topimage

2017-06

大流行 - 2006.12.16 Sat

憂いの篩で、ジェームズがレビコーパスの呪文を使う場面を見た覚えのあるハリーは、半純血のプリンスが父親ではないかとの期待から、ルーピンに半純血のプリンスを知っているかどうか尋ねます。が、思うような回答は得られません。レビコーパスを発明したのは半純血のプリンスだと言うハリーに、この呪文は五年生の時、二、三ヶ月の間大流行だったというものの、その時代に発明されたものとは限らないとルーピンは言うのでした。

ルーピンは自分達の時代に発明された呪文であるとは思っていないようですが、このレビコーパスは、セブルス少年が開発した呪文であることが、後にわかります。
この呪文がどうしてジェームズの知るところになったか不思議です。
そもそも、教科書に書き込まれた呪文には、無言呪文を示すと思われる(無)の文字が添えられていました。何回もバツ印で消したり書き直したりして苦労したその呪文、たとえ試したのがジェームズに対してであっても、ジェームズは呪文を聞くことはなかったはずです。
なぜ、開発した呪文が漏れたのでしょう?

ルーピンは知りませんでしたが、ジェームズはセブルス少年の開発した呪文だと知っていたのでしょうか。ジェームズは、教科書を手にする機会があったのでしょうか。
使い込まれてどのページにも書き込みのあった『上級魔法薬』の教科書は、きっといつもセブルス少年が大事に持ち歩いていたものだったのでしょう。大事そうに扱う姿を見て、好奇心をもつのは当然な気がします。透明マントを使用して、覗き込んだり、呼び寄せ呪文で取り上げたりした際に目に入ったのだろうか、などと想像します。
それとも、後にそのほとんどが死喰い人となったスリザリンのグループの一員だったということですから、その中で開発した呪文を紹介する必要があったのでしょうか。もともとそのグループの何かの目的のために苦労して開発した可能性もあります。そのグループの他のメンバーの口から伝わっていったのかもしれません。
盗まれたか、裏切りによって漏らされたというところでしょうか。

大流行した時、セブルス少年はどんな気持ちだったのでしょう。
愛をもって闇の魔術を語るスネイプ先生は、やはり自分の発明した呪文を深く愛していたと思います。
後にスネイプ先生は「我輩の発明したものを、汚らわしいお前の父親と同じにこの我輩に向けようというのか?」(6巻28章p.434)と言っていますから。
二、三ヶ月の間ではあっても、校内において、ちょっと動くとたちまち踝から吊り下げられてしまうような状態にあったことを、どんな苦々しい思いで見ていたか。愛するものをもてあそばれて、深く傷ついたに違いありません。どうして彼の大事にするものをそっとしておいてくれないのでしょう!
個人授業で覗かれた記憶を「最悪」としたのは、見物人のど真ん中で、パンツを脱がされそうになったこと以上に、自分の発明した呪文によって逆さ吊りにさせられたことの屈辱によるものだったのかもしれません。

● COMMENT ●

納得です!!(泣)

こんにちは!
「スネイプ最悪の記憶」は、何故最悪なのかが理解出来ないでいました。
確かに忌まわしい記憶ではあるでしょうが、毎回ご丁寧に抜き出さなければいけないほど?
きっとハリーに見せる為のローリングさんの都合によるものなのではないかと思っていまいた。
でも二尋さんの考察を読んで目からうろこでした!
レビコーバスを愛していたが故のつらい記憶だったのですね。
ジェームズが透明マントで・・・って、とってもありそうだし!
これで最後の「我輩の発明したものを、汚らわしいお前の父親と同じにこの我輩に向けようというのか?」のセリフもより深みが増しました。
「なるほど~」とスッキリ納得できたと同時に非常に切なくなりました。
先生またしても、こんな辛い思いをされて・・・
先生の人生の幸せな部分を知って、ほんわかした気分になりたいです!!

こじつけ?

たけさん、コメントありがとうございます!

実は、私もローリングさんの都合?と考えていないこともないです。
だって、先生の記憶なのに、自分の姿が見えているなんてあり得ないですよね。
色々な場面でそのようにも思いつつ、なんとかこじつけて理屈をつけてやろうと考えようとしています。
なるほど、と思っていただけて嬉しいです。
でも、先生自身が自分の開発した呪文や魔法薬を大切に思っていたのは確かだと思います。だから、そっとしておいて欲しかったです。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://legilimens.blog68.fc2.com/tb.php/147-88c8eb0d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

クリスマスプレゼント «  | BLOG TOP |  » スネイプ先生の挨拶

拍手コメントについて

拍手コメントをいただいた時は、その記事のコメント欄にお返事いたします。

プロフィール

二尋

Author:二尋
スネイプ先生への愛を語らずにはいられません。         

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

スクロール式になっています

前ブログからの訪問者数

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

ブログ内検索

RSSフィード