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2011-04

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スネイプ先生とルーピン - 2011.04.03 Sun

「あの子に情が移ったというのか?」と問われ、「彼に?」と答えつつリリーと同じ牝鹿のパトローナスを出した時のスネイプ先生の気持ちについての私の解釈は、一通り7巻を語った最後にまとめようと思います。

次の場面でスネイプ先生は、ハリーがダーズリー家を離れる日付と、移動方法について、ダンブルドアから指示を受けています。
ダンブルドアは、ホグワーツの生徒たちを守るためには、スネイプ先生ができるだけヴォルデモートの腹心であり続けるよう、正確な日付を伝えるよう指示しています。
次の場面で、マンダンガスに服従の呪文をかけるスネイプ先生の様子が、その次の場面で、移動当日にルーピンを守ってジョージに怪我を負わせてしまった様子が示されました。

スネイプ先生がダンブルドアを殺して逃亡した後もスネイプ先生の人間性を信じて疑わなかった私でしたが、ジョージが耳を切られた場面で、ガクンと心臓が落ち込むような感覚を覚えました。スネイプ先生は、人の身体を傷つけるような真似だけは決してしないと思っていたからです。
それがこの記憶によって事故だと明らかになり、安堵しました。

しかし、スネイプ先生は安堵どころではなかったと思います。
この時ジョージはハリーの姿をしていたわけだし、スネイプ先生は間違いなく本物のハリーだと思って追う側にいたはずです。ハリーの身が危なくなれば、それこそ事故の振りをしてでも死喰い人側を攻撃するつもりだったでしょう。
ところが、実際は、ハリーではなくルーピンの身の安全まで守ろうとしたために、逆にハリーを傷つけることになってしまい、スネイプ先生は狼狽し、激しく自分を責めたことと思います。ルーピンを守ってハリーを死なせてしまっては、本末転倒ですから。

スネイプ先生にとっては、ハリーだけが特別な存在というわけではなかったのだ、と思いました。
死喰い人に背中を狙われたルーピンを守ろうと、咄嗟にセクタムセンプラを放ったスネイプ先生には、反れたらハリーを傷つけるかも、とまでは思い至らなかったのでしょう。それだけ夢中だったのだと思います。
リリーだけを愛し、その遺志に従ってハリーを守ることに専念していたなら、ここまでルーピンを守ることに必死になったりはしなかったと思います。単にその場面においてハリーを守る存在として見ているだけなら、やはりハリーが第一で、ルーピンの危機は二の次だったはず。
ルーピンもまた、元同級生、元同僚、そしてハリーを守る同志として、スネイプ先生にとって大切な存在だったことをこの行動は示していると考えています。

また、7人のハリーの中から、ルーピンと一緒にいるハリーを本物だと考えたのは、ルーピンならハリーを守り切るだろうという推測があったからではないかと私は見ています。
ヴォルデモートはまずマッドアイ、次にキングズリーチームを狙ったというのに、スネイプ先生がこの二人を差し置いてルーピンチームを選んだのは、その能力を高く評価したのと、ハリーを思う心を理解していたからではないかと思います。
それまでのやり取りの中では、お互い通じることがあったかよくわかりませんが、実はスネイプ先生は、ルーピンに対して大きな信頼を寄せていたのではないかと、この場面から感じます。

残念なのは、この事故によってルーピンのスネイプ先生に対する印象が以前にも増して悪くなったこと、そして、事実を知らないまま、ルーピンも死んでしまったことです。
6巻では、ダンブルドアが信じているから、という理由で「セブルスを信じる」と言ったルーピンも、ダンブルドアが殺されてからは、ダンブルドアが信じたこと自体信じられないようで、スネイプ先生を語る口調はきつく、微塵も信じてはいない様子になってしまいました。
そんなルーピンには、さらにスネイプ先生を憎ませてしまった出来事が、実は自分を守ろうとした行動が原因だったと、ルーピンの守るハリーこそ本物だとスネイプ先生は思っていたと、どうしてもそれだけは知って欲しかったです。

もしかしたら、この場面、ハリーを通してルーピンに真実を知って欲しくて見せたのではないかと思っています。なぜなら、ハリーに渡した記憶の中でこの場面がそっくりそのまま抜けてしまっていても、ハリーには十分やるべきことは伝わったと思うし、役割を果たすことに支障はなかったと思えるからです。
ハリーへの情報提供というより、自分を知って欲しい気持ちから加えられた場面に私には思えます。
そうだとしたら、敵として心から憎まれたまま死なれてしまっては、スネイプ先生も浮かばれません。
ルーピンには生き残ってもらって、スネイプ先生の信頼と友情を感じ取って欲しかったです。そして、その孤独に思いを馳せて欲しかったです。
本当に、つくづく残念です。
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スネイプ先生への愛を語らずにはいられません。         

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