スネイプ先生に開心術!!
スネイプ先生についてあれこれ思ったことを綴ります。「ハリーポッター」7巻のネタばれあり。未読の方はご注意ください。
教科書通り
2006年10月05日 (木) 22:27 | 編集
6年生の魔法薬学の授業で使用したのはリバチウス・ボラーチ著『上級魔法薬』の教科書です。
ハリーが入学時に購入した魔法薬学の教科書は、アージニウス・ジガー著『魔法薬調合法』とフィリダ・スポア著『薬草ときのこ1000種』でした。前者が調合の手引書で、後者は材料の図鑑とか参考書といったところでしょうか。後者は薬草学の授業でも用いられていたと思いました(未確認)
2年、3年、4年と新しい魔法薬学の教科書は購入していないようです。2年の時はロックハートの本以外に購入したのは、『基本呪文集二学年用』だけでしたし、3年では『怪物的な怪物の本』『未来の霧を晴らす』『中級変身術』『三年生用基本呪文集』、4年では『基本呪文集・四学年用』だけが明らかにされています。(5巻の上巻は貸し出し中で手元にないので、5年生の教科書はわかりません)
ということは、今まで1年の時に購入した『魔法薬調合法』で事足りていたということですね。

今回、スラグホーンの授業では、調合法は完全に教科書の指示を頼りにしています。教科書が間違っていようといまいと、スラグホーン先生は調合を生徒任せにしています。
もし、スネイプ先生が今年も魔法薬学を担当していたら、『生ける屍の水薬』の調合はどう指導したのでしょう?

『上級魔法薬』の本は、『上級』を名乗っている割には、内容に間違いが多いようです。しかも、50年前の教科書だけでなく、現在の教科書も間違いは訂正されていません。
スネイプ先生が着任する前までの担当だったスラグホーン先生は、生徒任せの調合をしていてその間違いには気付かなかったのでしょうか。
教科書通りに作ったハーマイオニーは、色は濃いものの取り合えずスラグホーンが頷く程度のものは作れましたが、他の生徒は教科書通りにすら作れず、結果は惨憺たるものでした。過去の学生も似たり寄ったりだったのでしょう。
でも、正しい調合法を知っていたスネイプ先生は、この教科書通りにやらせていたとは思えません。
そもそもスネイプ先生は、教科書通りの指導はしてこなかったのではないかと思います。

3巻で『縮み薬』を作った時は、ネズミの脾臓は一つでいいなどと口頭で材料を確認しているようです。
4巻では、『頭冴え薬』の材料を板書しています。5巻でも『安らぎの水薬』の材料と調合法が瞬時に黒板に現れました。教科書を見ながら調合させているわけではなさそうです。教科書通りの内容を黒板に再現しているだけとも考えられますが、『上級魔法薬』の間違いの多さから考えると、先生はより適切な指示を生徒達に与えていたのではないかと思われます(実際使用していたのは、著者の違う『魔法薬調合法』ですが)
また、5巻の査察の場面において、アンブリッジは『強化薬』を教えることに難色を示しました。教科書通りなら、魔法省だって文句はないはずです。教科書にない魔法薬の調合をさせていたからこそ、アンブリッジはひとこと釘をさしたのだと思います。
スネイプ先生は、臨機応変に、学年に応じて、内容をアレンジしつつ、教えていたのではないかと思っています。生徒達の今後の人生に本当に必要なものを教えていたのかもしれません。

以上のことから考えると、『生ける屍の水薬』の指導は、催眠豆の切り方について「銀の小刀の平たい面で砕け」とか、撹拌の方法について「七回反時計回りに撹拌するごとに一回時計回りを加えろ」だとか、改良された方法を板書したかもしれません。
でなければ、生徒達の考える力を伸ばすため、敢えて教科書通りに調合させて、上手くいかなければレポートとして提出させるということも考えられます。
いずれにしても、教科書通りに調合させてフォローなし、ということはないと思います。

でも、もしかしたら、さらにさらに改良は進んで、そんな小難しい方法など取らずとも簡単に調合できる方法を発見していて、それを教えたかもしれません。
カノコソウも催眠豆も使わず、「アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加える」とだけ書くとか。
というか、これは既に1年の時に教えたので、スネイプ先生は今更6年の授業では扱わなかったような気もします。
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