topimage

2017-07

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

もっともらしい役割 - 2008.09.17 Wed

7人のポッターがダーズリー家を離れると、間もなく30人ほどの死喰い人に包囲されました。
ハリーはハグリッドとともに、何とか窮地を脱しましたが、ルーピンと一緒だったジョージは、耳を失って血まみれで帰還しました。
ルーピンの話から、それはスネイプ先生の仕業だったと判明しました。

この場面、さすがの私もスネイプ先生を庇いきれない、と血の気が引く思いで読みましたが、33章で、狙いは死喰い人だとわかり本当に安心しました。スネイプ先生はいつだって人の体を傷つける人ではありません。

スネイプ先生が、ダンブルドアの差し金で『マンダンガスに錯乱の呪文』をかけ、囮作戦を仕込んだのはわかりましたが、傷つけたハリーが実は偽物だったと理解していたのかどうか気になります。

「追跡に加わらなければならなくなった場合は、よいか、もっともらしく役割を果たすのじゃ…」(7巻33章p.452)と言われたスネイプ先生、どのペアを追うかはどうやって決めたのでしょう。
ビルが「僕たちが敵の囲みを抜けた直後だった。(中略)ヴォルデモートが(中略)まっすぐあの二人に向かっていった。」(7巻5章p.111)と言っていることから、ヴォルデモートはどうも最初から30人の中にいたのではないかと思われます。あの二人というのはマッドアイとマンダンガスのことです。
最初、ヴォルデモートは百戦錬磨の闇祓いマッドアイが守るハリーこそ、本物だと考えたのだと思います。次いで狙ったのは実力も人望もあるキングズリのところ、そして本物のハリーのところに向かっています。
セストラルに乗っているキングズリーたちも狙われていることから、スネイプ先生はハリーが箒が得意だとは告げず、自分はこっそり箒ハリーに目をつけていたのかもしれません。
スネイプ先生としては、ここはなんとしても本物のハリーを守りたかったと思うのですが、結局追っていたのは別人でした。うーん。頭の良いスネイプ先生が騎士団に裏をかかれた、とは正直考えたくないです(笑)
「もっともらしく役割を果たす」、とは死喰い人の一員としてハリー達一行を襲撃する、ということの他にヴォルデモートに先立ってハリーを狙ったりはしない、でしゃばり過ぎないという意味も込められていたのでしょうか。

結果的にハリーは無事でしたが、途中緑の閃光が耳を掠めたり、空から落ちたりと、かなり命の危険に晒されていました。その間スネイプ先生は全然見当違いなペアを追っていて、もし本物があそこで死んでいたら悔やんでも悔やみきれなかったと思うのですが…
結果はどうあれ、先生としても、あの緊迫した状況で精一杯可能性を考えた上で、本物だと思うペアを追ったのではないかと思っています。
しかし、まさかそのハリー(偽)を傷つけてしまうことになろうとは…
先生はどれ程動揺したことでしょう。
決してその動揺を外に表すことはなかったでしょうけど。

33章でこの場面の詳細が明らかになっていますが、ルーピンの背中に狙いを定めた死喰い人の杖腕を狙ってのセクタム・センプラでした。
ここ、「もっともらしく役割を果す」はずだったスネイプ先生が、役割に反して思わず取ってしまった元同級生・元同僚を救う行動だったと思います。
「もっともらしく役割を果たす」という意味は、場合によっては何人かの騎士団員を見殺しにしても構わないということだったと私は思っています。
非情に徹すれば、ルーピンを見殺しにすることもできたはずなのに、咄嗟に「セクタム・センプラ!」とは。しかも死喰い人の前で声に出して叫ぶとは。
ハリーの護衛を助けたかっただけかもしれませんが、ルーピンを死なせたくなかったから咄嗟に叫んでしまったのだと私は考えています。
スネイプ先生は無駄に人を死なせることはしない、できるだけ救いたいと考える人だと思っているからです。
そしてスネイプ先生は、ただダンブルドアに言われるままに操り人形のように動いていたわけではないと思いたいのです。



追記(9/18)
「もっともらしく役割を果たす」の意味を「場合によっては何人かの騎士団員を見殺しにしても構わない」と解釈したことについて補足します。
もともとスネイプ先生は怪しまれないようとても上手に立ち回っていたと思います。6巻でダンブルドアを殺して逃亡する時も、ハリーを守っているようにしか見えなかったのは一部の読者だけで、登場人物たち(特に騎士団員)はスネイプ先生を本当に悪者扱いしていたし、死喰い人たちもスネイプ先生を疑うことなく命令に従っていました。 すでに十分死喰い人らしく見えていたと思います。
そんなスネイプ先生に、囮作戦について指示するダンブルドアがわざわざ「もっともらしい役割」と言ったのは、今まで以上のことを望んだのではないかと考えたのです。ヴォルデモート自ら参戦することがわかっていたのなら、なおさらそう簡単には欺けないと判断し、そんな含みを持たせたのではないかと思いました。


● COMMENT ●

そう来ましたか~

スネイプ先生は判っていたのではと思います。
ダンブルドアの性格を知っている不死鳥の騎士団とスネイプ先生であれば、きっとどんなことがあっても、ハリーはハグリットと一緒に居ると思ったのでは。
ただ、偽物ハリーであっても、不死鳥の騎士団の誰かを傷つけた時のスネイプ先生の動揺は大きかったのではないかと推測しています。
「もっともらしく~~」というところ、私は二尋さんとは逆に、それなりに追っているけど、誰のことも傷つけないように、という意味でとらえていました。
セクタム・センプラなら、死喰い人達にももっともらしく聞こえるし、込み合った戦闘状態の中なら間違って仲間を傷つけても怪しまれないかなと。
それに、ドラコにハリーがかつてこの魔法を使った時に、スネイプ先生が傷を治していたような気がするので、仲間が怪我したところですぐに手当できたのではないかと思います。(敢えて手当てしないような気もしますが。)
ただ、実のところ、ルーピンなら怪我させてもいいかなとスネイプ先生が思っていそうな気がして、ドキドキしていますけれど。

