スネイプ先生に開心術!!
スネイプ先生についてあれこれ思ったことを綴ります。「ハリーポッター」7巻のネタばれあり。未読の方はご注意ください。
もっともらしい役割
2008年09月17日 (水) 21:20 | 編集
7人のポッターがダーズリー家を離れると、間もなく30人ほどの死喰い人に包囲されました。
ハリーはハグリッドとともに、何とか窮地を脱しましたが、ルーピンと一緒だったジョージは、耳を失って血まみれで帰還しました。
ルーピンの話から、それはスネイプ先生の仕業だったと判明しました。

この場面、さすがの私もスネイプ先生を庇いきれない、と血の気が引く思いで読みましたが、33章で、狙いは死喰い人だとわかり本当に安心しました。スネイプ先生はいつだって人の体を傷つける人ではありません。

スネイプ先生が、ダンブルドアの差し金で『マンダンガスに錯乱の呪文』をかけ、囮作戦を仕込んだのはわかりましたが、傷つけたハリーが実は偽物だったと理解していたのかどうか気になります。

「追跡に加わらなければならなくなった場合は、よいか、もっともらしく役割を果たすのじゃ…」(7巻33章p.452)と言われたスネイプ先生、どのペアを追うかはどうやって決めたのでしょう。
ビルが「僕たちが敵の囲みを抜けた直後だった。(中略)ヴォルデモートが(中略)まっすぐあの二人に向かっていった。」(7巻5章p.111)と言っていることから、ヴォルデモートはどうも最初から30人の中にいたのではないかと思われます。あの二人というのはマッドアイとマンダンガスのことです。
最初、ヴォルデモートは百戦錬磨の闇祓いマッドアイが守るハリーこそ、本物だと考えたのだと思います。次いで狙ったのは実力も人望もあるキングズリのところ、そして本物のハリーのところに向かっています。
セストラルに乗っているキングズリーたちも狙われていることから、スネイプ先生はハリーが箒が得意だとは告げず、自分はこっそり箒ハリーに目をつけていたのかもしれません。
スネイプ先生としては、ここはなんとしても本物のハリーを守りたかったと思うのですが、結局追っていたのは別人でした。うーん。頭の良いスネイプ先生が騎士団に裏をかかれた、とは正直考えたくないです(笑)
「もっともらしく役割を果たす」、とは死喰い人の一員としてハリー達一行を襲撃する、ということの他にヴォルデモートに先立ってハリーを狙ったりはしない、でしゃばり過ぎないという意味も込められていたのでしょうか。

結果的にハリーは無事でしたが、途中緑の閃光が耳を掠めたり、空から落ちたりと、かなり命の危険に晒されていました。その間スネイプ先生は全然見当違いなペアを追っていて、もし本物があそこで死んでいたら悔やんでも悔やみきれなかったと思うのですが…
結果はどうあれ、先生としても、あの緊迫した状況で精一杯可能性を考えた上で、本物だと思うペアを追ったのではないかと思っています。
しかし、まさかそのハリー(偽)を傷つけてしまうことになろうとは…
先生はどれ程動揺したことでしょう。
決してその動揺を外に表すことはなかったでしょうけど。

33章でこの場面の詳細が明らかになっていますが、ルーピンの背中に狙いを定めた死喰い人の杖腕を狙ってのセクタム・センプラでした。
ここ、「もっともらしく役割を果す」はずだったスネイプ先生が、役割に反して思わず取ってしまった元同級生・元同僚を救う行動だったと思います。
「もっともらしく役割を果たす」という意味は、場合によっては何人かの騎士団員を見殺しにしても構わないということだったと私は思っています。
非情に徹すれば、ルーピンを見殺しにすることもできたはずなのに、咄嗟に「セクタム・センプラ!」とは。しかも死喰い人の前で声に出して叫ぶとは。
ハリーの護衛を助けたかっただけかもしれませんが、ルーピンを死なせたくなかったから咄嗟に叫んでしまったのだと私は考えています。
スネイプ先生は無駄に人を死なせることはしない、できるだけ救いたいと考える人だと思っているからです。
そしてスネイプ先生は、ただダンブルドアに言われるままに操り人形のように動いていたわけではないと思いたいのです。



追記(9/18)
「もっともらしく役割を果たす」の意味を「場合によっては何人かの騎士団員を見殺しにしても構わない」と解釈したことについて補足します。
もともとスネイプ先生は怪しまれないようとても上手に立ち回っていたと思います。6巻でダンブルドアを殺して逃亡する時も、ハリーを守っているようにしか見えなかったのは一部の読者だけで、登場人物たち(特に騎士団員)はスネイプ先生を本当に悪者扱いしていたし、死喰い人たちもスネイプ先生を疑うことなく命令に従っていました。 すでに十分死喰い人らしく見えていたと思います。
そんなスネイプ先生に、囮作戦について指示するダンブルドアがわざわざ「もっともらしい役割」と言ったのは、今まで以上のことを望んだのではないかと考えたのです。ヴォルデモート自ら参戦することがわかっていたのなら、なおさらそう簡単には欺けないと判断し、そんな含みを持たせたのではないかと思いました。


[PR] 英会話 生命保険 アルバイト Powered by FC2ブログ 専門学校. / Template by sukechan.