、絶えず悩まされているようだった」(7巻16章p.460)との記述もあります。
この部分、原文では以下のようになっています。
Snape seemed to be facing a constant, low-level of mutiny from a hard core of students.(UK版p.257)
face(直面する、対抗する)が使われているので、スネイプ先生が悩んでいたかどうかはわからないのですが、絶え間なく抵抗されていたのは確かなようです。
実際は生徒たち全員を全力で守っていたというのに。
その都度反乱を鎮圧しては、怪しまれない程度の罰則を与えていたのでしょう。
敵を欺くにはまず味方から、とは言ってもあまりにも孤独な戦い方です。
怪しまれないように死喰い人としての役割も果たさなければならなかったでしょうし、常に気を抜くことなどできない状態だったと思います。

33章でハリーが校長室に入った時の合言葉が「ダンブルドア」でしたが、スネイプ先生が就任した時から、その言葉だったのではないかという気がします。
周囲を欺き、憎まれるばかりで心身ともに疲れ果てたスネイプ先生が、「ダンブルドア」と助けを求めるように呟いて校長室に上がっていく様を想像すると泣けてきます。

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あっちゃんさん、コメントありがとうございます。
いただいたコメントは該当記事の方にコピーしました。
そちらでお返事いたします。
日記の方の9/15の記事です。
http://futahiro.blog18.fc2.com/blog-entry-1453.html

12/2に拍手コメントくださった方へ

拍手とコメントありがとうございます!
6巻のダンブルドアの死以降、スネイプ先生の扱いは相当酷いものでしたね。先生方も騎士団員も、誰も元々スネイプ先生を信じていなかった、という話が出た時は、身を切られるような辛さを感じたものです。どんなに表向きを取り繕っても、本人には信じられていないことがわかっていたと思います。そのことを何とも思わないような人ではありませんよね。
味方の前で敵の振りをし続けた時だって、ボロボロに傷ついていたと思います。
だから、合言葉に救いを求める姿を想像してしまいました。
共感してくださってありがとうございました。


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スネイプ先生への愛を語らずにはいられません。         

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