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2017-08

手の痺れ  - 2006.05.05 Fri

ペンシーブを覗き込んでいるハリーの腕を誰かの手が掴み、ペンチで締め付けるように握りました。それはスネイプ先生の手でした!そしてハリーは、現在の魔法薬学教授研究室に引き戻されます。腕は掴まれたまま。「スネイプに二の腕をきつく握られているせいで、ハリーの手が痺れてきた」(5巻28章p.359)

トイレに詰まったモンタギューを助けに行って、研究室に戻ってみれば、帰ったはずのハリーがペンシーブに頭を突っ込んでいて(たぶん。実際どこまでペンシーブに入っているのかよくわかりません)、スネイプ先生もさぞかし驚いたことだろうと思います。気の毒に。
ありったけの力でもって引き上げたのでしょう。ハリーの手が痺れるほど。

ところで、二の腕を掴まれて手が痺れる、というと私はすぐにどこの神経が圧迫されたのだろうかと考えました。
この二の腕というのは上腕のことですが、原文でもupper armとなっていて肘と肩の間の腕を指します。痺れた手というのはhandで、手首から先を指します。
上腕を通り、手まで来る神経といえば、橈骨神経、正中神経、尺骨神経の3つがあります。
私はこの中の橈骨神経を疑いました。一番上腕骨に近い部分を走り、外部からの圧迫によって上腕骨に押し付けられて手に痺れをもたらしやすいからです。
で、橈骨神経を長時間圧迫するとどうなるか。橈骨神経は手首を手の甲側に反らす筋肉群を支配していますから、長時間圧迫されてその筋肉が麻痺すると、手首がだらんと垂れたままになります(これを下垂手と呼びます)
余談ですが、自分の腕に頭を乗せたまま深い眠りについてしまった人が、気がつくと手がだらんと垂れて動かせなくなってしまうことがあり、特に酔って帰る週末に多かったことからサタデーナイトパルシーなどと呼ばれます。
また新婚のだんなさんの腕を枕に、奥さんが寝ちゃったりすると、同様に彼の手が麻痺してしまうなんてこともあり、ハネムーンパルシーなどとも呼ばれます。
まあ、ハリーがスネイプ先生を腕枕するなんてことは原作では絶対あり得ませんが、このままスネイプ先生が腕を握り締めていたら、同様なことが起こったのではないかと想像しています(汗)

腕が痺れるほどの握力ってどのくらいだろうとも考えたのですが、私が自分の腕を掴んでも十分痺れてきましたので、この記述からの推測は難しいと思いました。ちなみに私の握力は約25㎏。いくら痩せていても30代の男性なら40㎏以上はあるのではないかと思います。

さて、現実の世界に戻ったハリー、腕を振り離そうとしますが離せなかったようです。激しく揺すぶられた挙句、ありったけの力で床に投げ出されてしまいました。
スネイプ先生は、唇をわなわな震わせて、蒼白な顔で、歯を剥き出しています。
ハリーは絶対侵してはいけない領域に踏み込んだと思われます。スネイプ先生が生徒をありったけの力で投げ出すなんてこと、普段は決してしないですから。
ハリーはこの後、自分の父親の行いに苦しめられますが、自分自身の行いに対する反省は薄そうです。日記を盗み見したような罪悪感というものはなかったのでしょうか。
またこの後、授業においてスネイプ先生は、ハリーが透明であるかのように振舞います。これ以上傷を広げないよう、スネイプ先生自身が自分の心を守る唯一の手段だったのではないかと思うと、大変辛いです。

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