topimage

2017-08

スラグホーンのクリスマス・パーティと吸血鬼 - 2006.11.04 Sat

スラグ・クラブのメンバーは、スラグホーンが催すクリスマス・パーティに、それぞれパートナーを連れて参加することになっていました。
ハリーはルーナと、ハーマイオニーはロンと仲違いしてしまい、マクラーゲンと行きました。
4巻でのクリスマスパーティもそうでしたが、こういうパーティというものは、一人で参加するものではないということですね。
ということは、このパーティに参加していたスネイプ先生も例外ではないということでしょうか?
それとも、教師は別なのでしょうか。もし、誘うとしたら、それは教職員同士なのか、成人していれば七年生の生徒でもいいとか?いや、やっぱり卒業するまではまずいでしょう。
ハリーがトレローニー先生と話しているところに現れたスラグホーンが、どこからともなく呼び出したかのように、スネイプ先生を引き寄せたというのも、怪しいです。背が低いスラグホーンのリーチはそんなに長いとは思えません。トレローニー先生のごく近くにスネイプ先生がいたということでしょうか?
一緒に来たのでしょうか。いえ、偶然だと思います。
パーティ会場は混み合っていたようですから、たまたまだと思います。トレローニー先生は一人でぽつんと立っていましたが、大人だったら、パートナーをひとり置いていくようなことはしませんよね。ハーマイオニーと違って。

さて、このパーティには、吸血鬼も来ていました。
スネイプ先生はかつて、その顔色や黒尽くめの服装などから、吸血鬼なのではないかと、ファンの間で言われたことがありました。
それについては、ファンの質問に答えて、ローリングさんが、関係はないと思うけど、というようなことを言っています。
ですが、ローリングさんの言葉は気をつけないといけないことが、6巻を読んでわかっています。スネイプ先生は純血かという問いに、彼の祖先についてはヒントがある、死喰い人だったからマグルではないと答えたことから、私を含め多くの読者が純血だと思ったのでした。
「マグルではない」と「純血である」はイコールではないのに。
そう考えると、「スネイプとヴァンパイアにつながりはありますか(‘Is there a link between Snape and vampires?’)」「むむ、ないと思うけど(‘Erm…I don't think so.’)」についても慎重に考える必要があるかもしれません。 

このパーティに参加していた吸血鬼、サングィニの風貌や行動について確認してみます。
背が高くやつれていて、目の下に黒い隈がある。
飢えた目つきで、周囲の女の子の群れにじりじり近づく。
肉入りパイを食べるよう勧められる。
やつれた(emaciated)という表現はスネイプ先生にはなかったように思います。スネイプ先生は痩せた(thin)と表現されている点で区別されているような気がします。
また、先生は顔色こそ土気色ですが、目の下の隈は指摘されていません。
ですが、見た目の違いよりも、大きな違いが行動にあるようです。
飢えた目付きで女の子に近づくなどということは、まずスネイプ先生にはありませんでした。
さらに、この吸血鬼のサングィニをつれてきたウォープルは、サングィニに対して、子どもかペットに対するような命令口調で対応しています。知能はそれほど高くないと思います。
仮にずっと遠い祖先に吸血鬼がいたとしても、何らスネイプ先生に影響を及ぼしていないようです。まるで似ていません。
以上のことから、私は、スネイプ先生はやはり吸血鬼とは関係がないと思っています。

でも、ちょっと気になるのが、血に限らず、肉入りパイも食べられるという点でしょうか。スネイプ先生の食生活に関する描写が無いので、比較しようがありませんが。
先生の事で、唯一つわかっているのは、スピナーズエンドで、ワインを飲んでいたこと。そのワイン、血のように赤いワインでした!

11/6追記
「幻の動物とその生息地」に吸血鬼について記されていることを教えていただきました。鬼百合さん、ありがとうございます!

1811年、魔法社会の大多数が容認できる「ヒトたる存在」の定義ができたようです。その定義とは、「魔法社会の法律を理解するに足る知性を持ち、立法に関わる責任の一端を担うことのできる生物」(「幻の動物とその生息地」p.18)というものでした。
知能はそれほど高くなさそう、と書きましたが、法律を理解するに足る知性はあるのですね。

しかし、鬼婆とともにヒトたる存在として認められたことで、ケンタウルスが同類扱いされることに異議を申し立てています(結局ケンタウルスはあえて「動物」に分類されることになっています)
吸血鬼は人の血を欲し、鬼婆は子どもを食べようとする点が、ケンタウルスに嫌悪感を抱かせているのだと思います。
また、極めて高い知性がありながら、野蛮な性格を抑制できないアクロマンチュラやマンティコアも動物に分類されています。

これらのことから、吸血鬼は、ケンタウルスに同類だと思われたくない野蛮さがあり、且つその野蛮な性格はある程度制御できる、ということがわかります。

うーん、スネイプ先生と関係があるかどうか、やはりよくわかりません。ただ、人狼のようにヒトたる存在について議論されたことのある種族の方が、物語の中でも重要な位置にいますから、先生に関係あるかどうかはともかく、吸血鬼だって今後無関係ではなくなってくるかもしれません。

● COMMENT ●

私はヴァンパイアやそれに関わるスネイプの記述は調べたことがないのですが、「I don't think so.」(ないと「思うけど」)という言い方が随分曖昧に聞こえ、引っかかりました。
「私はこんな関係では『つながりがない』と言えると思うけど、読者は『それはつながりがある』と思うかもしれない」
とでも言われているような。

でもダンピールなど親戚に吸血鬼がいる場合、十分「つながりはある」と言えますよね。
あくまで思いつきですが、『死喰い人』の活動で、ヴァンパイアやダンピールが利用されたのかもしれません。
「幻の動物とその生息地」に、吸血鬼は「ヒトたる存在」(「魔法社会の法律を理解するに足る知性を持ち、立法に関わる責任の一端を担うことのできる生物」)として認められているとありますし、巨人や狼人間も加わっていたということで、有り得る話ではないかなと思いました。

しかし、こんなシーンまで考察が及ぶとは…二尋さん、徹底されてますよね…。すごいです。

不十分でした

鬼百合さん、コメントありがとうございます!

>こんなシーンまで考察が及ぶとは
まだまだ不十分なことがわかりました。「幻の動物とその生息地の中」で、吸血鬼について語られた部分があることをすっかり忘れていました。そうですか、法律を理解する知性を持ち、立法に関わる責任の一端を担うことができると書かれているのですね。確認して追記させていただきます。

ローリングさんの言葉はいくらでも裏が読めると思います。
おっしゃるとおり、人狼や巨人など他の種族が物語の中でも重要な位置にいますから、吸血鬼だって無関係ではないかもしれません。今回サングィニが登場したのも、7巻も前振りの可能性もあると思います。スネイプ先生の心の闇に何か関係するかもしれませんね。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://legilimens.blog68.fc2.com/tb.php/141-7d813386
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ドラコとの会話1 «  | BLOG TOP |  » ネックレスの呪い

拍手コメントについて

拍手コメントをいただいた時は、その記事のコメント欄にお返事いたします。

プロフィール

二尋

Author:二尋
スネイプ先生への愛を語らずにはいられません。         

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

スクロール式になっています

前ブログからの訪問者数

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

ブログ内検索

RSSフィード