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2008-10

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歴代校長たち - 2008.10.29 Wed

校長となったスネイプ先生が、塔の上の円形の校長室を使い、肖像画のダンブルドアと会話していたことは明らかになましたが、肖像画の中の歴代の校長たちは、二人のやり取りを聞いていたのでしょうか。
スネイプ先生の真の姿を知っていたのでしょうか。

フィニアス・ナイジェラスは、ディーンの森にハリーたちがいることをスネイプ先生に伝えています。
「校長!連中はディーンの森で野宿しています!」(7巻33章p.455)
また、フィニアスは、最初に呼び出された時のハリー達の無礼な態度に、訪問することは二度とないと言いながら、その後も数日おきに目隠しつきで現れることに同意しています。
「ハリーの目的を窺い知る機会の誘惑に負けたよう」(7巻16章p.459)とありますが、実際は、フィニアス自身もハリー達の居場所を突き止めようという目的を持っていたように見えます。
「フィニアス・ナイジェラスが何気なくハリーとハーマイオニーの居場所に関する誘導尋問を会話にはさむ~」(7巻16章p.460)
という記述があるからです。
これは現校長のスネイプ先生が、フィニアスに依頼したためと思われます。フィニアス自身はハリー達の無礼な扱いに腹を立て二度と会いたくないけれど、現職校長である上に崇めているスネイプ校長の頼みだからこそ従ったのだと思います。

だとしても、フィニアスは、スネイプ先生がハリーや他の生徒を守る立場にあることは知っていたのでしょうか。
33章を見ると、スネイプ先生がリリーの息子を守ると約束したのも、ヴォルデモートからホグワーツの生徒を全力で守ると約束したのも、ダンブルドアが自分を殺すよう依頼したのも、全て校長室でのことでした。ハリーが死ぬべき時に死ななければならない存在だということをダンブルドアが話したのもやはり校長室です。
肖像画の面々は、一見眠っているようでもしっかり聞き耳を立てているようですから、やはり、ダンブルドアの計画の一部分と、スネイプ先生の役割を知っていたのではないかと思います。
知っていたけれども、その時の現職校長、ダンブルドアやスネイプ先生によって、他言を禁じられていて、他の先生方の耳には一切入らなかったのではないかと思います。それを守らなければならない魔法的な拘束もあって。
スネイプ先生が自分の意思に反してダンブルドアを殺したことを知っているから、先生がまだ校長に就任する前でも校長室に入ることができ、ハリーがプリベット通りの家を離れる日について打ち合わせすることができたのだと思います。

「スネイプ校長は、アルバス・ダンブルドアの数々の奇行なんぞより、もっと大切な仕事で頭が一杯だ」(7巻15章p.445)
とフィニアスは言っています。
ダンブルドアは自分の計画の全てを校長室で語ったわけではありませんから、肖像画の歴代校長たちも真相を把握することは難しかったと思われます。フィニアスには「奇行」と映ったことでしょう。
ただ、スネイプ先生の重要な役割(ハリーを守ることや他の生徒を守ること)やダンブルドアに忠実であることはわかっていて、そのことで頭が一杯な様子も実際理解していたのではないかと思いました。
他の肖像画の歴代校長たちも、単に現職校長に仕える盟約だから、という理由だけではなく、事情を知った上で、スネイプ校長に仕えていたのだと思いたいところです。
そうだとしたら、スネイプ先生はここではヴォルデモートの腹心の振りをする必要はなく、自然のままでいられたことでしょう。
この校長室が、スネイプ先生にとって少しでも息のつける場所だったことを願っています。
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寝室 - 2008.10.22 Wed

スネイプ先生が校長になったことで、ダンブルドアの部屋だった校長室が、そのままスネイプ先生の部屋となったようですが、スネイプ先生はどこで寝ていたのか気になりました。

この校長室はかつて、事務室としてだけでなく寝室としても使われていたようです。
最初にこの部屋を訪れた時、ハリーはそのように考えています。
「ここはダンブルドアの住居(すまい)に違いない」(2巻11章p.304)

また、5巻で夜中にこの部屋をハリー達が訪れた時、ダンブルドアは
「雪のように白い寝間着の上に、見事な紫と金の刺繍を施したガウン」(5巻22章p.79)を着ていました。
事務室に続いた寝室があるのだろうと思います。
ただ、ベッドの描写がないところを見ると、すぐには目につかないところにあったのかもしれません。
ブリティッシュヒルズで見学したマナーハウスでは、領主の部屋は寝るスペースとオフィスが繋がって、というかほぼ一体化していました)

スネイプ先生も、この校長室で寝ていたのでしょうか。
以前ダンブルドアが使っていたベッドで?
それとも、事務所としては使っていたけれど、寝室としては使わず、自分が十数年愛用した地下室のベッドで眠っていたのでしょうか。

