2007年01月19日 (金) 22:29 | 編集
ハグリッドがうっかり口を滑らせたことから、ダンブルドアとスネイプ先生が議論していたことがわかりました。
原書を読んだ時は、ハグリッドの訛りが理解できず、よくわからなかったのですが、それでもスネイプ先生がoverworkedだと感じているということだけはわかり、大変胸を痛めました。ちょうど、スネイプ先生はダンブルドアの使い走りのようだ、という文章を書いていた頃だったので、先生はまたしても疲れることをやらされるのではないかと思ったのです。
そして断片的な言葉から、最初は、スネイプ先生がダンブルドアが命じる寮の調査などを十分行っていないと責められたのだと解釈しました。「やりたくない」と言ったのは、ドラコのことを調べたくないと言ったのだと思ったのです。誓いのこともあり、あまり立ち入って調べることは自分の首を絞めるからだろうと。
その後、読み終わってからは、ダンブルドアが「いざとなったら自分を殺せ」というようなことを言い、それに対してやりたくないと言ったのではないかと思い始めました。ただ、その時もダンブルドアの依頼があったかどうかは半信半疑でした。
そして今も、27章の行為についてはまだ自分の考えが定まっていないので、この19章の議論でダンブルドアの依頼があったのかどうか、決めかねています。
二人の会話を検証してみます。
まず、ハグリッドのセリフからわかることだけを抜き出してみます。
「議論が熱くなっとって」
「スネイプが言ってたことで、ダンブルドアは何でもかんでも当然のように考えとるが、自分は(中略)もうそういうこたぁやりたくねえと」
「スネイプはちいと働かされすぎちょると感じてるみてえだった」
「ダンブルドアはスネイプにはっきり言いなすった。スネイプがやるって承知したんだから、それ以上何も言うなってな。ずいぶんときつく言いなすった」
「ダンブルドアは、スネイプが自分の寮のスリザリンを調査するっちゅうことについて、何かいいなすった」
「寮監は全員、ネックレス事件を調査しろっていわれちょる」
(以上全て6巻19章p.128)
スネイプ先生は、今まで嫌々ながらであってもダンブルドアには、必ず従っていたように思います。
3巻でハリーがシリウスの逃亡を助けたに違いないと主張した時だって、結局校長の冷静な言葉の前に屈しました。
シリウスと仲直りしろと言われた時はさすがに短い握手だけでしたが。
4巻でダンブルドアが心配の色を浮かべた任務は、後にヴォルデモートの下へ駆けつけたことがわかりましたが、2時間遅れで出かけることは死ぬ可能性だってあったというのに、青ざめながらも出かけていったのです。
そのスネイプ先生が「やりたくない」と言うには、よほどのことがあるはずです。自分の命だって懸けたスネイプ先生が、単に疲れているからとか、「破れぬ誓い」に拘束されているからなどと、自分の都合でやりたくないなどとは言わないと思います。
スネイプ先生がヴォルデモート側だったら、ダンブルドアからの依頼は大人しく従うと思います。
議論するというのは、反対意見を主張することです。ここで無駄に事を荒立て、変な疑いを持たせることは避けたいはずです。適当に合わせておいて、後で裏切ることなど容易でしょう。
スネイプ先生は、ダンブルドア側の立場で、異議を唱えていたのだと思います。
ドラコを案じて言ったとも考えられますが、ダンブルドアだって、真相を早くから知り、ハリーの訴えを退けていたくらいですから、ドラコの立場を悪くするようなことは言うはずはなく、利害は一致します。
やはりダンブルドアは、最終手段として、自分を殺さなければならない場合があることを伝え、殺害を依頼したと考えるのが一番納得しやすい気がします。
ハグリッドが「怒っている」と感じるくらいの強い語調で言ったのなら、それは既に命懸けの任務についているスネイプ先生を追い詰めるような責める言葉ではなく、ましてや、寮監としての行いを叱るものでもなく、自分を犠牲にする類の言葉だったのではないかと思うのです。
また、その依頼をすんなり受け入れることはできないのも当然だと思います。「何でもかんでも当然のように」、「もうそういうこたぁやりたくねえと」と言うのも尤もです。理屈ぬきで嫌だろうと思います。スネイプ先生が完全にダンブルドア側なら、もうそういうこと(人を殺すこと)はやるつもりもなかったということではないでしょうか。
「やるって承知したんだから、それ以上何も言うな」
「やるって承知した」のは、最近のことではないような気がします。予言の盗み聞きがポッター夫妻に与える影響について気付きダンブルドア側についた時に、ダンブルドアとの間に何らかの約束をして、今まで従ってきたということではないかと思います。それはある程度の拘束力はあるものの、破ったら死ぬようなものではなく、でも「信じておる」と言わせるだけの何か。
もし、スネイプ先生がやはりダンブルドア側で、依頼によって殺したとしたら。
スネイプ先生はこの時「やりたくない」と確かに言ったのです。
やりたくないことをやらせたダンブルドアを恨みます。だから27章では呪文を唱える直前に憎しみの表情を見せたのではないかと思います。
