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2008-09

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スネイプ除け - 2008.09.28 Sun

死喰い人に襲われた結婚式会場から、トテナム・コート通りに逃れたハリー達3人はカフェに入り、今後のことをろくに話し合う間もなく再び死喰い人2人に襲われます。それもなんとか切り抜けると、彼らはグリモールドプレイスに行くことを選択しました。
そこには、マッド-アイが生前しかけた『スネイプ除けの呪詛』が待ち構えていました。

マッド-アイの声で「セブルス・スネイプか?」と囁かれ、ひとりでに舌が丸まりました。間もなく舌がほどけたものの、ダンブルドアの姿をした埃人形が近づき「殺す(kill)」という言葉に反応し、人形は破裂しました。

この呪詛、スネイプ先生本人には一体どう働くのでしょう?
とりあえず入ってくる人全員の舌をもつれさせる作用があるようです。
しかしハリーの場合は、口の中を調べる前に舌はほどけています。
もし本人なら、ほどけなかったでしょうか。
ウィーズリー氏が「マッド-アイが二種類の呪文をかけておいた。それが効いて、スネイプを寄せつけず、もしあの場所のことをしゃべろうとしたらあいつの舌を縛ってくれることを願っているがね。」(7巻6章p.130)と言っています。
この言葉からすると、しゃべろうとしたら舌を縛るようにする作用があるような気もしますが、実際入ってきた人全員の舌を丸める作用がある以上、スネイプ先生の舌も丸まり、そのままほどけないか、一度はハリー達同様ほどけ、場所についてしゃべろうとした時再び丸まる働きがあるのか。その作用の仕方が気になります。

人形を見たら、スネイプ先生はどう思ったでしょう。
「人形は人形」と冷静に対処する先生も、人形と知っていても心乱れる先生も、どっちもありそうでわかりません。
しかし、殺す(kill)に反応して破裂する、ってどういうことでしょう?
スネイプ先生以外なら、「あなたを殺していない」と言うと想定してのことでしょうか。スネイプ先生ならなんと言ったでしょう。「殺せと言ったのはあなただ!」とでも言ったでしょうか。ハリー同様、こんな仕掛けでうまくいくようには思えないです。

ただ、マッド-アイがダンブルドアの姿を見せることでスネイプ先生を脅せる、と考えたことには好感が持てました。ハリーは仕掛けに対してうまくいったのか疑ったり、スネイプ先生が本物のダンブルドアを殺した気軽さで人形を吹き飛ばしたのではないかと思ったりしていますが。
スネイプ先生が殺した相手の姿を見せられて何も感じない人だとはマッド-アイは考えていなかったことが救いだと思いました。

さて、この呪詛、実際にスネイプ先生には作用したのでしょうか。
後に33章のスネイプ先生の記憶の中では、グリモールドプレイスのシリウスの部屋にいるスネイプ先生の姿を見ることができます。
33章で示された記憶は、時系列に並べているように見えます。
ジョージの耳にセクタム・センプラが当たってしまった場面の次にスネイプ先生がグリモールドプレイスにいることになっています。
ジョージが耳を失った日にマッド-アイが死んでいますから、この呪詛はその日以前にかけられたことになります。
とすると、スネイプ先生の舌はやはり丸まった?

しかし、ここに重要な証言が。
ローリングさんが2007年7月30日、ブルームズベリー社のライブチャットで質問に答えています。(下から5番目の質問です)
)How did Snape get into Grimmauld place to get the second half of the letter, if there were protection spells against him.

)Snape entered the house immediately after Dumbledore's death, before Moody put up the spells against him.

訳してみますが、違っていたらどしどしご指摘ください。
)スネイプ除けの呪詛があったのなら、どうやってスネイプはグリモールドプレイスに入って手紙の後半をとってきたんですか?
)スネイプはマッド-アイがスネイプ除けの呪詛をかける前、ダンブルドアの死の直後に家に入ったのよ

う~ん。33章で提示された記憶の順番が違うというだけなのですね。
結局この呪詛、スネイプ先生には作用しなかったのでしょうか。
舌の丸まるスネイプ先生に未練は残りますが、埃人形に遭遇してスネイプ先生がこれ以上傷つくことがなかったのならそれで良いです。
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もっともらしい役割 - 2008.09.17 Wed

7人のポッターがダーズリー家を離れると、間もなく30人ほどの死喰い人に包囲されました。
ハリーはハグリッドとともに、何とか窮地を脱しましたが、ルーピンと一緒だったジョージは、耳を失って血まみれで帰還しました。
ルーピンの話から、それはスネイプ先生の仕業だったと判明しました。