代々の「闇の魔術に対する防衛術」担当教師の部屋には移らず、恩師であるスラグホーンが魔法薬学の教師となっても明け渡さなかった地下の部屋は、スネイプ先生が固執する何かがあるような気もします。
けれども、ホグワーツに死喰い人が入りこみ、ヴォルデモートに掌握されてしまった状況においては、やはりスネイプ先生も、歴代校長たちからの情報がすぐ入り指示も迅速に出せる校長室で寝ていた、と考えるのが妥当ではないかと思いました。

33章を読む前、真相を知らない状態では、殺したダンブルドアのベッドで眠れるはずがないと思っていましたが、本人の望みを叶え、本人ともコミュニケーションが取れる状態では、その点は気にならなかったでしょうか。それともやはり悪夢にうなされたでしょうか。
私は後者を想像します。
ただ、ダンブルドアに父親的な感情を持っていたのではないかとも思っているので、もしかしたらそんな安らぎを得られるベッドであったかもしれません。

円形の校長室には歴代校長たちの肖像画がかかっています。寝息やらおしゃべりやらは、スネイプ先生のベッドにも聞こえたでしょうか。スネイプ先生は寛げたのでしょうか。
7巻を読む前から、私はスネイプ先生が熟睡できていないのではないかと感じていました。
7巻で、ハリーをずっと陰で守りそれを悟られないようにしていたことがわかってみると、やはりハリー入学以降は気の休まる時はあまりなかったように思えます。そして、7巻になってからは、もう熟睡は不可能だったような気がします。
ちょうど中世の荘園の領主が、急襲に備えて長座位(足を投げ出して座った姿勢)で高く積み上げた枕に凭れて眠ったように、最後の方は、スネイプ先生も横になることすらなかったような気がします。いつでも起き上がれるように。

寝室は、地下室でも塔の上の校長室でもどっちでも良いのです。
スネイプ先生が生きている間に、心から寛げて安らかに眠れる時間があったのなら。
死んだことによって初めて安らかな眠りが得られた、などということがありませんように……

正当な校長 - 2008.10.15 Wed

テントでの放浪生活をしていたハリー達は、ある晩すぐ近くでキャンプをしている数人の話声を耳にしました。二人のゴブリンとテッド・トンクスと、ディーン・トーマス、そしてダークという男の声でした。

ダークがテッドに問いかけました。
「ホグワーツのスネイプの部屋から、グリフィンドールの剣を盗み出そうとした子どもたちのことだが」 一人がビルの妹(ジニー)であると説明した上で、さらにこのようにも言っています。
「その子と他の二人とで、スネイプの部屋に忍び込み、剣が収められていたガラスのケースを破ったらしい。スネイプは、盗み出したあとで階段を下りる途中の三人を捕まえた」(7巻15章p.434)


私は最初に12章でスネイプ先生が校長に就任したと知った時、先生の部屋はどこだろう?と思いました。
「いまごろスネイプは、あの塔の上階の円形の部屋に勝ち誇って座っているに違いない。」(7巻12章p.330)とハリーは思っていましたが。
6巻で闇の魔術に対する防衛術の教師となった時も、魔法薬学の教師として長年使っていた地下の部屋をそのまま使い続けたスネイプ先生ですし、何より3か月ほど前に殺害したダンブルドアの肖像画のある校長室を使う気になるのか疑問だったからです。

けれど、上記の15章の記述をみると、やはり、塔の上階の円形の部屋、元ダンブルドアの部屋がスネイプ校長の部屋となったようです。
剣を盗み出して階段を下りる途中で三人は捕まったのですから。地下の部屋ならそうは言われなかったでしょう。

「この部屋は正当なる校長以外は入れないことになっているのだが」(5巻37章p.621)
とは、5巻のでフィニアス・ナイジェラスの言葉です。
とすると、スネイプ先生は正当な校長と認められたわけですね。
アンブリッジが校長として就任した時には部屋には入れませんでした。
「アンブリッジが(中略)校長室に戻ろうとしたらしいんだ。ガーゴイルのところを通れなかったってさ。校長室は独りでに封鎖して、アンブリッジを締め出したんだ」(5巻28章p.321)
と生徒も噂していました。正当な校長として認められなかったことになります。この時は肖像画たちもダンブルドアを待っている様子がうかがわれました。

正当かどうか判断するのは誰なのか。
2巻ではルシウスが「校長の決定―それに停職も―理事会の決定事項ですぞ」(2巻14章p.389)とファッジに言っています。魔法省大臣がダンブルドアに留まって欲しいと思っていても、理事会の決定事項は覆せなかったようです。
スネイプ先生がホグワーツの校長となった時は魔法省も陥落していたし、ホグワーツにもカロー兄妹という死喰い人が入り込み、ヴォルデモートの手中にあったので、理事会のメンバーもヴォルデモートの意のままになる人たちだったろうと思います。
どんな経緯があろうと、理事は理事。認められたからにはスネイプ先生は正当な校長だったということになるのでしょうか。

