topimage

2009-02

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あと何回 - 2009.02.26 Thu

7巻のスネイプ先生の足跡を追って、少しずつ読み進めてきましたが、この先いよいよスネイプ先生がハリーの前に姿を現し(先生にはハリーは見えていませんが)、その後間もなく、物語の鍵となるいくつもの記憶を遺して、帰らぬ人となってしまいます。

短いページ数の中に凝縮された内容は大変濃く、今までのように行き当たりばったりでは到底スネイプ先生を語れないと感じています。
そう、今までは、ブログを始めたごく初期の頃を除き、物語を1章から順に読んでいき、スネイプ先生の出てくる場面、他の登場人物によってスネイプ先生が語られる場面、スネイプ先生を連想する場面、などで感じたことをそのまま行き当たりばったりで書き綴ってきたのです。
だから、各内容にまとまりはなく、また書き始めた時には考えもしなかったテーマで書き終わる、ということもしばしばありました。
同じ場面でもテーマを変えれば如何様にも語ることができます。
実際、前回の記事は別のテーマで書いていたのですが、それは33章の別な場面までとっておきたくなって、急遽、スネイプ先生の明晰な頭脳を語ることに変更したのです。

今後も場面に沿って追ってはいきますが、今まで既に30~33章の一部分を引用しては書いてきたので、ここにきて、実はもうそんなに書くことも残っていないのではないかと思い始めました。自分で全然先が読めないのですが、あと何回も語れるわけではないのは確かだと思います。
そうだとすると、ますます適当には書けなくなりました。
ここで少し時間をかけて、各場面で自分が何を言いたいのか、じっくり考えてみたいと思います。
時間をかけたところで、相変わらずまとまりはなく、いただいコメントにお答えするうちに考えの変動もあるかもしれません。
それでも、もう少し時間をかけて、大事にスネイプ先生の最期を見ていきたいのです。
過去の記事へのコメントには今まで通りお返事できると思いますが、次の更新まではかなり時間がかかる可能性があります。
もし、更新を待って下さっている方がいらしたら、ごめんなさい。
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論理的 - 2009.02.19 Thu

グリンゴッツ銀行が破られ、ハリー達にハッフルパフのカップを盗まれたことを知ったヴォルデモートは、ホークラックスの無事を確認する必要性を感じます。一つ一つのホークラックスを思い浮かべながら、ヴォルデモートは、確認の優先順位を決めていき、ホグワーツにある物を一番安全であると位置付けました。
ホグズミードに仕掛けた罠と、必要の部屋の秘密が知られていないとの思い込みと、学校にはスネイプ先生がいる、との考えからでした。

あそこの分霊箱は安全だとわかりきっている。ポッターが網にかからずしてホグズミードに入ることは不可能だし、ましてや学校はなおさらだ。(7巻27章p.243)

念のため、ハリーが城に潜入する可能性はスネイプ先生伝えようと考えますが、その理由は言うまいと考えています。信用することが愚かしいからと。
でも、信用していないとしても、ヴォルデモートはスネイプ先生がハリーを必要の部屋にまで到達させることはないと信じているようです。
先生の能力は、本当に高く買われているのだと、つくづく思います。
ホグワーツを最も安全な隠し場所だと思い込んでいるなんて。少なくともダンブルドア側だと疑っている様子はまるで見当たりません。
スネイプ先生の立ち回りの上手さに感嘆するばかりです。
さすがです。一分の隙もなかったということですね。
だいたい、スネイプ先生が命を落とすことになったのだって、先生自身の落ち度ではなくかったし、結局死んでもヴォルデモートを欺き続けることができていたのですから、天晴れだとしか言いようがありません。

ヴォルデモートも「賢い男」と認めるスネイプ先生。
ダンブルドアのように何もかもを見通し、計算されつくしての言動とは違い、限られた情報の中で臨機応変に筋道を立てて対応できる柔軟さに、私はスネイプ先生の頭の良さを感じます。
グリフィンドールの剣を届けに行った時のように、その目的を知らされないまま行動することは多々あったでしょう。その際、言われたことだけを実行していたら、これほどまでの高い評価は得られなかったでしょう。知っている情報だけで、いかに相手を納得させるか、がとても重要なポイントだったのではないかと思います。

