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2017-07

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陶酔感を誘う霊薬 - 2007.02.24 Sat

クラスのほとんどが「姿現わし」の試験を受けるため、3人しか出席しなかった魔法薬学の授業で、スラグホーンは何か楽しいことをしようと持ちかけました。何でもいいから、おもしろいものを煎じてみてくれと言われ、ハリーは教科書から「陶酔感を誘う霊薬」を選びました。

プリンス版「陶酔感を誘う霊薬」は、教科書をさんざん書き換えたものでした。
副作用を相殺する働きのあるハッカの葉を加えるというオリジナリティーがあります。
副作用は、唄を歌いまくったり、やたらと人の鼻を摘んだりするというものです。
これは!まさか、オリジナルの薬が完成していない時点で、セブルス少年自身にこの副作用の症状が出ていたりしないでしょうか。

ちょっとテンションの高いこの副作用、行動の異常さに本人は気付いているものなのでしょうか。冷静に自分の行動を観察しつつ、でもやめられない状態なのか、気分が高揚して普段絶対やらないような行動に疑問も感じないのか、どちらなのでしょう。
いずれにしてもこの状況に陥ったセブルス少年の姿を想像するのは楽しいです。冷静に観察できる状態にあったなら、唄を歌いまくるというのは、とりあえず一人でできますから、どこか人気のないところを探したかもしれません。人の鼻を摘むというのは、きっと自分の鼻ではなく他人の鼻ということだと思います。ということは、鼻を求めて、校内を歩き回ったりしていたりして!
それを自覚して屈辱的な気持ちでいるセブルス少年もまたいいな

さんざん書き直す、ということは、スラグホーンの言う「直感的なリリー」とは違い、理論に基いて試行錯誤していったということだと思います。唄を歌いまくったり、人の鼻を摘みたくなる心理状態がどうして起こるのか、その状態を相殺させる物質は何か。その過程は、短いものであったとは思えません。
5巻のペンシーブで見た最悪の記憶の中では、O.W.Lの試験後、開放感に浸りのんびり過ごす他の生徒達とは異なり、しばらく試験問題に没頭するセブルス少年の姿がありました。どんなテーマも、彼にとっては簡単に解決するものではないのだと思います。答えは一つではないのです。教科書に調合の手順の載った完成度の高い魔法薬でさえ、わずかな問題点(たまに起こるとされる些細な副作用)の解決に心血を注ぐスネイプ先生の真摯な姿勢に、惚れ直さずにはいられません。

● COMMENT ●

>スラグホーンの言う「直感的なリリー」とは違い
>理論に基いて試行錯誤
このあたりを読んでいてドキッとしました。
本の内容や教わった理論・今までの実験データなどをもとに独自の理論を組み立て、何百何千という材料や方法の中から最善のものを選び出すという作業は、本当に大変なことだ、と思ったのです。
それに比べ、リリーは結構さらっとこなしてしまっていたようなイメージがあります。必死の努力をしている横で、同い年の少女がそんなふうに軽々と調合やレポートを仕上げていたら…。
スネイプ少年の嫉妬や羨望は、もしかするとジェームズではなくてリリーに向けられていたのでは、と思ってしまいます。私は今までのほほんとリリーとスネイプの恋愛関係を疑っていたのですが、もしかしてここにも何か暗いものが……明るい人間関係(恋愛だけじゃなくて)は、どこかに、なかったのでしょうか……!

鬼百合さんのいうように、努力して積み上げたものを他の人がたやすくおこなっていたとしたら、嫉妬することも考えられますよね。しかもマグル生まれですし。

スネイプ先生がここまで勉強に夢中になっている姿が、実は私には痛々しく感じています。他の生徒はテストから解放されてのんびりしていて友達と語ったりしています。スネイプ先生にはそういった仲間がいなかったのでしょうか。しかも嫌われもので。。ホグワーツでの「自分の場所」が勉強だったのかなあと考えると悲しい気持ちになります。

ハーマイオニーは勉強に夢中でも、友達と話をする時間も大切にしてますよね。。。(マグル生まれで秀才、友達もいる。リリーと重なりますね。。)

他にも気にかかることがあります。スネイプ先生は学生のころもきっといろんな薬の調合をしてきたと思います。その薬の材料費はどうやって捻出していたのでしょうか。作者はもしかしたらそこまでは考えていないかもしれませんが。。。

リリー

【鬼百合さん】

私は、スネイプ先生が、少なからずリリーにライバル心のようなものを持っていたのではないかと疑っています。たびたびスラグホーンが語るリリーの直観力は、スネイプ先生の魔法薬に対する取り組み方とは異なるものの、それなりの成果があったようですから。
リリー個人に嫉妬や羨望の感情を持っていたかどうかはよくわからないのですが、その「閃き」は意識していたと思います。先生からの評価は意に介さなくても、自分自身納得できないものがあったような気がします。
それにしても、ジェームズといいリリーといい、たいした努力もなく(実は陰の努力はあるかもしれませんが)学業を修め、先生からも生徒達からも高く評価され、自信に満ちた様子は、スネイプ先生にどう映ったのでしょうね。そこに羨望とか嫉妬とかあったら、切ないです。

