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2017-07

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早すぎる登場 - 2007.03.10 Sat

ハリーのセクタム・センプラの呪文を受けてドラコが倒れた時、マートルの「人殺し!」の叫び声の直後にスネイプ先生がトイレに飛び込んできました。そのあまりの早さに、驚きます。

このトイレ、どこにあるのか、私にはわかりませんでしたが、八階よりは下の階のようです。八階の談話室から同じく八階の廊下に向かう途中で、ハリーが忍びの地図を見ていて「下の階の男子トイレ」にいるドラコを発見したので。あと、八階から全速力で駆け下りて、1分後に入れる距離のようです。
また、以前マートルと男子トイレで会った時、マートルが「またわたしに会いにここに来るって言ったの」(6巻21章p.214)と言っていることから、いつもドラコは同じトイレでマートルと会っていたようです。
この時は、スネイプ先生の授業の後、トイレに「立ち寄って」います。
スネイプ先生の教室は四階で、この日の授業は朝食の後、1時間ほどしてから始まっていますから、午前中に行われています。四階から、談話室に向かったのか、ホールに昼食に向かったのかによって、トイレの階も変わってきますが、もしかしたら、四階にあったのかもしれません。
となると、スネイプ先生が同じ階の教室付近にいたのなら、マートルの叫び声を聞いて早々に駆けつけてもそんなに不思議はないと思います。

ただ、今回は、ハリーは夕食に向かう途中で、ドラコと会っています。スネイプ先生が四階の教室にいる可能性も皆無ではありませんが、夕食をとるためホールにいたり、地下の研究室にいたりしてもおかしくありません。近くにいなかったとしたら、どうしてそんなに早く駆けつけられるのでしょう。

今年、スネイプ先生は破れぬ誓いをたて、二番目の誓いで、「ドラコに危害が及ばないよう力の限り護ること」を約束しました。それは闇の帝王に関係なくドラコへの危害を防ぐ意味も含まれていたのではないかと思います。ですから、今回のように、同級生の不注意などによって命の危険に晒されることからも護らなければならない状態にあったのではないでしょうか。
ハリーが一年の時、ハリーに「どこにいってもスネイプに出くわすような気がした」(1巻13章p.322)と思わせたスネイプ先生は、全力で守ろうとして、ハリーを監視していたのだと思います。それを考えると、やはり今回も同様にドラコにくっついて歩いていたのでしょうか。
でも、今回はドラコの安全だけでなく、スネイプ先生の生死にもかかわってきますから、もっと事態は切迫しています。
だからと言って、スネイプ先生はいつもドラコのお尻にくっついているわけにはいきませんから、何か警報装置のようなものを持っていたのだろうか、と思いました。

ハリー・ポッターの世界では、既に似たようなアイテムは登場しています。
何か忘れているものがあると赤く光る「思い出し玉」、ウィーズリー家にある家族の居場所を示す時計(12時の場所に「命が危ない」がある)、胡散臭いものがあると光って回り耳をつんざくような音で警報を発する「スニーコスコープ」。
同じような発想のアイテムで監視していたのかもしれません。それはドラコの身の危険を知らせると同時に、居場所も知らせるもので。
さらに、色が変わったり、時計のように針が指したり、という視覚に訴えるものでは眠っている時に気付けません。スニーコスコープのように聴覚に訴えるか、振動など触覚を刺激するものだったのだろうかと想像しています。


それにしても、任務の失敗によってではなく、ハリーが効果も知らないまま使った呪文のために、ドラコが命の危険にさらされるなど、先生は考えてもいなかったでしょう。「君を見くびっていたようだ」と言ったのは、先生の本心だったと思います。
思いがけず誓いを破るところだったのに、その罰則が「今学期中全ての土曜に書類の整理」とは、スネイプ先生、優しすぎると思います。

