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2005-12

スネイプ先生とウィンキー - 2005.12.28 Wed

ダンブルドアによって失神させられた偽ムーディ。ダンブルドアは偽ムーディのローブから携帯用酒瓶と鍵束を取り出し、スネイプに一番強力な真実薬と厨房からウィンキーという屋敷しもべ妖精を連れてくるよう指示を与えます。
踵を返して出て行ったスネイプは、やがてウィンキーを連れて戻ってきました。

闇の魔術に対する防衛術の教師である偽ムーディの部屋は、四階にあります。スネイプ先生、まず一番強力な真実薬を取りに行くために、地下にある自分の研究室に向かい、それから厨房に行ったのではないでしょうか。
厨房はホールの真下にありますから、少なくとも地下1階にあるはずです。同じ地下でも地下牢とはつながっていないのではないかと思います。というのは、以前ハーマイオニーに連れられハリー達が厨房に行った時、玄関ホールに続く階段を降りてから左に折れたところにあるドアから入って降りた石段は「スネイプの地下牢に続く陰気な地下通路とは違って」と表現されているからです。
スネイプ先生、一度玄関ホールまで上がってから厨房に向かってまた地下に降りて行ったのではないでしょうか。お疲れ様です。
そして、厨房に入るため、絵に描かれた梨をスネイプ先生もくすぐったことでしょう。想像すると、とても可愛くて微笑ましいです。スネイプ先生が細い指を伸ばして梨をこちょこちょするんですよ。スネイプ先生それなりに急いで息も切れていたのではないでしょうか。肩で息をして梨をくすぐる先生、もう可愛すぎます。身を捩る梨になりたいです。
そして厨房に入ったスネイプ先生、ウィンキーのことは知らないだろうし、ウィンキー自身も厨房奥の暖炉脇に座っていることでしょうから、出迎えた別のしもべ妖精に「ウィンキーを呼べ」とでも言ったのでしょうか。ちょっと横柄な感じで。きっとウィンキーは呼び出されて何が何だかわからない上に、怖そうな先生に連れて行かれて怯えていたのではないでしょうか。
ウィンキーを従えたスネイプ先生、体が小さくて足も短いウィンキーを思いやることなく、大股で階段を四階目指して上がっていったのではないかと思います。ウィンキーもさぞかしついていくのに苦労したことでしょう。ちょっと面白い図です。

ところで、この後、スネイプ先生はダンブルドアからマダムポンフリーを呼びに行くよう、さらにその後、校庭からファッジを探して連れてくるよう指示されています。
医務室がどこにあるのかわかりませんが、「ここ(四階)に降りてくるよう」と言っているので、さらに上の階にありそうです。別棟の上階へ行ってから、校庭に行ってファッジを探し、それから四階まで連れて来いとは。
いくら比較的若いといっても、スネイプ先生、これじゃパシリ…(泣)

スネイプ先生のクリスマス - 2005.12.24 Sat

クリスマスをスネイプ先生がどのように過ごしてきたか、見てみましょう。
<1巻>
クリスマスのディナーを食べるシーンに登場する大人はダンブルドア、フリットウィック、マクゴナガルの諸先生方とハグリッドです。その場面でのスネイプ先生の描写はありませんが、その晩、透明マントを着て図書室へ行き、逃げ帰るハリーが途中でフィルチとスネイプ先生に会っているので学校にはいたのでしょう。
<2巻>
クリスマスディナーの場面の先生はダンブルドアとハグリッドだけです。その後のポリジュース薬を飲んでスリザリンの談話室に入り込む場面にもスネイプ先生の描写はありません。
<3巻>
この時は、先生と生徒、合わせて13人しかクリスマスディナーに居合わせませんでした。ルーピン先生はいたものの、「具合が悪く」同席していません。スネイプ先生はちゃんといてくれました。このときいた先生方は、ダンブルドア、マクゴナガル、スネイプ、スプラウト、フリットウィックで、後にトレローニーも加わっています。他にフィルチとハリー達3人の他に生徒が3人でした。
この時のスネイプ先生は、はしゃぐダンブルドアからクラッカーの紐を渡され、しぶしぶひっぱっているという素敵な描写があり、読者を楽しませてくれます。しかも、クラッカーからハゲタカの剥製つきの帽子が出てきたのを校長の方に押しやったりして、とってもかわいいスネイプ先生です。
また、ダンブルドアにルーピン先生への薬を作ったかどうか聞かれて「はい」と答えています。
クリスマスの何日前から休暇が始まっているかはよくわかりませんが、クリスマスの飾りつけが進むホグワーツで、それを楽しむ生徒がほとんど学校に残っていないという状況があることから、最低2~3日は前から休暇が始まっているのではないかと思います。
クリスマスに満月を迎えてしまったルーピン先生も気の毒ですが、休暇中も休むことなく脱狼薬を作り続けたスネイプ先生も大変ですね。
<4巻>
この時のホグワーツは、他校の生徒や先生方も参加してのにぎやかなクリスマスになっています。パーティ場面にスネイプ先生の描写はありませんが、出席はしていたことでしょう。その後、皆がダンスに興じているときには庭をカルカロフと歩いています。不安げに相談するカルカロフとそっけないスネイプ先生。バラの茂みをバラバラに吹き飛ばしています。
<5巻>
この時ハリーはグリモールドプレイスのシリウスの屋敷でクリスマスを過ごしていて、スネイプ先生の描写はありません。ただ、休暇最後の日に校長の命で閉心術の授業について知らせるためにやってきたスネイプ先生、やはり休暇中はホグワーツにいたのではないかと思わせます。