5巻でハリーに閉心術を教える時、「一言一言、言葉の重みを計るように、考えながら話した」(5巻24章p.179)とありますが、こんな風に言葉を選びながら、慎重に文章を組み立てていたのだと思います。
6巻のスピナーズ・エンドにおけるベラトリックスとのやりとりも、全ての質問に答えています。時に巧みに論点をずらしながら。
7巻1章の会合の場面は、既に情報の信頼を得ている状態だったので大きな問題はなかったでしょうが、4巻でヴォルデモートが復活した時に2時間遅れで召集に応じ、不興を買った時など、相当危険だったのではないかとと思います。
相手も生身の人間ですから、常に想定した範囲で話が進むとは限りません。多分激しい拷問の下で、よほど冷静に柔軟に筋道を立てて説明したからこそ、その怒りを解くことに成功たのだろうと思います。
一途な愛の前に、影が薄れそうですが、論理的なな頭脳も先生の素晴らしい長所だと思います。1巻でハーマイオニーが感嘆のため息をもらしたように、私もため息が出ます。

それに引き換え、ヴォルデモートは。
必要の部屋のからくりについて、「自分だけがあの場所の、最も深い秘密を見抜いたのだから……(」7巻27章p.242)などと思いこんでいるような人では、とてもニワトコの杖の真の所有者のことまでは考えが回らなかっただろうと思い、がっくりします。
必要の部屋には、何世代にも渡って生徒たちが物を隠し続けてきたことを、ハリーは最初に足を踏み入れた時に気づいていたのに。
それだけの品々が山積みになっているのに。
自分だけだと思うなんて、なんて愚かな。
そんな奴に……。(号泣)

護りの維持 - 2009.02.12 Thu

貝殻の家でハリーは、ロンとハーマイオニーに『ニワトコの杖』の所在に関する自分の考えを説明しながら、その杖を求めてホグワーツに向かうヴォルデモートの姿の映像を見ていました。

ヴォルデモートはホグワーツの校門にいた。(中略)夜明け前の校庭から、ランプが揺れながら校門に近づいてくるのも見えた。(7巻24章p.169)

そして、その場所を2人に告げたハリーは、映像を締め出すことを止め、完全にヴォルデモートの視線で回りを見始めます。

太陽は地平線からまだほとんど顔を出しておらず、ハリーは、スネイプと並んで、湖へと校庭を滑るように歩いていた。(7巻24章p.171)

しかし、ヴォルデモートは、間もなく城で会うことにするからと、自分を一人にするようスネイプ先生に告げました。

スネイプは頭を下げ、黒いマントを後ろになびかせて、いま来た道を戻っていった。(7巻24章p.171)


ヴォルデモートがホグワーツの敷地内に入る日が、とうとうやってきてしまいました。ヴォルデモートの腹心の部下を演じながら、生徒たちの命を守ろうとするスネイプ先生にとっては、いよいよ戦いも本番を迎えたとの思いがあったのではないでしょうか。

校長がスネイプ先生となり、死喰い人のカロー兄妹がホグワーツの教師となった今、学校に張り巡らされた結界がどの程度強固なものなのかわかりませんが、スネイプ先生が校門まで出迎えるところを見ると、少なくともヴォルデモートも勝手に校内に入れるわけではなさそうです。
暗い校庭を揺れながら近づいてくるランプに、6巻で遅刻したハリーを校門まで迎えに来た時のスネイプ先生の姿が重なりました。