とすると、5巻でアンブリッジが入れなかった時も理事会で認めていなかったからでしょうか。でも、5巻当時の魔法省だって、理事の操作くらい当然していそうに思えます。
また、気になるのはローリングさんがチャットで言った言葉。
7巻最後の場面にスネイプ先生の肖像画がなかったことが意図的なものかどうかについての質問に答えたものです。
It was deliberate. Snape had effectively abandoned his post before dying, so he had not merited inclusion in these august circles.
意図的でした。 スネイプが死ぬ前に事実上地位を捨てたので、彼はこれらの威厳のある輪に含まれるに値しなかったんです。(二尋の直訳です。間違いがあったらご指摘ください)

ここには理事の決定とは別の力が働いているような気がします。
30章のスネイプ先生をまだ語りたくはないのですが、でも、この時スネイプ先生は追い出されはしたものの、地位は捨ててはいなかったと私は思っています。少なくともヴォルデモートの手前、勝手に校長職を投げ出すわけにはいかなかったはずです。
自ら学校を去ったから、自動的に「城に」判断されたのでしょうか。
でも、5巻ではダンブルドアが逃亡する形でホグワーツを去り、アンブリッジが校長となったにも拘わらず、校長室はダンブルドアのものであり続けました。
建物も、歴史も、ゴーストや肖像画も、職員や生徒などの人も、全部含めた「学校」という正体のはっきりしないもの自身が判断しているのでしょうか。
よくわかりませんが、理事の力の及ばないものによって、資質とか誠意とか目的意識とかを評価されているような気がしています。

スネイプ先生がちゃんと校長室に入れた、という時点で他の先生方は何か気がつくことはなかったのでしょうか。
死喰い人ではなかったアンブリッジすら入れなかった校長室に、死喰い人であるスネイプ先生が校長として入れたということは、生徒を守ることに全力を注ぐ、真の意味での「正当なる校長」の証にはならなかったのでしょうか。
生きている時は職員や生徒の多くから認められないまま「正当な校長」として身を削って働いたスネイプ先生が、死後はおそらく生身の人間には認められたものの、今度は何ものかによって「正当な校長」と認められず肖像画が無かったなんて、あまりに酷い扱いだと思います。
(19年後もなかったかどうかは定かではありません)

ああ、それにしても、肖像画の元校長たちには「ホグワーツの現職校長に仕えるという盟約がある」(5巻22章p.87)と言われながら、スネイプ先生は実質元校長ダンブルドアに仕えていた感じです。
正当な現職校長なのにぃ~(涙)

孤独な校長 - 2008.10.05 Sun

九月最初の日、魔法省の偵察からグリモールドプレイスに戻ったハリーは、持ち帰った日刊予言者新聞をロンとハーマイオニーに見せました。
大見出しには、こう記されていました。

セブルス・スネイプ、ホグワーツ校長に確定
(7巻12章p.327)

ああ、この文字を最初に見たときは本当に驚きました。
6巻で逃亡したプリンスが、まさか校長となって再びホグワーツに戻ってくるなど、考えもしませんでした。居場所もわからないまま、逃亡生活を続けていくだろうと想像していたのです。
まずは身の安全と三度の食事が確保されたことを私は喜びました。

けれどもスネイプ先生は、随分な苦労をしたことだろうと思います。
「ほかの先生たちはこんなの、我慢できないぜ。マクゴナガル、フリットウィック、スプラウトなんか、ほんとのことを知ってるしな。ダンブルドアがどんなふうに死んだかって。スネイプ校長なんて、受け入れないぜ。」(7巻12章p.328)
とロンも言うように、先生方の反感は相当なものだったに違いありません。30章でのマクゴナガル先生とのやり取りを見てもそう感じます。故意に傷つけるような言葉も言われたことでしょう。
それを余裕の微笑みと皮肉でかわしたかもしれませんが、私はその度先生の心が血を流したのではないかと感じています。

また、生徒たちだって同様です。
「どうやったらスネイプ新体制を弱体化できるか議論していることだろう」(7巻12章p.329)とハリーがジニーやネビル、ルーナを思い浮かべて考えたように、実際一部の『勇敢な』生徒達は、はっきり抵抗しました。
「スネイプは、強硬派の学生による小規模の反乱に、絶えず悩まされているようだった」(7巻16章p.460)との記述もあります。
この部分、原文では以下のようになっています。
Snape seemed to be facing a constant, low-level of mutiny from a hard core of students.(UK版p.257)
face(直面する、対抗する)が使われているので、スネイプ先生が悩んでいたかどうかはわからないのですが、絶え間なく抵抗されていたのは確かなようです。
実際は生徒たち全員を全力で守っていたというのに。
その都度反乱を鎮圧しては、怪しまれない程度の罰則を与えていたのでしょう。
敵を欺くにはまず味方から、とは言ってもあまりにも孤独な戦い方です。
怪しまれないように死喰い人としての役割も果たさなければならなかったでしょうし、常に気を抜くことなどできない状態だったと思います。

33章でハリーが校長室に入った時の合言葉が「ダンブルドア」でしたが、スネイプ先生が就任した時から、その言葉だったのではないかという気がします。
周囲を欺き、憎まれるばかりで心身ともに疲れ果てたスネイプ先生が、「ダンブルドア」と助けを求めるように呟いて校長室に上がっていく様を想像すると泣けてきます。

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