2006年10月09日 (月) 21:16 | 編集
フェリックス・フェリシス欲しさに『生ける屍の水薬』の調合に真剣に取り組む生徒達。
それぞれが、教科書の指示に従い、材料を揃え、煎じ始めます。
ハリーは貸してもらった『上級魔法薬』を参考に作業を進めるのですが、書き込みが多くて読み取るのに苦労します。
この場面、もちろん読者には最初、ハリーが借りた教科書の前の待ち主がわからないのですが、わかってしまった後に読むと大変心ときめくものがあります。
スネイプ先生が教科書に書き込みをしていた、しかも本文と同じくらい書き込み、余白が黒々としている、材料欄にまでメモを書き込み、活字を線で消している、などと先生の持ち物やその扱いに関して細かな記述があることがなにより嬉しいです。
ハリーは目を近づけて材料を読み取っていますから、細かい字で書き込んであったのでしょう。
5巻のペンシーブの中での答案用紙に書かれた文字もそうでしたが、スネイプ先生は、細かくびっしりと文字を書く傾向にあるようです。
答案用紙や教科書は書くスペースが限られていて、その中に書きたいことを詰め込めば、自然と細かくなるかもしれませんが、教科書の裏表紙の下に書かれた署名が、小さく読みにくい文字であるので、スペースに関係なく、文字を小さく書く人なのでしょう。
今までの授業での板書では、特にそのような記述はありませんでしたから、生徒達にはわかりやすい字で大きく書く、という配慮もあったのかもしれません。
ハーマイオニーは、その筆跡を見て、男子より女子のものみたいと言いました。
私は、男子の文字といったら、荒っぽいというか大まかというか大胆な揃わない筆跡をイメージします。女子の筆跡は、今時は丸っこい文字、可愛らしい文字をイメージします。が、この場合は、可愛らしい筆跡だというわけではなく、丁寧で細かく揃った文字だということではないかと思います。筆跡で性格もわかるといいますから、鑑定してもらいたいくらいですが、きっと学生時代から几帳面だったのだろうと想像しています。
女子のような字というのを、母アイリーンの書き込みと考えることもできるかもしれません。ただ、『半純血のプリンス蔵書(This Book is the Property of the Half-Blood Prince)』と書かれた文字が、教科書の書き込みと同じ筆跡だったこと、スネイプ先生が学生時代、『生ける屍の水薬』を一回目に作った時、ハリーほどうまくできなかったことから考えると、書き込みはやはりスネイプ先生によるものと考えていいと思います。母の書き込みがあったのなら、最初から上手く作れたはずですから。
スネイプ先生が学生時代、試行錯誤の結果をこつこつ書き溜めていった姿を想像すると愛しくてたまりません。
放課後などの空き時間、地下牢教室の片隅で、ひっそり実験をするセブルス。教科書の指示を疑い、試行錯誤するセブルス。
ただ、それは根拠のないものではないはずで、何らかの根拠に基づいていると思います。かき混ぜ方にしても七回時計と反対まわりに撹拌するごとに一回時計回りを加えるというのも、七という数字の持つ魔力から思いついたのかもしれません。
そんな理論に基づいた試行錯誤の末、完璧な方法を見つけ出した時の悦びはさぞかし大きかっただろうと思います。それは自分で生み出したものですから、正確に教科書などの手引き書に従って完璧な魔法薬を調合できた時より、一層喜びは大きかったはず。その悦びを想像すると、私まで心が躍り、そして泣きたくなります。できることなら、ずっと、そんな悦びを味わっていて欲しかったからです。
それぞれが、教科書の指示に従い、材料を揃え、煎じ始めます。
ハリーは貸してもらった『上級魔法薬』を参考に作業を進めるのですが、書き込みが多くて読み取るのに苦労します。
この場面、もちろん読者には最初、ハリーが借りた教科書の前の待ち主がわからないのですが、わかってしまった後に読むと大変心ときめくものがあります。
スネイプ先生が教科書に書き込みをしていた、しかも本文と同じくらい書き込み、余白が黒々としている、材料欄にまでメモを書き込み、活字を線で消している、などと先生の持ち物やその扱いに関して細かな記述があることがなにより嬉しいです。
ハリーは目を近づけて材料を読み取っていますから、細かい字で書き込んであったのでしょう。
5巻のペンシーブの中での答案用紙に書かれた文字もそうでしたが、スネイプ先生は、細かくびっしりと文字を書く傾向にあるようです。
答案用紙や教科書は書くスペースが限られていて、その中に書きたいことを詰め込めば、自然と細かくなるかもしれませんが、教科書の裏表紙の下に書かれた署名が、小さく読みにくい文字であるので、スペースに関係なく、文字を小さく書く人なのでしょう。
今までの授業での板書では、特にそのような記述はありませんでしたから、生徒達にはわかりやすい字で大きく書く、という配慮もあったのかもしれません。
ハーマイオニーは、その筆跡を見て、男子より女子のものみたいと言いました。
私は、男子の文字といったら、荒っぽいというか大まかというか大胆な揃わない筆跡をイメージします。女子の筆跡は、今時は丸っこい文字、可愛らしい文字をイメージします。が、この場合は、可愛らしい筆跡だというわけではなく、丁寧で細かく揃った文字だということではないかと思います。筆跡で性格もわかるといいますから、鑑定してもらいたいくらいですが、きっと学生時代から几帳面だったのだろうと想像しています。
女子のような字というのを、母アイリーンの書き込みと考えることもできるかもしれません。ただ、『半純血のプリンス蔵書(This Book is the Property of the Half-Blood Prince)』と書かれた文字が、教科書の書き込みと同じ筆跡だったこと、スネイプ先生が学生時代、『生ける屍の水薬』を一回目に作った時、ハリーほどうまくできなかったことから考えると、書き込みはやはりスネイプ先生によるものと考えていいと思います。母の書き込みがあったのなら、最初から上手く作れたはずですから。
スネイプ先生が学生時代、試行錯誤の結果をこつこつ書き溜めていった姿を想像すると愛しくてたまりません。
放課後などの空き時間、地下牢教室の片隅で、ひっそり実験をするセブルス。教科書の指示を疑い、試行錯誤するセブルス。
ただ、それは根拠のないものではないはずで、何らかの根拠に基づいていると思います。かき混ぜ方にしても七回時計と反対まわりに撹拌するごとに一回時計回りを加えるというのも、七という数字の持つ魔力から思いついたのかもしれません。
そんな理論に基づいた試行錯誤の末、完璧な方法を見つけ出した時の悦びはさぞかし大きかっただろうと思います。それは自分で生み出したものですから、正確に教科書などの手引き書に従って完璧な魔法薬を調合できた時より、一層喜びは大きかったはず。その悦びを想像すると、私まで心が躍り、そして泣きたくなります。できることなら、ずっと、そんな悦びを味わっていて欲しかったからです。