● COMMENT ●

「人殺し!」

私の心の中の妄想スネイプは、ここで「君を見くびっていたようだ」と皮肉そうに言いつつ、内心かなり本気でハリーに拍手を送っています。「今まで予測不能な歩く爆弾みたいな餓鬼だと思っていたが、それが悪く出るとばかりも限らないじゃないか」という感じで。というのは、破れぬ誓いを結んでしまった以上、そしてダンブルドアに「3つ目の条項も守る」と約束してしまった以上(そうだと思うので)、6巻後半のスネイプは今までに経験したことのない種類の板挟みに悶々としているのではないかなぁと思うのです。

正直、その時が来る前に死ねるものなら死にたい。ただし、ダンブルドア殺害の指示が断れないのと同じで、スネイプの命は既に自分のものではないので、もちろん自殺したり故意に失敗を犯したりすることはできないし、そんな気もありません。けど心のどこかで、何か起こってくれればいいのにと、ちょっぴり念じていたのではないかと妄想しています。もしそうだとすると、天の采配による幸運な「何か」として一番可能性が高いのは破れぬ誓いの1つ目か2つ目が不可抗力によって破られることでしょうし、それも第1の「ドラコを見守る」は誓いに関係なく(これ以上生徒に被害が及ばないために)死守する必要がありますから、どうしても2つ目が失敗することを願ってしまうことになります。誓い#2が破れて自分がドラコの命を守ることに失敗したら、死よりも怖い#3はやらなくて済む。そんな考えを抱くほどスネイプが卑怯だとは思いたくありませんが、しかし校長の命令が心底苦痛だったら、思わず無意識に、ちょっぴり思ってしまうことではないかしらと。

そうだとすると、ここには校長命令に関する葛藤(命令 vs. 自分の苦痛)とはやや種類の違う葛藤が生じます。つまり、2人の他人の命を天秤にかけてしまうことになるわけです。

片や、善の陣営の最高指揮者で、自分が心から尊敬する師。ただし彼は、自ら進んで殺してくれと言っている、放っておいても近々老衰と指輪の呪いで死ぬかもしれない老人。

他方、ドラコは(少なくとも今は)悪の手先で危険因子ですが、自分の使命として愛し導くべき相手であり、生に貪欲な、17才になるかならないかの少年。

思わず願いたくなるとしても、後者の死を願ってはいけないのは明らかです。(私自身の価値観ではそんなに白黒はっきりしませんが、この物語世界では老いが若きに道を譲って命が廻っていくことが至上命題のようなので、スネイプにとっては明確な価値基準だろうと思います。) だから、このシーンの後ちゃんと冷静になって、ハリーに今後ドラコに接触しにくくなるような罰則を科すことで想定外の危険からドラコを守る方向に動くのですが、血だらけで蒼白になって倒れているドラコを見た瞬間、一瞬ふとハリーに後光が差して見えてしまった、そういう弱さを見せたスネイプ先生だといいなぁと思います。

つまり、もしそうだと、この巻でスネイプは多分生まれて初めて「愛(愛着)ゆえの葛藤」に直面したことになります。今までに「愛ゆえの憎悪」とか「愛ゆえの悔恨」はあったみたいですが、どうも他人に対する思い入れのせいで(5巻でダンブルドアが語るハリーへの思いのように)これから自分が起こそうとする行動に迷いが生じてしまって煩悶したり、深く葛藤したりしたことはなさそうな気がするので。そもそも、そんな気持ちを若い頃から持っていたら、ホグワーツ時代の顔見知りを含む集団(マグル生まれ)を皆殺しにすると謳う闇の一味に加わる時点で、しっかり躊躇できていたはずですよね。そこら辺、私はスネイプ先生は大好きですが、どうも彼は「愛が世界を救う」お話の主要キャラとしては見ていて不安になるほど、人を愛するという心の動きに関して未熟なような…。なので、この巻で大きな転機を迎えるスネイプ先生、ホグワーツをやっと「卒業」する前に感情面で1つ大きな成長があったんだといいなぁ~と。