この場面、さすがの私もスネイプ先生を庇いきれない、と血の気が引く思いで読みましたが、33章で、狙いは死喰い人だとわかり本当に安心しました。スネイプ先生はいつだって人の体を傷つける人ではありません。

スネイプ先生が、ダンブルドアの差し金で『マンダンガスに錯乱の呪文』をかけ、囮作戦を仕込んだのはわかりましたが、傷つけたハリーが実は偽物だったと理解していたのかどうか気になります。

「追跡に加わらなければならなくなった場合は、よいか、もっともらしく役割を果たすのじゃ…」(7巻33章p.452)と言われたスネイプ先生、どのペアを追うかはどうやって決めたのでしょう。
ビルが「僕たちが敵の囲みを抜けた直後だった。(中略)ヴォルデモートが(中略)まっすぐあの二人に向かっていった。」(7巻5章p.111)と言っていることから、ヴォルデモートはどうも最初から30人の中にいたのではないかと思われます。あの二人というのはマッドアイとマンダンガスのことです。
最初、ヴォルデモートは百戦錬磨の闇祓いマッドアイが守るハリーこそ、本物だと考えたのだと思います。次いで狙ったのは実力も人望もあるキングズリのところ、そして本物のハリーのところに向かっています。
セストラルに乗っているキングズリーたちも狙われていることから、スネイプ先生はハリーが箒が得意だとは告げず、自分はこっそり箒ハリーに目をつけていたのかもしれません。
スネイプ先生としては、ここはなんとしても本物のハリーを守りたかったと思うのですが、結局追っていたのは別人でした。うーん。頭の良いスネイプ先生が騎士団に裏をかかれた、とは正直考えたくないです(笑)
「もっともらしく役割を果たす」、とは死喰い人の一員としてハリー達一行を襲撃する、ということの他にヴォルデモートに先立ってハリーを狙ったりはしない、でしゃばり過ぎないという意味も込められていたのでしょうか。

結果的にハリーは無事でしたが、途中緑の閃光が耳を掠めたり、空から落ちたりと、かなり命の危険に晒されていました。その間スネイプ先生は全然見当違いなペアを追っていて、もし本物があそこで死んでいたら悔やんでも悔やみきれなかったと思うのですが…
結果はどうあれ、先生としても、あの緊迫した状況で精一杯可能性を考えた上で、本物だと思うペアを追ったのではないかと思っています。
しかし、まさかそのハリー(偽)を傷つけてしまうことになろうとは…
先生はどれ程動揺したことでしょう。
決してその動揺を外に表すことはなかったでしょうけど。

33章でこの場面の詳細が明らかになっていますが、ルーピンの背中に狙いを定めた死喰い人の杖腕を狙ってのセクタム・センプラでした。
ここ、「もっともらしく役割を果す」はずだったスネイプ先生が、役割に反して思わず取ってしまった元同級生・元同僚を救う行動だったと思います。
「もっともらしく役割を果たす」という意味は、場合によっては何人かの騎士団員を見殺しにしても構わないということだったと私は思っています。
非情に徹すれば、ルーピンを見殺しにすることもできたはずなのに、咄嗟に「セクタム・センプラ!」とは。しかも死喰い人の前で声に出して叫ぶとは。
ハリーの護衛を助けたかっただけかもしれませんが、ルーピンを死なせたくなかったから咄嗟に叫んでしまったのだと私は考えています。
スネイプ先生は無駄に人を死なせることはしない、できるだけ救いたいと考える人だと思っているからです。
そしてスネイプ先生は、ただダンブルドアに言われるままに操り人形のように動いていたわけではないと思いたいのです。



追記(9/18)
「もっともらしく役割を果たす」の意味を「場合によっては何人かの騎士団員を見殺しにしても構わない」と解釈したことについて補足します。
もともとスネイプ先生は怪しまれないようとても上手に立ち回っていたと思います。6巻でダンブルドアを殺して逃亡する時も、ハリーを守っているようにしか見えなかったのは一部の読者だけで、登場人物たち(特に騎士団員)はスネイプ先生を本当に悪者扱いしていたし、死喰い人たちもスネイプ先生を疑うことなく命令に従っていました。 すでに十分死喰い人らしく見えていたと思います。
そんなスネイプ先生に、囮作戦について指示するダンブルドアがわざわざ「もっともらしい役割」と言ったのは、今まで以上のことを望んだのではないかと考えたのです。ヴォルデモート自ら参戦することがわかっていたのなら、なおさらそう簡単には欺けないと判断し、そんな含みを持たせたのではないかと思いました。


マグル学の先生 - 2008.09.10 Wed

死喰い人の集う長テーブルの上で、逆さ吊りになりゆっくり回転していた人物が息を吹き返し、向きが変わるとスネイプ先生に助けを求めました。
「セブルス!助けて!」(7巻1章p.20)

