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2017-09

ドラコとの会話1 - 2006.11.12 Sun

スラグホーンのクリスマスパーティを抜けてドラコと会話するスネイプ先生の真意は、何度読んでも測りかねます。何かヒントはないかと探すのですが、本当にどちらの側ともとれる言い方をしていて、見つけられません。

後の27章のドラコとダンブルドアの会話から、ダンブルドアはだいぶ前からドラコの任務を知っていたとことがわかります。2章直後でしょうか。その際、スネイプ先生にドラコの行動を止めさせようと見張らせた、と言っています。しかしドラコはダンブルドアの命でスネイプ先生が動いたわけではないと思っていました。そうとも考えられます。
クリスマスパーティでの二人の様子や会話をチェックし、それぞれの立場から考えてみます。

まずフィルチに捕まったドラコが、スラグホーンにパーティへの参加を認められた時、ドラコは失望し、スネイプ先生が恐れの表情を見せた場面。
ドラコが失望したのは、パーティに参加するのが目的ではなかったからでしょうが、彼は何をしようとしていたのか。
上の階でうろついていたのは、直接ダンブルドア殺害にかかわる何かを実行しようとしていている途中だったのでしょうか。それとも、フィルチに捕まって校長に突き出して欲しかったのでしょうか。結局実現せずに終わったということだと思います。
では、そこでスネイプ先生が恐れを見せたのはなぜでしょう。
ドラコがダンブルドアを狙っていることに周囲が気付くのを恐れたからではないかと思っています。
27章で、ドラコを疑っていることをヴォルデモートが気付けばドラコが殺されるとわかっていた、とダンブルドアも言っています。そのため、ハリーは既にずっと前からドラコを疑い、訴えていましたが、認められることはありませんでした。
でも、ダンブルドアがいくら知らない振りをしても、今回のように多くの目撃者がいては隠しきれず、ドラコが怪しまれることになります。
それがヴォルデモートに知れたら、ドラコは殺され、スネイプ先生も死にますから、恐れたのだと考えています。これは、どちらの側であっても共通していると思います。
まず、ドラコがヴォルデモートの怒りを買うことを阻止しなければ、ドラコの命も自分の命も守れなくなるからです。軽率な行動に恐れすら感じたということだと思います。
後の会話でも「ミスは許されないぞ、ドラコ。なぜなら君が退学になれば―」「すでに君が関わっているという嫌疑がかかっている」(6巻15章p.489~490)とあり、同様に周囲がドラコを疑うような行動を諌めているのだと思います。

「そんな目で僕を見るな!おまえがいま何をしているのか、僕にはわかっている」「ベラトリックス伯母さんが君に『閉心術』を教えているのか」(6巻15章p.490)
スネイプ先生は開心術を使っているようです。どちらの側であっても、やはりドラコの企みの内容を知る必要があると思います。結局ドラコは阻止できたということでしょうか、先生が術を解いたのかわかりませんが。

以下の質問をしてさらに追及しています。
「どういう計略だ?」「何をするか話してくれれば、我輩が手助けすることも―」(6巻15章p.490~491)
ダンブルドア側の場合、ドラコの企みの具体的な方法を探り、ダンブルドアに伝えて、今後の方針を決めたい、ということでしょうか。
ヴォルデモート側だった場合も、ドラコの任務についてはわかっているものの、命令されたのはドラコである以上、いきなり手出しはできません。その方法に無理があれば助言を与えて遂行させようと考えたのだと思います。

この会話の場面、少し長いので続きはまた次回にします。

● COMMENT ●

敵か味方か。

こんばんわ。
スネイプ先生の動向、本当に判り辛く、どうとも取れるように描かれていますよね。
いくら読んでもボロを出していない描きっぷり。ローリング史には頭か下がります。

一巻の時点で「敵かと思ったら味方だった。」という単純なオチに皆ものすごく面白さを覚えましたが、今読み返すと、あれれ、それでもやっぱり敵と取ろうと思えば取れるのね。という感じがします。そしてすべての巻でやっぱり敵っぽいなぁという記述を沢山描き、特に五巻の閉心術の授業だったでしょうか。(英文なので上手く訳せませんが)確かヴォルテモートを「名前を言っては・・・」ではなく「闇の帝王」てしたっけ。デスイーター達が呼ぶ名をハリーの前で使いましたよね。何故ハリーの前で「うっかり」か「わざと」か判りませんが、その名称で呼んだのか。呼んだという事実の記述を入れたのか。

気になります。

「やっぱり敵かもよ」と読者に複線を張らせたのか。
読者に更に又、敵と強く思わせてどんでん返しを狙っているのか・・。

うーーん。判らない。
な~ぜ~だ~ろ~う~・・・。

「スネイプ先生の行動・言動が、敵としての言動か、味方としての探りか、又、スネイプ先生の明らかに敵っぽい描き方と味方かと裏をかきたくなる記述に対してのかんぐりと考察」
面白いので「スネイプ先生を語ろう」で語らしてもらおうと思います。よろしくオネガイイタシマスです。

ぜひ!

ゆうゆうさん、コメントありがとうごいざいます!
やはり、ゆうゆうさんにもわかりませんか。
一人で考えているとわからないものでも、別な意見を聞くうちに新しい道も開けるのではないかと期待しています。
ぜひ、掲示板で、語っていってください。

「闇の帝王の名前を言うな!」(5巻24章p.180)ですね。
同じ章でその後もう一度言っています。
これは、デスイーターがヴォルデモートを呼ぶ言い方ですよね。
ただ、この時はうっかり言ったわけではないと思います。6巻の授業中も、パーバティの質問に答える中でこの「闇の帝王」という言葉を使っていたので。

考えてみれば、自分が「元デスイーター」か「現デスイーター」であることを示す呼び方を生徒の前でするのもどういうつもりなのかわかりません。
実際デスイーターとの接触のあるハリー以外はその呼び方がデスイーターのものだとは知らないように思います。6巻の授業中、そのことでの混乱はなかったので。
でも、その言葉でしか呼べないスネイプ先生には、絶対なにかありますよね。それが、忠誠なのか、弱さなのかはわかりませんが。魔法で縛られている可能性もあるかもしれません。


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