こうして見てみると、スネイプ先生はクリスマスの休暇をおそらく今まではずっとホグワーツで過ごしてきたのではないかと思われます。
先生方も休暇として自宅に帰る方もいらっしゃるでしょうが、常にスネイプ先生は学校に残っているようですね。
1巻で夜中に校内の見回りをしていたり、4巻でパーティの間に庭を見回ったりしていることから、先生は生徒の安全を常に優先しているように思われます。パーティの時にバラの茂みを吹き飛ばしたのは、浮かれた生徒が間違いを起こしてはいけないという配慮からだと思います。3巻で脱狼薬を作り続けたのも、生徒の安全のためだったと私は思います。
スリザリン寮監として、ひとりの教師としてスネイプ先生は責任を持って行動しているのだと思います。

さて、5巻で記憶を垣間見た限りでは、子ども時代のスネイプ先生が幸せだったのかどうかは疑問です。スネイプ先生が子ども時代のクリスマスに、一度でも心ときめくような贈り物をもらっていたことを願うばかりです。そしてそんなセブルス少年の喜ぶ顔に幸せを感じている身近な人が存在したことも願ってやみません。

敵鏡  - 2005.12.20 Tue

ヴォルデモートの魔の手を逃れ、ホグワーツに戻ったハリー。ムーディ(偽)に連れられ、ムーディの部屋に行きます。全て自分が仕組んだことだと告げた偽ムーディは、杖をハリーに向けました。その瞬間、部屋に入ってきて偽ムーディを攻撃したのはダンブルドアで、スネイプとマクゴナガルの両先生も一緒でした。3人の姿は敵鏡にはっきりと映されていました。

敵鏡のことを考え出すと混乱します。
みぞの鏡と違い、覗く人によって敵が変わるわけではなさそうです。ハリーが見た鏡にはダンブルドア達が映っていましたから。
では、敵鏡は誰の敵を映し出すというのでしょうか。
持ち主の敵なら本物のムーディの敵である死喰い人を映すでしょう。偽ムーディのクラウチJr.は現役の死喰い人ですから、映って当然ですが、そうではありませんでした。
何か鏡に向かって必要な儀式や呪文の類を唱えることで、それを行った人の敵を映すのかもしれないと考えています。

さて、ここでダンブルドア、スネイプ、マクゴナガルの3人が敵鏡に映ったということは、スネイプ先生も偽ムーディの敵であると考えて良いようです。
以前はこれだけで、スネイプ先生が死喰い人から足を洗ったと考えて満足していました。
でも、今は、偽ムーディにとって敵であっても、この3人が同列にあるとは言えないのではないかと考えています。
偽ムーディの敵=死喰い人の敵というわけではありませんから。
ダンブルドアとマクゴナガルは一つに括ってもいいかと思います。
問題はスネイプ先生。ムーディが何より憎むのは「自由の身になった死喰い人」だと本人も言っている通り、ムーディは自由の身になった死喰い人としてのスネイプを敵と捉えているのではないでしょうか。なので、もしここにルシウスがいたとしても敵鏡に映ったのではないかと思うのです。
ヴォルデモートの敵鏡だったら果たしてスネイプ先生が映ったかどうか疑問です。