2巻でハリーとロンが空飛ぶ自動車で空中から敷地内に入ってきた時は、まだそこまで護りも厳重ではありませんでした。
6巻ではダンブルドア自身が侵入者除け呪文をかけていて、ハリーとダンブルドアが箒で帰ってくるときには呪文を解除しなければなりませんでした。
6巻の時のままの護りが保たれているということは、そこにスネイプ先生の功績があったとしか思えません。そもそもダンブルドアが死んでしまった以上、その魔法が効いているとも思えません。新しい校長が自らその呪文をかけたのだと私は思います。
しかし、それ以上に肝心なのは、侵入者除けの呪文を解除させられるような事態に至らなかったことです。
ヴォルデモートとしては、いちいち内部の手下に開けてもらうことなどせず、自分の思うときに校内に侵入したいでしょう。この時だって、スネイプ先生に自分の行動を見せたくなかったのですから。
侵入できないシステムだったのは、そこにスネイプ先生のもっともらしい説明があって、ヴォルデモートも納得したという経緯があったのではないかと思っています。

ヴォルデモートは、全て自分の思う通りに事が運んでいると思ったかもしれませんが、ハリーがダーズリー家を出る時の作戦にしても、ホグワーツの境界線を自由に越えられなかったことにしても、ダンブルドアとそしてスネイプ先生によって随分コントロールされていたのだと思います。
城に戻ったスネイプ先生は、ヴォルデモートの目的を知らない以上、きっとこの状況下で生徒の安全を確保するための最上の策を、練ったのではないかと私は思っています。

閉心術2 - 2009.02.05 Thu

ベラトリックスの短剣に胸を貫かれて死んだドビーを葬るため、ハリーは「きちんと(properly)やりたい」と、魔法を使わず穴を掘りました。
この時、ハリーは傷の痛みを覚えながらも、ヴォルデモートと繋がる絆の映像を遮断することができるようになりました。

ついにハリーは、心を制御し、ヴォルデモートに対して心を閉じる方法を身につけた。ダンブルドアが、スネイプからハリーに学び取らせたいと願った、まさにその技だ。(中略)深い悲しみが、ヴォルデモートを締め出したようだ……もっとも、ダンブルドアならもちろん、それを愛だと言ったことだろう……。(7巻24章p.137~138)

ドビーの死の状況とその後の出来事は、後に明かされたスネイプ先生の扱いとつい比較してしまうので、読み返すのが辛い場面なのですが、今回読んでみて、別なことを感じました。
ハリーが、閉心術を身につけることができたのは深い悲しみのせいからだと思いながら、ダンブルドアなら、それを「愛」と言ったことだろう、と考えている部分に、ハッとさせられました。

私は、その生い立ちから、セブルスは幼いころから閉心術に長けていたのではないかと以前から思っていました。小さい頃から感情を抑え込む環境に置かれ、心を閉ざす力を自然と身につけていたのではないかと胸を痛めていました。
でも、よく見てみると、リリーの前のセブルスの感情は、非常にわかりやすく伝わってきます。33章の、憂いの篩の中で見守るハリーも、セブルスの苦い思いや喜び、恥じらいなどを理解している様子です。
むしろ、それを気付かなかったとしたら、リリーがどれほど鈍感だったか、というくらいにわかりやすく熱っぽい目で見つめたり、頬を紅潮させたり、しどろもどろになっています。「ずっと君を見ていた」とさえ言っています。この時のセブルスは、無防備なくらいに心を開いて見えます。上手く伝えることができなかっただけで、決して心を閉ざしてはいなかったのだと思いました。


スネイプ先生の閉心術が、ヴォルデモートにさえ破られないほど強固だったのも、自分の悲しみを封じ込める力が強かったからだと思いましたが、そうではなく、それほど強い愛があったということなのではないかと思いました。
リリーを失った悲しみが心を閉ざす力を強めたのではなく、リリーを愛する気持ちが、ヴォルデモートを寄せつけなかったのだと思います。
だからこそ、まだポッター一家が殺される前から裏切りることができたのだと思います。

内に閉じ込める力が働くのではなく、内からの力が外部からの侵入を許さない、という点が私の中で大きく変わった閉心術のイメージです。

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スネイプ先生への愛を語らずにはいられません。         

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