マグル学の教師だったチャリティ・バーベッジ先生でした。
マグル学という選択科目があることは、ハーマイオニーが選択していたことから知っていましたが、先生の名が出たのはこの時が初めてでした。
バーベッジ先生、スネイプ先生のことをセブルスと呼んでいます。

スネイプ先生をファーストネームで呼んでいる先生方を探してみました。
ダンブルドア校長は「セブルス」と呼んでいました。
マクゴナガル先生も、5巻で聖マンゴから退院してきた時は、生徒たちがいたからか「スネイプ先生」「マクゴナガル先生」と呼び合っていましたが、7巻30章では「セブルス」「ミネルバ」と呼び合っていました。ハリーとルーナは傍にいましたが、透明マントに隠れていたので、実質二人だけだったと見てよいと思います。
1巻ではクィレル先生が二人だけの時にやはり「セブルス」と呼んでいましたが、スネイプ先生の方は、「クィレル」と苗字の呼び捨てでした。
3巻ではルーピン先生がハリーの前で「セブルス」と呼びかけ、対するスネイプ先生は「ルーピン」と呼び捨てです。
6巻ではスラグホーン先生が、「セブルス」と呼んでいます。
ざっと見ただけなので、他の先生方がスネイプ先生をファーストネームで呼びかけている場面を見つけられませんでした。

こうしてみると、スネイプ先生をファーストネームで呼んだのは、ダンブルドア・マクゴナガル・クィレル・ルーピン・スラグホーン・バーベッジ先生ということになります。
ダンブルドア・マクゴナガル・スラグホーン先生にとっては教え子だし、ルーピン先生にとっては同級生なのでそう呼ぶのも頷けます。きっとフリットウィック先生やスプラウト先生なども「セブルス」と呼んでいるのではないかと思いました。
クィレル先生がスネイプ先生をファーストネームで呼んだのは、年が近くて親近感を持っていたからでしょうか。スネイプ先生の方は、そうでもなさそうに見えますが(汗)

さて、バーベッジ先生は、スネイプ先生を教えていたことがあるのでしょうか。年齢がわからないので、年下だったら絶対教えていないでしょうが、もし年上だったらとして。

マグル出身のハーマイオニーが「マグルのことを魔法的視点から勉強するのってとってもおもしろいと思うわ」(3巻4章p.75)と言っているので、マグル学を選択しなかったとは言えないような気もします。
ただ、興味の対象が闇の魔術だったり、マグルの父親への感情も決して良いものではなかったように思えることから、選択しなかったような気もします。リリーもマグル出身ではありましたが、ちょっと特別視していたような節もあるので、「リリーがマグルだからマグル学を選択する」という発想はなさそうな気がします。特にスリザリン生として丸2年過ごした後で、その科目を選択するとは私には思えません。

けれど、教わっていなかったとしても、スネイプ先生を「セブルス」と呼ぶバーベッジ先生との関係が希薄だったとは決して言えないと思います。
寮監としての立場からの接触もあったでしょうし、職員室での会話もあったでしょう。
ドラコですらまともに見られなかったのですから、同じ教員として働いた仲間として、この場でバーベッジ先生を見殺しにするのはとても辛かっただろうと思います。

スネイプ先生に助けを求めるバーベッジ先生の最期の言葉は
「セブルス…お願い…お願い…」(7巻1章p.21)
原文は‘Severus...please...please...’(UK版7巻p.17)でした。
原文では、ダンブルドアの最期の言葉とほぼ同じです。
求める内容は違いますが、先生がこの言葉をどんな気持ちで無視したのか、考えるととても辛いです。結局この言葉の後に、スネイプ先生は二人の人間の死ぬところを見たわけですから。

33章の記憶に残されたダンブルドアとの会話で
「いままで、それこそ何人の男や女が死ぬのを見てきたのじゃ?」
「最近は、私が救えなかった者だけです」(7巻33章p.451)
と言っていますが、ここでもまた救えない辛さを味わったのだろうと思います。(ダンブルドアがスネイプ先生のことを、人の死に動じない人のように認識している点についての怒りを語るのは、33章まで保留にしておきます)

三度目に向き合った時、涙をこぼし回転しながらゆっくり離れていくバーベッジ先生の目をスネイプ先生は無表情に見つめ返しました。
本当に無関心なら、見つめ返しもせず、ヴォルデモートの手前むしろ薄ら笑いを浮かべると思います。隠したい感情があったからこそ、表情を変えずにそれを心の隅に追いやったのだと思います。そして、目をそらさずにいたのは、救えなかった相手へのせめてもの償いだったのかもしれないと思っています。


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