ただ、敵鏡がスネイプ先生を信用する根拠としては十分ではないものの、私自身はスネイプ先生を信用していることに変わりはありませんが。

闇の印の変化 - 2005.12.16 Fri

大鍋の中から復活したヴォルデモートは、その直後にワームテールの左腕のローブの袖を肘までまくり、闇の印を調べます。その様子は生々しい赤い刺青のようだとハリーは見ています。そして、印が戻っていることを確認すると、ヴォルデモートはその印に指を押し当てました。
「ワームテールがまた新たに叫び声をあげた。ヴォルデモートがワームテールの腕の印から指を離すと、その印が真っ黒に変わっているのをハリーは見た。」(4巻33章p.441)

闇の印が濃くなってきたことをカルカロフがスネイプに話していたのはクリスマスの時。ここ数ヶ月でだんだん濃くなってきたと言っています。
ヴォルデモートが完全に復活する前のことです。ワームテールがヴォルデモートの下へ戻った直後くらいから徐々に濃くなっていたのでしょう。
ワームテールはヴォルデモートの指示に従い行動した結果、ヴォルデモートは人の形に戻ることが出来ました。夏休み中(8月半ばころ)にハリーが見た夢に登場した時には、既にほとんど人の形をとり、旅をした後のことだったと思われます。
闇の印はヴォルデモートが凋落してからの十余年の間、完全に消えていたわけではないと思います。だからこそ、何人かの人にはヴォルデモートは力こそ失ったものの死んではいないとわかっていたのでしょう。
クィレル先生に取り憑いた時も多少は濃くなったのではないでしょうか。
印が赤味を増していく様子はさぞかし不気味で、元死喰い人達は不安に思ったことでしょう。

さて、ヴォルデモートに触れられた印は真っ黒になりました。ワームテールが叫び声をあげたり、後にスネイプが「焼け焦げて」と表現したりしているように、その瞬間に焼けるような苦痛を感じているのだと思います。
5巻でハーマイオニーが闇の印からヒントを得たというDA召集の金貨も熱くなるし、このときハリーも闇の印は「焼けるように熱くなる」という言い方をしていますから。
ただの色の変化だけでは召集に気付かない死喰い人もいるに違いありません。印を持つ者すべてが気付くには、強い痛みなどの刺激を伴う必要があったと思われます。
スネイプ先生、第三の課題を観ている最中に突然左腕が焼けるように熱くなって、どう思ったのでしょう。カルカロフは恐れをなして逃げてしまいましたが。
いよいよ来たか、と覚悟を決める気持ちだったのではないかと想像しています。

校長室で  - 2005.12.12 Mon

禁じられた森で様子のおかしいクラウチ氏に会ったハリー。校長に伝えようと、ガーゴイル像前まで来ましたが、合言葉は変わってしまったようです。その時、ガーゴイル像の裏からスネイプが姿を現し、ハリーに声をかけました。校長に会うために合言葉を教えて欲しいと懇願しても取り合ってくれないスネイプにハリーはいらだちます。
「ハリーが必死になっているときに、ハリーのほしいものを拒むのは、スネイプにとってこのうえない楽しみなのだと、ハリーにはわかった。」(4巻28章p.309)

はたしてそうでしょうか。
スネイプはこの時校長室から出てきています。以前の記事にも書きましたが、この時点で闇の印が濃くなっていることを校長に報告したのだと思います。後にペンシーブでダンブルドアが見せた記憶の場面です。「あれが戻ってきています……(中略)……これまでよりずっと強く、はっきりと)(4巻30章p.374)
校長室で、スネイプは闇の印の報告をしただけとは思えません。ヴォルデモートの復活が迫っていることを校長に告げ、注意を促したに違いありません。当然、ハリーはヴォルデモートに狙われていますから、その点の注意を確認し合ったはずです。
もともと、校内を徘徊する癖のあるハリー。余計なことに首を突っ込ませないように確認しあったかもしれないのです。禁じられた森でクラウチに会ったなどと言うハリーをそのまま自由にしておく筈がありません。ここは取り合わないように見せかけて、後で校長に報告し、検討するつもりだったと思います。
そこへやってきた校長、ハリーの言い分を聞いてあっさりハリーと共に禁じられた森に向かってしまいました。
ガーゴイルの二倍も醜い顔をしていたのは、なにもハリーを苛める楽しみを奪われたからではないと思います。たった今、取り決めたことを破り、危険の渦中に連れ込んだ校長に対して憤っているのではないかと思うのです(最後の部分は妄想です)

