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2017-08

最後の頼みの綱  - 2006.05.14 Sun

ヴォルデモートに捕らえられたシリウスの夢を見たハリーは、相談しようとしたマクゴナガル先生が既に聖マンゴに移されたことを知りました。ダンブルドアもハグリッドも去ったホグワーツには、シリウスのことを話せる人は誰もいないとハリーは途方に暮れるのでした。

スネイプ先生のファンでなかった時ですら、なぜ騎士団員のスネイプ先生に相談しないのか、不思議でした。わかってはいるけど相談したくないのだろうと考えていましたが、ハリー、本当に忘れていたようです。
その後、シリウスの無事を確認しようとアンブリッジの暖炉を使い、アンブリッジに捕まってから初めて不死鳥の騎士団員が一人残っていたことを思い出したのでした。
この部分、スネイプ先生がハリーの最後の頼みの綱として、物語の中で突然脚光を浴びたように思いました。好きでなかったときですら。(いや、もう好きになりかけていたのかもしれませんが)

部屋に入ってきたスネイプ先生、スリザリン生と捕虜たちの揉み合う様子にも無関心で、真実薬を欲しがるアンブリッジに調合すると答えながらも成熟には1ヶ月かかると言います。アンブリッジに協力する気はなさそうに見受けられます。
では、ハリーを助けてくれるのか。抉るようにハリーの目を見るスネイプ先生に対し、ハリーも必死で夢の様子を思い浮かべ、心を読んでくれるよう見つめ返します。
ここはハリーになりきって読んでいたので、私も「スネイプ先生理解して」と縋るような思いでした。
そして、口では協力を約束しながら、欲しがるものは渡さないスネイプ先生の非協力的な態度は、アンブリッジを怒らせ、出て行くよう言い渡されました。ドアから出て行こうとするスネイプ先生にハリーはついに口に出して言いました。「あの人がパッドフットを捕まえた!」と。

後の章でダンブルドアがこの暗号めいた言葉をスネイプ先生は理解したと語りましたが、スネイプ先生はハリーが最初に見つめ返した時点で、ある程度理解していたのではないかと思っています。そして次にハリーと視線を合わせた時には、さらにはっきり理解できていたのではないかと思います。だからこそ、アンブリッジに言われて立ち去ろうとしたのだと。この後すぐ行動に移すつもりだったのではないでしょうか。ハリーには伝わったかどうか分からず、結局暗号じみた言葉をいうことになりましたが。
ハリーの言葉に振り返って不可解な表情を見せる先生。
ハリーが言った事が何を意味するかアンブリッジに問われても「さっぱりわかりませんな」「ポッター、我輩に向かってわけのわからんことを喚きちらして欲しいときは、君に『戯言薬』を飲用してもらおう―」(5巻32章p.505)という先生。
この表情や言葉からハリーに何かを伝えようとしていたのではないかと考えたのですが、よくわかりませんでした。先生としてはアンブリッジの前で言える精一杯の言葉だったと解釈したいのですが。『戯言薬』を飲ませると言ったのは、「わかっている。もうこれ以上何も言うな」というメッセージだったのでしょうか。

最後にクラッブにネビルの首を絞める手を緩めるよう言い置いていったのは、クラッブの就職に不利になるように見せながら、しかしネビルを助けるための言葉だったと信じています。スネイプ先生は、一貫して生徒の身の安全には注意を払う人だと考えているので。

● COMMENT ●

過去のコメント

きっとそうですよ!! (ぴぎ) 2006-05-15 00:29:21

優れたスネイプ教授の事です。
きっと彼に見つめられたら「隠そうとしてもバレてしまう」にちがいありません。
ですから、きっと解ってらっしゃったと思います。^^

>そして次にハリーと視線を合わせた時には、さらにはっきり理解できていたので・・・

ぜ~たいにそうですよ!
だからこそ、とっとと行動に移そうと退出できるよう仕向けたのに、ハー坊の言葉。教授、きっと心の中で『ちっ!』と舌打したに違いありません。
単に、『解ってる!いらん事言うな。黙っとき!』と伝えたいのを「ポッター、我輩に向かってわけのわからんことを…」とお洒落な言い回しで伝える知的な教授に益々惚れ直しちゃいました!

(私はまだ本を読んでいないので、正しい判断が出来ているかどうかわかりませんが。。。)







5巻ネタバレ (二尋) 2006-05-15 21:11:50

ぴぎさん、コメントありがとうございます。
ぴぎさんもそう思われますか?
って、本はご覧になっていないのですね(笑)
この部分に限らず私の文章で判断されるのは危険です。かなり偏ってますから。
というより、5巻ネタバレ大丈夫でしょうか?






ネタバレ大丈夫です! (ぴぎ) 2006-05-16 01:03:40

映画(DVD)を4本目まで観てしまっている事で、既にかなりネタバレですもの。^^
『スネイプ先生に開心術!!』は、初めから順に全て拝見させていただきました。
教授にハマりたての頃『もっと教授を知りたいっっ!』と言う熱い欲求を沈める特効薬として…。

何も知らない状態で本を読んで、ハマってからもう一度読む。そんな読み方をしてみたかった気もしますが、映画を先に観てしまっている時点でそれは不可能ですから♪

そろそろ心の準備も出来たので、本を読み始めようかと考えています。
以前の『開心術』ページに順を追って、私もコメントしてもいいですか?