こうしてまとめてみると、やっぱりスネイプ先生はダンブルドア側で、ダンブルドアに従って「やりたくない」事(殺人)を実行したように思えます。
原書を読んだ時は、ハグリッドの訛りが理解できず、よくわからなかったのですが、それでもスネイプ先生がoverworkedだと感じているということだけはわかり、大変胸を痛めました。ちょうど、スネイプ先生はダンブルドアの使い走りのようだ、という文章を書いていた頃だったので、先生はまたしても疲れることをやらされるのではないかと思ったのです。
そして断片的な言葉から、最初は、スネイプ先生がダンブルドアが命じる寮の調査などを十分行っていないと責められたのだと解釈しました。「やりたくない」と言ったのは、ドラコのことを調べたくないと言ったのだと思ったのです。誓いのこともあり、あまり立ち入って調べることは自分の首を絞めるからだろうと。
その後、読み終わってからは、ダンブルドアが「いざとなったら自分を殺せ」というようなことを言い、それに対してやりたくないと言ったのではないかと思い始めました。ただ、その時もダンブルドアの依頼があったかどうかは半信半疑でした。
そして今も、27章の行為についてはまだ自分の考えが定まっていないので、この19章の議論でダンブルドアの依頼があったのかどうか、決めかねています。
二人の会話を検証してみます。
まず、ハグリッドのセリフからわかることだけを抜き出してみます。
「議論が熱くなっとって」
「スネイプが言ってたことで、ダンブルドアは何でもかんでも当然のように考えとるが、自分は(中略)もうそういうこたぁやりたくねえと」
「スネイプはちいと働かされすぎちょると感じてるみてえだった」
「ダンブルドアはスネイプにはっきり言いなすった。スネイプがやるって承知したんだから、それ以上何も言うなってな。ずいぶんときつく言いなすった」
「ダンブルドアは、スネイプが自分の寮のスリザリンを調査するっちゅうことについて、何かいいなすった」
「寮監は全員、ネックレス事件を調査しろっていわれちょる」
(以上全て6巻19章p.128)
スネイプ先生は、今まで嫌々ながらであってもダンブルドアには、必ず従っていたように思います。
3巻でハリーがシリウスの逃亡を助けたに違いないと主張した時だって、結局校長の冷静な言葉の前に屈しました。
シリウスと仲直りしろと言われた時はさすがに短い握手だけでしたが。
4巻でダンブルドアが心配の色を浮かべた任務は、後にヴォルデモートの下へ駆けつけたことがわかりましたが、2時間遅れで出かけることは死ぬ可能性だってあったというのに、青ざめながらも出かけていったのです。
そのスネイプ先生が「やりたくない」と言うには、よほどのことがあるはずです。自分の命だって懸けたスネイプ先生が、単に疲れているからとか、「破れぬ誓い」に拘束されているからなどと、自分の都合でやりたくないなどとは言わないと思います。
スネイプ先生がヴォルデモート側だったら、ダンブルドアからの依頼は大人しく従うと思います。
議論するというのは、反対意見を主張することです。ここで無駄に事を荒立て、変な疑いを持たせることは避けたいはずです。適当に合わせておいて、後で裏切ることなど容易でしょう。
スネイプ先生は、ダンブルドア側の立場で、異議を唱えていたのだと思います。
ドラコを案じて言ったとも考えられますが、ダンブルドアだって、真相を早くから知り、ハリーの訴えを退けていたくらいですから、ドラコの立場を悪くするようなことは言うはずはなく、利害は一致します。
やはりダンブルドアは、最終手段として、自分を殺さなければならない場合があることを伝え、殺害を依頼したと考えるのが一番納得しやすい気がします。
ハグリッドが「怒っている」と感じるくらいの強い語調で言ったのなら、それは既に命懸けの任務についているスネイプ先生を追い詰めるような責める言葉ではなく、ましてや、寮監としての行いを叱るものでもなく、自分を犠牲にする類の言葉だったのではないかと思うのです。
また、その依頼をすんなり受け入れることはできないのも当然だと思います。「何でもかんでも当然のように」、「もうそういうこたぁやりたくねえと」と言うのも尤もです。理屈ぬきで嫌だろうと思います。スネイプ先生が完全にダンブルドア側なら、もうそういうこと(人を殺すこと)はやるつもりもなかったということではないでしょうか。
「やるって承知したんだから、それ以上何も言うな」
「やるって承知した」のは、最近のことではないような気がします。予言の盗み聞きがポッター夫妻に与える影響について気付きダンブルドア側についた時に、ダンブルドアとの間に何らかの約束をして、今まで従ってきたということではないかと思います。それはある程度の拘束力はあるものの、破ったら死ぬようなものではなく、でも「信じておる」と言わせるだけの何か。
もし、スネイプ先生がやはりダンブルドア側で、依頼によって殺したとしたら。
スネイプ先生はこの時「やりたくない」と確かに言ったのです。
やりたくないことをやらせたダンブルドアを恨みます。だから27章では呪文を唱える直前に憎しみの表情を見せたのではないかと思います。
こうしてまとめてみると、やっぱりスネイプ先生はダンブルドア側で、ダンブルドアに従って「やりたくない」事(殺人)を実行したように思えます。

