スネイプ先生に開心術!!
スネイプ先生についてあれこれ思ったことを綴ります。「ハリーポッター」7巻のネタばれあり。未読の方はご注意ください。
I need Severus...
2007年06月09日 (土) 17:05 | 編集
水盆の薬を飲み干して弱ったダンブルドアを連れ、ホグズミードに「姿現わし」したハリーは、なんとかして早くマダムポンフリーのところへ連れて行こうとします。
しかし、ダンブルドアが必要としたのは、スネイプ先生でした。
「必要なのは……スネイプ先生じゃ……」
「セブルスじゃ」「セブルスが必要じゃ…」(6巻27章p.399)
原文はもっと切迫しているというか、主語がある分、ダンブルドアの想いが強く感じられると思いました。
‘It is...Professor Snape whom I need...’
‘Severus’‘I need Severus...’(UK版p.542)
さらに、闇の印の上がった学校に戻り塔の上に降り立った際、ダンブルドアはまずスネイプ先生を呼びに行かせようとしました。
「セブルスを起こしてくるのじゃ」「何があったかを話し、わしのところへ連れてくるのじゃ。ほかには何もするでないぞ」(6巻27章p.404)

この後、結局ハリーはスネイプ先生を連れてくることは出来ませんでしたが、先生を単独でここに連れて来ることが出来ていたら、ダンブルドアはどのようなことをスネイプ先生に望んだのだろうか、と思いました。

指輪の呪いを受けた右手にすばやい処置を施してもらったように、今度もまたスネイプ先生に処置してもらおうと考えていたのでしょうか。
それとも、ここで既に、自分を殺すよう頼むつもりだったのでしょうか。
私はずっと、後者の方だと思っていましたが、今は前者のような気もしています。もし、スネイプ先生に予め自分を殺すよう依頼していたとしても、この時点では、ダンブルドアはまだ生き残るつもりがあったような気がしてきました。ホークラックスだってまだまだたくさん残っていますから、まだ表舞台から去るわけにはいかなかっただろうし。

ダンブルドアは、ドラコと1対1で話している時、選択肢を提示し、我々の側に来るよう説得していました。完璧にドラコを匿うことが出来ると言っています。
ダンブルドアを殺すことが出来なくても、完璧に匿ってもらえるなら、ドラコはヴォルデモートに殺されないし、スネイプ先生だって死ななくて済みます。とりあえず誰も死なない、という選択肢がダンブルドアにとっても第一選択であったのではないかと思います。
説得の言葉にわずかに杖を下げるように感じられたところを見ると、死喰い人達さえ乱入してこなければ、ドラコもその選択をしたかもしれません。ドラコがその道を選んでいたら、スネイプ先生の役割はまた違ったものになったかもしれないと思うと、とても残念です。


ダンブルドアがスネイプ先生を呼ぶ様子が最初は「スネイプ先生(Professor Snape)」だったのが、「セブルス」に移行していったのも気になります。ぐっと距離が縮まった感じです。ダンブルドアとスネイプ先生との会話なら当然ですが、ハリーに対しては常に、「スネイプ先生」と礼節をもって先生を呼んでいたのに、この場面でなぜ?
ダンブルドアが弱って地がでたのでしょうか。
ハリーとスネイプ先生が、ダンブルドアの中で同等なのを示した感じもします。愛しい教え子、という括りで。
というか私の願望です。

ダンブルドアが5巻で、ハリーを愛しく思いすぎた、と述べていますが、まるで今までそのようなことがなかったような口ぶりが気になっています。
ダンブルドアは、スネイプ先生のことも、愛しく思ってくれているのですよね?ハリー同様に、特別な存在で、過酷な運命を背負わせたことを申し訳なく思っているのですよね?
ただの駒だと考えているのではないですよね?
スネイプ先生の苦しみを承知した上で、先生を必要としているのですよね?(依頼があったと仮定して、熱くなっています
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