以前の記事へのコメント (二尋) 2006-05-16 21:03:24

ぴぎさん、こんばんは。
全て読んでくださったのですね。ありがとうございます。
本を読み始めたら、ぜひコメントください。
以前の記事でも構いません。
ただ、今の私の考えが以前とは変わってしまっていたり、6巻で答えが出てしまった内容もあるかもしれませんが。

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コメント下さった方へ

どんなに古い記事でも、コメント大歓迎です!

映画のこの場面、実は私はあまり気に入らなかったんです。
魔法省の指針で使用を厳しく制限されている薬を、いかなる理由があろうとスネイプ先生が生徒に飲ませるようなことはしないと思って。
原作ではアンブリッジに悪用されないよう偽物を渡したのに、映画で本物を渡した、と聞いた時は耳を疑いました。人柄が伝わらないし、アンブリッジに言われるまま、というのも気に食わなかったです(笑)

が、おっしゃるように、チョウはアンブリッジに真実薬を飲まされた、ということをスネイプ先生がハリーたちに教えた、というところはスネイプ先生の思いやりを感じますね!素敵!!その辺、一応考えられているのでしょうか。
しかし、薬で言わされたことが判明しても、ハリーとチョウの仲はついに回復しなかったところが、ハリーが小者に見えて、映画の不満点ではありますが。
結局、無理にお話を縮めようとすると、あちこちつじつま合わなくなるんだろうなぁ、と思っています。
ハリーが小者に見えるのはいいとして(いいんだ!)、スネイプ先生を原作以下に描くのは勘弁してほしいです(笑)


ですね・・・。

こんにちは

確かに私も、本物の真実薬を渡した事については「おっかしいな・・・」と思いましたが、「ま、いっか」で済ませてしまいました。スネイプ先生への愛が足りん!
反省・・・。

いえいえ

私の方こそ、こはちゃんさんに教えていただくまで、そういう視点で見ると素敵だ、ということに気付いていませんでした。
おかげで、映画もできるだけ良い方に解釈して見ようと思うことができました。
ありがとうございますi-179

真実薬を 飲ませたのは…

二尋さん また お邪魔しますm(__)m

今日 「不死鳥の騎士団」の DVDを観ながら、スマホで 【ハリーポッターシリーズの魔法薬一覧】Wikipediaを 検索していました。すると『 真実薬 』の項目に、『 映画では〈 不死鳥の騎士団 〉で スネイプが チョウ・チャンに対して使用している 』との記述が…(`へ´*) !
違うでしょ!使ったのは アンブリッジでしょ!(怒)
丁度 「不死鳥…」を観てたし 確認すると
日本語のセリフは 『 校長が 生徒の尋問に 使ってしまわれました。』だったし
英語字幕でも 『 I'm afraid you've used up all my stores interrogating students . 』だから
やっぱり 真実薬を使ったのは アンブリッジじゃん !!! と 鼻息の荒い私…( ̄^ ̄)

映画しか 観てない人は、スネイプ先生が 本物の真実薬を渡したと思ってるでしょうし、
そのうえ Wikiでは 先生が薬を使った事になってるし、本当 スネイプ先生の評価を下げるような事は やめて(汗)
と 怒りが収まらない 私…

二尋さんは、真実薬の 真偽について 原作とは違う設定に きっと何か 書いていらっしゃると思い、少し 前の
記事ですが こちらを見つけたので “ 百味スネイプ ”の方で コメントさせて頂きました。
(愚痴をこぼしに来た の 間違い?かも…^_^;)

スネイプ先生じゃない

ノーベルタさん、いつもコメントありがとうございます!

Wikipediaの魔法薬一覧はよく見ますが、『真実薬』の項目を注意して見てはいませんでした。そんなことが書いてあったんですね!
Wikipediaに書かれていることは主観が多く混じっているので、鵜呑みにしはしていないのですが、やはり時々腹立たしく思うことがあります。そうじゃないだろー!とつっこみたくなります(笑)
まあ、Wikiの方は、一般人が書いているので仕方ないとして、映画の方はいただけないですね。
魔法省の指針で使用を厳しく制限されている薬を、アンブリッジに言われておとなしく渡すスネイプ先生なんて有り得ないと思います。

5巻で恋に落ちたのは、アンブリッジに偽の真実薬を渡したと発覚した場面だったので、7巻まで読んでいなくても、やはりこの場面は納得できません。実際初めて映画を見た時は、まだ結末を知りませんでしたが、納得できませんでした。

この記事ではコメントに映画の感想を書いていますが、日記の方にも映画を初めて鑑賞した日に同じようなことを書きましたので、良かったらそちらもご覧下さい。今まではネタバレ防止のため隠した上に反転する必要があったのですが、もう隠す必要などないので、先ほど反転は解除しました。もう見えるはずです。色々な不満が書いてあります(^^;
http://futahiro.blog18.fc2.com/blog-entry-798.html

私は英語の字幕までは確認していませんでした。
引用して下さった文を読むと、スネイプ先生がアンブリッジに渡した、とは書いてないですね。でも、スネイプ先生はアンブリッジが自分の保管庫から使っているのを承知しているは確かですね。

場面は違いますが(本ではハリーを自白させるため)、やはり、スネイプ先生が偽の真実薬を渡した、ということが私にとってはとても大事だったので、映画の進行上必要な設定だったとしても、スネイプ先生がアンブリッジの行動を容認してはダメです。アンブリッジがスネイプ先生の保管庫から知らない間に黙って勝手に使ったことにしてくれないと、スネイプ先生の人格が変わってしまうので困ります。
スネイプ先生は、ある面ではダメダメなところもある人ですが、別な面では一本筋が通っていて、そこは外さないで欲しいものです。


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