今まで以上の働き

あゆ福さん、コメントありがとうございます。
やっぱりスネイプ先生には判っていたでしょうか。
判っていたら、上手い理由をつけて本物を追いそうな気がしますが。
ハグリッドをよほど信頼していたのでしょうか。でも、ハグリッドも結構軽率な行動が多くて、ハリーの機転が利かなければ二人とも死んだような気もします。
判っていたら、それこそハグリッドを狙う振りして他の死喰い人を気絶させてしまうなどして、一人で追跡しそうです。失敗した時に信用を失うことを恐れてあえて本物を狙わなかったかもしれないけれど、ハリーが死んでしまっては元も子もないような気がします。

>それなりに追っているけど、誰のことも傷つけないように、という意味でとらえて
私も最初、そう思っていました。
今、違う考えをするようになったのは、邦訳を読んだためなのか、それともダンブルドアの捉え方が時間とともに変わってきたからなのかわかりませんが、「場合によっては見殺しにしても」という解釈は、この記事を書きながら感じたことでした。
もともとスネイプ先生は怪しまれないようとても上手に立ち回っていたと思います。6巻でダンブルドアを殺して逃亡する時も、ハリーを守っているようにしか見えなかったのは一部の読者だけで、登場人物たち(特に騎士団員)はスネイプ先生を本当に悪者扱いしていたし、死喰い人たちもスネイプ先生を疑うことなく命令に従っていました。
そんなスネイプ先生に、囮作戦について指示するダンブルドアがわざわざ「もっともらしい役割」と言ったのは、今まで以上のことを望んだのかな、と思ったんです。ヴォルデモート自ら参戦したことだし、そう簡単には欺けないと想定したのかもしれないと思ったんです。
この考え、記事にも書いておいた方が私の思考の過程がわかりやすいでしょうか。
あとでそっくり追記しておきます。

ダンブルドアの意図がどこにあるにせよ、スネイプ先生はハリーだけでなく他の騎士団員たちも傷つけないつもりだったと思います。

そこなんですよね・・・

この場面でハリーが死んだら、あと数章で話終りなんですよね(^~^)
補足、とっても判り易いですし、深いですねぇ。
二尋さんの所にコメントしているときに気がついたのですが、私何度読み返しても、ダンブルドアを物凄く擁護して物語を読んでいました。
ハグリットがどんなに軽率な行動をしようとも、「自分の命でさえ」任せられるダンブルドアなので、こんな緊迫したときにも、ダンブルドアの選択しそうな行動かな、なんて。なんせ、天才で少しおかしい、世界一の魔法使いですから。だから余計にマッドアイと一緒に飛んでいるのが本物っぽく見えて、ハリーたちが逃げるのに時間稼ぎができるのかな~とも考えていました。より大きな善のためには、という思想の持ち主ですが、誰一人傷つけたくないという気持ちをアルバスも持っていたやに思います。結果的には色々な人が沢山傷ついていますが(T_T)
ということで、1巻からちょっとずつ、ダンブルドア擁護の視点で感想を載せていこうかと、ノートにまとめ始めました。が、気持があっちこっちで、全くまとまりません。
二尋さんみたいに深く考察できないような気がしますが、下手なりにチャレンジしてみます。

Lately,only those whom I could not save.

ダンブルドアがたくさんの死を見てきただろうと問いかけた時の
スネイプ先生の言葉です。

だれも、死なせたくないやさしい人です。

けど、
誰も死んで欲しくなかった、だからルーピンを助けようとしてではなく

ルーピンには生きていて欲しかったからだと思います。
トンクスの気持を知っていて結婚したことも知っていたと思います
愛するものを失う悲しみも十分知っているし、ルーピンを助けたかった
それに尽きるのではないでしょうか?(たまたま不幸にして違うところに当たってはしまいましたが)←作者の意地悪・・・ますます孤立するでしょうに・・・

ダンブルドアへの思い

【あゆ福さん】
お返事が遅くなってごめんなさい。

>コメントしているときに気がついたのですが
私もこうして書いているうちに自分のこと、色々気づきます。
ブログって、憂いの篩みたいだなあと思います。

ダンブルドアを擁護する気持ち、私には以前は全くありませんでした。スネイプ先生を駒のように使ったことも、スネイプ先生に寂しい思いをさせたまま死なせてしまったことも許せなかったんです。
が、先日お会いしたときに上に立つ者としてダンブルドアのような人が必要だとおっしゃっいましたよね。その意味が、今はなんとなくわかるような気がしています。
私の場合は養護する立場とはなりませんが、少し冷静に考えていけたら、と思います。

広い愛

【hajime*mamaさん】
コメントありがとうございます。

>ルーピンには生きていて欲しかったから
ああ、それでこそ私の望むスネイプ先生です。
リリーのことだけ愛するスネイプ先生ではなく、広い意味での愛を知っていたスネイプ先生であって欲しいです。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://legilimens.blog68.fc2.com/tb.php/213-773d2a7a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

スネイプ除け «  | BLOG TOP |  » マグル学の先生

拍手コメントについて

拍手コメントをいただいた時は、その記事のコメント欄にお返事いたします。

プロフィール

二尋

Author:二尋
スネイプ先生への愛を語らずにはいられません。         

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

スクロール式になっています

前ブログからの訪問者数

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。