…すみません、妄想だけで散々長くなってしまいました。

希望的な深読みは深読みとしても、このハリーに対する罰則はマクゴナガル先生も言うとおり、驚くほど軽いですよね。校則違反で休み時間に魔法を(それも闇の)使って人ひとり殺しかけたところを現行犯で捕まったっていうのに。しかもハリーに生き残った男の子だ選ばれし者だといって特別扱いすることを殊更嫌うスネイプ先生が。何故なんでしょう。単にヴォルデモートがのさばっている中、放校にするわけにいかないからでしょうか? それに、罰則の内容には何か意図はあるんでしょうか。父の悪行を知らせてハリーに苦痛を与えるのも目的でしょうが、親世代の元悪ガキたちが好んだ攻撃法を覚えさせることで今後のデスイーターたちとの決戦に備えるとか…?

人物像

zerlさん、コメントと妄想ありがとうございます(笑)

zerlさんの妄想とおっしゃるものは、かなり説得力があり、妄想の域を超えているのではないかと思います。zerlさんは、ご自分の中でしっかりとしたスネイプ先生の人物像ができていらっしゃるのですね。以前からのご意見には一貫して「破れぬ誓い」を結んでしまったことに苦悩するスネイプ先生の姿が窺われます。
「不可抗力でドラコが死んでしまうことをほんの少しでも、願うスネイプ先生」という方向で考えたことはなかったです。また土曜の罰則を、ドラコから遠ざけるため、という発想もありませんでした。
罰則の内容については、意味があるものだと思っていますが。
やはり、「破れぬ誓い」に対するスネイプ先生の気持ちのイメージがしっかり出来ているからこその妄想、というか考察だと思いました。
どこかこの一点だけは、という確固たる信念がないと、読みも深まらないのだと痛感しました。
貴重なご意見ありがとうございます。

続き

私は何度か書きましたが、スネイプ先生像が曖昧で、断片的なイメージしかありません。そのため、原作の各部分を一つ一つ検証する形で、自分の中のスネイプ先生像を統合していこうと、ブログを立ち上げ、私の文章を読んでくださった方々からご意見をいただいて、よりイメージを深めていこうと思ったのです。
このように、ご意見をいただけると本当に嬉しいです。ただ、素晴らしい考察にお返事できるほどの考えを持ち合わせていないのも事実です。折角書いてくださっても物足りないかもしれません。本当に申し訳ないです(汗)

ところで、このURLは、zerlさんのサイトのものなのでしょうか。
伺ってみたのですが、見方がよくわからなくて・・・

とんでもありません! 私こそ、思いつきで好き勝手なときに適当なことを書き込んでは、二尋さんのご考察への反応にも何もなっていない脱線話で長々お邪魔してしまって申し訳ないです^^;

妄想はともかくとしても、同じ文章を読んでいるはずなのに、それぞれが見ているポイントや、そこから思う内容が全く違うのがハリー・ポッターの面白いところですよね。いつも、二尋さんの考察はもちろん、みなさまのコメントによるやりとりも大変興味深くて、わくわくと拝見しております。

はい、URLは私のブログのハリポタ関係部分です。各記事の末尾のカッコに囲まれた文字列が「続きを読む」式のリンクに当たります。最近は更新が完全にストップしてしまっていますが、もし今後HPに関連する話題を書くことがあれば、ここに足されていきます。ただ、創作は私は男性同士カプリングものが中心ですので、もし苦手な方がいらっしゃいましたらご注意下さい。

スネイプ先生への思い入れは同じでも、創作をする者は(特に男性同士や、本編中で関係のなかった男女をカプリングして書く者は)ことさらに自分の中でのキャラの人物像を固めることに必死になるような気もします。二次創作は「物語の中で起こったこと」を解釈するだけで満足せずに「他に起こっていてもおかしくないこと」を勝手に作り上げて読者を説得する遊びなので、キャラの性格にはまる行動パタンを掴むために、色々と不透明な部分があるのが本来の姿であるキャラクターにも一旦の解を押しつけないと先へ進めないという限界があるのですが、それが純粋に物語を読み解こうとする時にも滲んでしまっているかもしれません。