居場所

【schさん】

スネイプ先生は学生時代、人と関わることをどのように考えていたのだろうと、よく考えます。心底、他人との接触を嫌っていたのか、自覚していなくても心の奥底では人と関わりたいと思っていたのか。
友人が欲しいとか、人と関わりたいと思いながら、上手く関われないとしたら、本当に学生時代のスネイプ先生の姿は痛々しいと思います。やることなすこと裏目に出て、嫌われるばかりで。
でも、仮に仲間が欲しいと思っていたとしても、研究することは、心から好きだったのではないかと思います。それがたとえ、最初は逃避の意味があったとしても、知的好奇心が満たされ、、さらに応用させ、発展させていくことに喜びを感じていたのも確かだと思います。でなければ、優しく愛撫するように闇の魔術を語ったり、詩的に薬学を語ったりしないと思うのです。
学校は勉強だけでなく、社会性を身につける場所かもしれませんが、勉強に居場所を見つけることが可哀想なことなのか、私には正直よくわかりません。そこに居場所があったのなら、それはそれで良いような気もします。先生は、本当はどう有りたかったのでしょうね。

スネイプ氏のこととなると、ついつい暗く考えてしまいがちなので、「ライバル心」という前向きな響きに少しほっとし、明るい気分になりました。

それにしてもスネイプ少年はどうして魔法薬学をあれほど熱心に勉強したのでしょう?他の教科も同様に熱心に勉強していたのならまだわかるのですが、教科書への書き込みは魔法薬学と自作の呪文だけのようですし。
教科書通りに調合すれば点はもらえるわけで、副作用にしてもたまに起こる程度、深刻な問題だったとは思えないのですが…。

友人>
(schさんへのレスの方なのですが…;)
私はスネイプ少年には友人がいなかったのではないかと思っています。四巻でシリウスが、スネイプは「グループに属していた」と言っていましたが、グリフィンドール寮生に逆さ吊りにされて侮辱されても誰も助けに来る様子がなかったので。
(それにしてもどういうグループだったのでしょう?)

居場所。

魔法薬学に夢中になったのは、ライバルがいたからこそなのでは、と思っています。ライバルを意識して、切磋琢磨するうちに魔法薬学の奥深さにはまったのかなあ・・と想像しています。(呪文は小さな頃から慣れしたしんでいたもののように思います。)

高校時代、英語にはまって細かく調べていた自分自身を思い出しました。ちょうど自分の素を出せる場所でなくてしんどかったな、ということを思い出しました。それでスネイプ先生の状況に胸が痛んだようです。

鬼百合さんへ
「グループ」の存在が気にかかってはいました。つるむ感じの人ではなさそうなので。このテスト以降に何かがあって、グループがまとまったのではないかと考えています。憶測です。

スネイプ先生に関する記述の何気ないところも拾いあげる二尋さんは、スネイプ先生が魔法薬研究にかけるのと同じくらい情熱的かと思います。

好きな科目

理数系が得意、国語が好き、外国語が好き、などと人それぞれあるように、魔法薬学については、好きな科目だったのだと思います。

歴史学のように、たくさん暗記したり考察したりするような科目は、評価をつけにくい学問、変身術は、持って生まれた才能が大きく作用する魔法らしいと私は捉えています。

それに比べ、魔法薬学は、他人の評価(先生の採点とか、誰かと比べて順位をつけるとか)を受けるよりも前に、薬そのものが変化して応えてくれます。自分の創意工夫の結果が、目に見えて現れるので、手ごたえがあると思うのです(そういう薬ばかりではないとも思いますが)。呪文の工夫もそうかな、と思います。効果が現象として出てくれるので。

>研究することは、心から好きだったのではないかと思います。それがたとえ、最初は逃避の意味があったとしても、知的好奇心が満たされ、さらに応用させ、発展させていくことに喜びを感じていたのも確かだと思います。

つまり、そういうことなのですが。

試行錯誤する過程が好きなのだとしたら、ひらめきで結果を出せてしまう人の才能をうらやむ気持ちはないですよね。ただ、そういう人を周りが評価する風潮は、嫌だったかもしれません。
成功した結果だけが大事なのではなく、どういう失敗がどう影響するのか、まで追求するのが好きなのではないかと。ただ、学生の実習中に、「こうすると失敗でこうすると成功です。」などと発表する場など無さそうですよね。そんな機会は無くても、失敗例は他の学生がやってしまうのか。それを見て「これは○○すべきところを××したからいけないのだ。」などと言っていたのでしょうか。他人に忠告する親切心は無いかな?
いったいどこで研究を重ねていたのでしょうね。そうそう費用もいったいどこから・・・

