2006年08月21日 (月) 21:42 | 編集
遅刻してきたハリーをスネイプ先生が迎えにくる場面、もし最初に読んだのが邦訳だったら、私はどんなふうに感じたのでしょうか。
原文を読んだ時には、遠くから近付いてくる人物がスネイプ先生ではないかとの予感があって、すぐ近くに来るまで誰だか明かさないその文章の書き方に、どんどん期待が高まっていたのでした。
非常にもったいぶった登場の仕方に、作者のこだわりを感じました。
読者の大半はハリー同様、期待させられた後、ガックリしたのでしょうけど、私は嬉しくてたまりませんでした。
6巻2章での登場の仕方も、黒い長髪、土気色の顔などスネイプ先生の条件を提示しておきながら、なかなか名前が出てこない。読者の想像力を膨らませる、作者の演出だと感じました。
スネイプ先生について、必ずしも好ましい人物ではないとしながらも、書くのは好きだというローリングさん。スネイプ先生の登場のさせ方にその愛を感じます。
ハグリッドに伝言を送ったつもりだったと顔をしかめるトンクスに、ハグリッドは遅刻したので自分が受け取ったと答えるスネイプ先生。
ハグリッドは宴会に数分遅れたわけですから、それまでの間に伝達の守護霊がやってきたのでしょう。
スネイプ先生は、ハリーの到着を確認しようと目を光らせていたと思います(毎年そうだったと思いますが)
一年生の到着以前に上級生は寮のテーブルについていますから、かなり前からハリーの不在に気付いていたと思われます。
宴会が始まってもハリーは到着しない。もしかしたら、ドラコの武勇伝なども耳に入っていたかもしれません。そんな時に伝達の守護霊がやってくれば、真っ先に受け取るのはやはり、気にしていたスネイプ先生しかいないと思います。寮監のマクゴナガル先生は一年生の引率に忙しいでしょうから。
トンクスの新しい守護霊を「興味深い」と言ったり、「昔のやつのほうがいい」「弱々しく見える」などと難癖をつけるスネイプ先生。
四足の動物の姿の守護霊は、人狼ではないかと思われますが、先生はきっとこの時点でトンクスの気持ちを全てお見通しだったのでしょう。弱々しく見えるのはトンクスの気持ちが沈んでいるために実際儚い姿をしていたからなのか、スネイプ先生の人狼(=ルーピン)へのイメージが弱々しいからなのか、ただ挑発しているからなのかはわかりませんが、この発言でハリーは守護霊が変わることがあるという事実に気付かされます。そのために言ったのでしょうか。良い方に解釈すれば。
『昔のやつ』との比較や弱々しいという点は、言わなくても良いことを言って怒らせているだけのように思いますが。そんな意地悪な先生、好かれようなどとは全く思わない先生、大好きです。
ハリーと一緒に歩くスネイプ先生、1分かそこら、口をききませんでしたが、減点を言い渡してからの数分間はハリーの怒りや憎しみが増すような内容をしゃべり続けます。
胸中爆発寸前のハリーは、スネイプ先生が迎えにきた理由について、「ほかの誰にも聞かれることなく、ハリーをチクチク苛むことができるこの数分間のためだった」(6巻8章p.245)と思っています。
これは、私としては、スネイプ先生自身がハリーをしっかり守りたかったのだと思いたいです。
後の新入生歓迎会の席でダンブルドアが、現在の状況がどんなに危険であるか、と力説していますが、第一級セキュリティの資格が与えられているハリーを守りきれるのは、自分しかいない、という気持ちで。
もちろん、ハリーに対しては、あくまで憎まれる態度をとり続けるわけですが。
1分ほどの沈黙のあとの、饒舌すぎるスネイプ先生が、ちょっと沈黙を恐れているかのようでかわいく思ってしまいます。
ハリーは何も答えず、ただ一人ずんずん歩きながらしゃべり続けるスネイプ先生を想像すると、微笑ましくてニヤニヤしてしまいます。
原文を読んだ時には、遠くから近付いてくる人物がスネイプ先生ではないかとの予感があって、すぐ近くに来るまで誰だか明かさないその文章の書き方に、どんどん期待が高まっていたのでした。
非常にもったいぶった登場の仕方に、作者のこだわりを感じました。
読者の大半はハリー同様、期待させられた後、ガックリしたのでしょうけど、私は嬉しくてたまりませんでした。
6巻2章での登場の仕方も、黒い長髪、土気色の顔などスネイプ先生の条件を提示しておきながら、なかなか名前が出てこない。読者の想像力を膨らませる、作者の演出だと感じました。
スネイプ先生について、必ずしも好ましい人物ではないとしながらも、書くのは好きだというローリングさん。スネイプ先生の登場のさせ方にその愛を感じます。
ハグリッドに伝言を送ったつもりだったと顔をしかめるトンクスに、ハグリッドは遅刻したので自分が受け取ったと答えるスネイプ先生。
ハグリッドは宴会に数分遅れたわけですから、それまでの間に伝達の守護霊がやってきたのでしょう。
スネイプ先生は、ハリーの到着を確認しようと目を光らせていたと思います(毎年そうだったと思いますが)
一年生の到着以前に上級生は寮のテーブルについていますから、かなり前からハリーの不在に気付いていたと思われます。
宴会が始まってもハリーは到着しない。もしかしたら、ドラコの武勇伝なども耳に入っていたかもしれません。そんな時に伝達の守護霊がやってくれば、真っ先に受け取るのはやはり、気にしていたスネイプ先生しかいないと思います。寮監のマクゴナガル先生は一年生の引率に忙しいでしょうから。
トンクスの新しい守護霊を「興味深い」と言ったり、「昔のやつのほうがいい」「弱々しく見える」などと難癖をつけるスネイプ先生。
四足の動物の姿の守護霊は、人狼ではないかと思われますが、先生はきっとこの時点でトンクスの気持ちを全てお見通しだったのでしょう。弱々しく見えるのはトンクスの気持ちが沈んでいるために実際儚い姿をしていたからなのか、スネイプ先生の人狼(=ルーピン)へのイメージが弱々しいからなのか、ただ挑発しているからなのかはわかりませんが、この発言でハリーは守護霊が変わることがあるという事実に気付かされます。そのために言ったのでしょうか。良い方に解釈すれば。
『昔のやつ』との比較や弱々しいという点は、言わなくても良いことを言って怒らせているだけのように思いますが。そんな意地悪な先生、好かれようなどとは全く思わない先生、大好きです。
ハリーと一緒に歩くスネイプ先生、1分かそこら、口をききませんでしたが、減点を言い渡してからの数分間はハリーの怒りや憎しみが増すような内容をしゃべり続けます。
胸中爆発寸前のハリーは、スネイプ先生が迎えにきた理由について、「ほかの誰にも聞かれることなく、ハリーをチクチク苛むことができるこの数分間のためだった」(6巻8章p.245)と思っています。
これは、私としては、スネイプ先生自身がハリーをしっかり守りたかったのだと思いたいです。
後の新入生歓迎会の席でダンブルドアが、現在の状況がどんなに危険であるか、と力説していますが、第一級セキュリティの資格が与えられているハリーを守りきれるのは、自分しかいない、という気持ちで。
もちろん、ハリーに対しては、あくまで憎まれる態度をとり続けるわけですが。
1分ほどの沈黙のあとの、饒舌すぎるスネイプ先生が、ちょっと沈黙を恐れているかのようでかわいく思ってしまいます。
ハリーは何も答えず、ただ一人ずんずん歩きながらしゃべり続けるスネイプ先生を想像すると、微笑ましくてニヤニヤしてしまいます。