『死喰い人』と非難されたことはない  - 2005.12.06 Tue

ホグズミードの洞窟に潜伏していたシリウスは、更に学生時代のスネイプについて語ります。
「スリザリン生の中で、後にほとんど全員が『死喰い人』になったグループがあり、スネイプはその一員だった」
「――だが、わたしの知るかぎり、スネイプは『死喰い人』だと非難されたことはない――それだからどうと言うのではないが。(中略)スネイプは、たしかに難を逃れるだけの狡猾さを備えている」(4巻27章p.265)

スネイプ先生の学生時代を知る人の数少ない証言です。多少主観は混じっているかもしれませんが。
ここで意外なのは、私にとって「孤高の人」のイメージのあるスネイプ先生が、学生時代はグループに属してしたということです。ジェームズ達のようにつるんでいたのでしょうか。その中ではどんな役割を果たしていたのでしょう。リーダーというより、ブレインという感じがします。

さて、シリウスは自分の知るかぎりでは、スネイプは『死喰い人』と非難されたことはないと言っています。これは、シリウスが知らなかっただけでなく、他の多くの人が知らなかったということなのだと思います。
シリウスはハリーの両親が殺された日の翌日に捕らえられたようなので(3巻10章p.269参照)その後のことは知らないかもしれません。しかし、アズカバンでは他の囚人の寝言などから裏切り者のことを知ることができていましたから、何も聞いていないということは、他の『死喰い人』にもスネイプが『死喰い人』とは認識できていなかったのだと思います。アズカバンに捕らえられるような小物には知られていなかったということでしょう(レストレンジ夫妻あたりが、何か寝言で語っていそうにも思いますが)。
後にペンシーブの中でもカルカロフが、仲間の名前を全部知ることはなかったと言っていますし、カルカロフが名前を挙げることができるのは主だった支持者とも言っているので、スネイプは極少数のトップクラスの『死喰い人』の一人だったのかもしれません。

それから、「難を逃れるだけの狡猾さ」という言葉が気になります。実際、難を逃れているわけですから。今のところ狡猾な感じはしませんが。学生時代、どのように狡猾だったのか具体例がないのが残念です。1巻からたびたび登場する「狡猾」という言葉。私はスネイプ先生に関連してこの言葉が出てくるたびに立ち止まってしまいます。先生、信じていいんですよね?という気持ちから。信じていますが。


七年生より多くの呪い  - 2005.12.02 Fri

ホグズミードの洞窟に潜伏していたシリウスから、ハリー達三人は学生時代のスネイプの様子を聞きます。
「――スネイプはいつも闇の魔術に魅せられていて、学校ではそれで有名だった。」
「スネイプは学校に入ったとき、もう七年生の大半の生徒より多くの『呪い』を習得していた。」(4巻27章p.264)

ここで気になるのは、闇の魔術に魅せられていたことを学校中が知っていること。また、入学時に七年生より多くの呪いを知っていた、ということをシリウスが知っていること。

多くの呪いを知っていたといっても、呪いの名前を知っているだけではそれほど有名にはならないでしょう。ここは、呪いのかけ方を知っていると解釈しました。また、ただ単に呪いのかけ方を知っていることを吹聴しても、まわりが皆信じるとは限らないと思います。スネイプ少年は、入学早々に人前で呪いを披露したのではないでしょうか。だとしたら、どんな場面だったのでしょう。
気に入らないと誰彼なく呪いをかけたのでしょうか。5巻のペンシーブ中で、学生時代のジェームズがリリーに言われていたように。
今のスネイプ先生の様子を見ると、誰でも彼でも攻撃するようには見えません。そもそもあまり杖を振り回しませんから。特定の人には攻撃していたかな、とは思いますが。5巻で、ジェームズとスネイプは最初に目を合わせた瞬間から憎み合っていたとの記述があるので、ジェームズに対して多くの呪いを披露したのかもしれません。

ホグワーツ校は11歳で入学ですから、それ以前に多くの呪いを学んだと思われます。幼いスネイプ少年はどんな気持ちで呪いを習得していったのでしょう。
5巻で垣間見た幸薄そうな少年時代からは、入学前から心に闇を持つ子供だったように思えて辛いです。また同時に、知的好奇心も旺盛だったのかもしれません。誰かに教えてもらったと言うより、本を見ながら独学で学んだのではないでしょうか。自分の世界にこもって。そこが唯一の居場所だったのだろうか、などと妄想しています。 

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