二尋さんの「確固としたイメージはまだ定まらない」という視線こそ、スネイプ先生の実際の描かれ方に一番近いものだと感じます。ダンブルドア陣営から見て白か黒かも、どんなことを考えて何を感じて動いているのかも、まだ私たちには分からない。もしかすると最後まで分からないかもしれない。そこがスネイプ先生の一番の魅力だと思うので…。

多岐に渡るご考察を読ませて頂くたびに、ふむふむ、なるほど…と今まで思ってもいなかった面に気づかされ、スネイプ先生に一歩近づくとともに一方で更に謎が深まるような気がして、本当に楽しいです。いつもありがとうございます!

ハリー・ポッターの魅力

>同じ文章を読んでいるはずなのに、それぞれが見ているポイントや、そこから思う内容が全く違うのがハリー・ポッターの面白いところ
全く同感です。ハリー・ポッター好き、スネイプ先生好きの方とお話したり、その文章を読むと、その視点の違いにたびたび驚かされます。
そんなふうに、色々解釈のできる物語にめぐり合えて、本当に幸せです。こちらにいらした方々の様々なご意見を伺うのも楽しみの一つです。
自分が更新しなければ、コメントもいただけないので、なんとか、こじつけては書いています。

URLはブログの一部だったのですね。
海外の掲示板なのかと思っていました。英語も多いですよね。
二次創作をされる方とお話すると、やはりそれぞれのイメージが私のそれより、ずっと鮮烈だと感じます。だからこそ、駒の様に動かせるのですよね。でも、それはその方の考察なのだ、といつも思って作品に触れています。表現の方法は私と違いますが、登場人物に寄せる思いは同じだと思っています。
あ、でも、こちらのブログは一切検索避けを行っていませんから、ご注意ください。

こちらこそ、いつもありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします。

出てこない階

グリフィンドール塔の入り口は8階で、このシーンは、すぐ下の7階をさすのかな?と思ったのですが、不思議なことにホグワーツの7階になにがあるかという記述が今までにないようです。他の階は教室がなくても、像や絵があるのですが。
「7」という数字にこだわるお話なので、何か意味があるのでは、と漠然と思っています。
四人の創設者もしくはホークラックスに関する階なのかも、そして、スネイプ先生の研究室とつながりがあったりして、などと。
(しかし、ローリングさんは、今までに階数の思い違いをしていたこともあるので、明言を避けただけなのかも、とも思います。)

7階

私も、7階を指すのだろうかと思い、原文を英語の得意な人に見てもらったのですが、「1階下とは限らない」「8階よりは下の階を指す言葉」だと言われて、限定できませんでした。
今まで7階は出てこないのですね?
こんなに7にこだわった物語ですから、それはやっぱり怪しい匂いがしますねぇ(笑)
ところで、以前、果穂さんの所で教えていただいた2巻の「闇の魔術に対する防衛術」の教室の場所ですが、私はどう読んでも4階のように思えるのです。3階で石化したミセスノリスが見つかった場所で、ロックハート先生が、自分の部屋を「すぐ上です」と言っているので。何かに3階と示されていたのですか?

第7章でファンレターの手伝いに行くとき「三階の廊下を歩いてロックハートの部屋に着いた」とあります。lexiconにもここが書いてありました。またこのサイトではトイレは7階と書いています。ですが、何がどこにあるかは作者の記述が変わり断定は出来ないとも書いてあります。
あと、5巻までの情報から作成した校内の地図はポッターマニア管理人さま発行の本に載っています。

本当だ!

7章確認しました。
確かに三階の廊下を歩いて、着いていますね。
ということは、ローリングさん、同じ巻の中で、三階とも四階とも取れるような書き方してたんですね。確かに作者の記述が変わって断定はできないと思いました。
やはり作者がそれほど意識していない部分を考えるのは不毛ということですか。


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