前向き

【鬼百合さん】
>ついつい暗く考えてしまいがち
私も同様です。考えているうちに切なくなってしまいます。それでいて、先生のやることは全て肯定してあげたい気持ちもあるのです。共感し、肯定する、という態度は、職業的なものかもしれません。

>前向きな響き
実のところ、スネイプ先生のリリーに対する感情って、私にはあまり想像したことがないというか、妄想が広がらない対象なんです。深い意味もなく、「ライバル心」などと言っています。参考程度に思ってください。

魔法薬や闇の魔術に惹かれたのは、私は2006年9月4日の記事「『闇の魔術』の魅力」に書いたような「強くなり続ける未知の物に挑むのが好きなのではないか」という理由を考えています。その学問自体が持つ魅力に純粋に惹かれたと、それこそ前向きに捉えたいところがあるのも事実です。

苦手分野

【schさん】
私は、既に入学前の家庭において魔法薬学や闇の魔術に惹かれていたのではないかと考えています。
私が前回のschさんへのお返事で書いた「それがたとえ、最初は逃避の意味があったとしても、」の逃避は、「学校生活における人間関係からの逃避」の意味ではなく、「入学前の家庭生活における不仲な両親からの逃避」の意味を持っています。既に魔法薬学や闇の魔術の魅力にとりつかれた状態で入学したので、学校生活での人間関係に居場所を求めなかったのかな、と思ったのです。

多分、私の妄想の方向は、学校での問題より、家庭での問題と捉えているところにあると思います。
そのため、ジェームズやリリーに対するスネイプ先生の気持ちを想像することが、おろそかになるのだと思います。学校においても、やはりセブルス少年は思うところもあったはず。でなければ、ジェームズを語るスネイプ先生の憎しみの表情が説明できないですよね(実際、私はその点について語ることをずっと意識的に避けています)
このことは、やはり避けては通れないことだと思うので、もう少し自分の考えがまとまってから、書きます。またご意見お聞かせください。

愛しい存在

【果穂さん】
効果が目に見えて結果として現れる、創意工夫の結果が目に見えるというのは、魅力的だと私も思います。何度も苦労して生み出した呪文などは、本当に愛着があるだろうと思います。考えてみたら、先生、産みの苦しみを味わってるんですね!だから愛しているのでしょうか(闇の魔術や魔法薬への母性愛??)

>試行錯誤する過程が好きなのだとしたら、ひらめきで結果を出せてしまう人の才能をうらやむ気持ちはない
その通りですね!魔法薬学や闇の魔術に取り組むことが好きなスネイプ先生なら、ライバル心などないかもしれないと思いました。
私もスネイプ先生はこの学問を純粋に好きだったと考えたいので、ジェームズ達は、好きなことに没頭するセブルスにちょっかいを出す悪童達、くらいにしか見えなくて。もちろん、そんな単純なことではないはずなので、もう少しがんばって考えます。

研究

ホント、果穂サンのおっしゃる通り、
いったいどこで研究を重ねていたのでしょうね。まさか、自分でためしに飲んでみる、なんてないですよね^^;でもフレジョーみたいに、お尻におできができる、なんて程度ですんだりしたんでしょうか。彼らもその度に何か解決策を見つけてますし。それとも、ねずみとかを大量に飼育していたとか・・・。でも、私にはスネイプ先生が動物を飼っているところってミマイチ想像できません。

試飲

必要の部屋が、スネイプ先生にとって「研究できる場所」になっていたということはないでしょうか。
「一人で実験できる場所が必要だ」と考えることで扉は開いたかもしれません。

私は、スネイプ先生は、試飲していたのではないかと、疑っています。
だから、肝臓を傷めて、土気色の顔色なのではないかと思いました。
たしか、指が黄色いとの記述もあったと思います。
動物で試すより、自ら効果を試し、ギリギリのところで生きている、という妄想に走りがちです(汗)

試飲…

二尋さんの仰るように、自分で試していたイメージがあります。
「陶酔感を誘う霊薬」など感情面に変化を起こす薬だと、動物では効果がよく分からないと思いますし。

そういえばschさんや果穂さんの仰っていた薬の材料は、恐らく生徒用の棚から取って使っていたと思います(ハーマイオニーが勝手に取れると言っていたので)。でも高度な材料はどうしていたのでしょう。スラグホーンの材料を使わせてもらっていたのでしょうか…。

生徒用の棚

私も、生徒用の棚ではないかと思います。
というか、そう書いたつもりでしたが、どこにも無いですね。推敲の過程で削除してしまったのだと思います。
スラグホーンの個人用保管庫にしかないような貴重な品は、どうしたのでしょう。上手く乗せて手に入れるほど口は上手くなさそうだし、こっそり拝借するような規則破りはしなさそうだし。ユニコーンの尻尾の毛など貴重な品を禁じられた森で手に入れて、どこかで換金したのでしょうか???


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