2005年11月28日 (月) 20:52 | 編集
魔法薬学の授業中、スネイプを尋ねてきたカルカロフ。興奮した様子で「話がある」と言い出します。「授業が終わってから話そう」というスネイプに「いま話したい。セブルス、君が逃げられないときに。君はわたしを避け続けている」と続けます。そして、アルマジロの胆汁を拭き取るふりをして隠れているハリーには気付かず、腕をスネイプに見せるのでした。(4巻27章p.244〜245)
授業中に押しかけてくるとは、カルカロフの様子も相当切迫しているようです。
クリスマスの時に不安そうにスネイプに相談していたカルカロフ。今回は少なくとも3月にはなっているので(4巻27章p.232参照)その間2ヶ月あまりの間、ずっとスネイプに避けられていたのかもしれません。
クリスマスの時点で、この数ヶ月の間にはっきりしてきたという何か(闇の印と思われますが)。ここにきてさらにはっきりしたようで、「こんなにはっきりしたのははじめてだ。」と言っています。少しずつ鮮明になってきた闇の印が急に濃くなり、居ても立ってもいられず、授業中に飛び込んできたのでしょう。
カルカロフが言っているように、スネイプ先生も気付いていたと思います。
カルカロフは神経質に度々腕の印を確認していそうです。スネイプ先生も着替えるときなど(灰色の寝巻きに!)ちらっと見ていたのではないでしょうか。表情ひとつ変えずに。
スネイプ先生はこの授業で真実薬を持ち出してまで、ハリーが研究室に忍び込んだか確認しようとしています。堂々と嘘をつくハリーが憎いだけのようにも見えるし、教育者として盗みを咎めているようにも見えるし、研究室に何かを隠していて神経質になっているようにも見えます。確かに、鰓昆布を盗まれて、その直後の第二の課題で、ハリーが使用している動かぬ証拠を見たからには、白状させてやろうと意気込んでもおかしくありません。
でも、闇の印がはっきりしてきてヴォルデモートの復活が疑われるこの時期のことです。私は、夜中に出歩くハリーの身の安全にスネイプ先生が危機感を持っているのではないかと考えました。
階段でムーディと対峙した時の「ポッターがまた夜遅く徘徊しているなら、(中略)やめさせなければならんと思っただけだ。あの子の、あの子自身の――安全のためにだ」(4巻25章p.178)という言葉そのままに。
だから、闇の印がいつになくはっきり浮かびあがった直後の授業に、真実薬を持ち出したのではないでしょうか。研究室に侵入者があった直後(1月半ば頃?)ではなく。
授業中に押しかけてくるとは、カルカロフの様子も相当切迫しているようです。
クリスマスの時に不安そうにスネイプに相談していたカルカロフ。今回は少なくとも3月にはなっているので(4巻27章p.232参照)その間2ヶ月あまりの間、ずっとスネイプに避けられていたのかもしれません。
クリスマスの時点で、この数ヶ月の間にはっきりしてきたという何か(闇の印と思われますが)。ここにきてさらにはっきりしたようで、「こんなにはっきりしたのははじめてだ。」と言っています。少しずつ鮮明になってきた闇の印が急に濃くなり、居ても立ってもいられず、授業中に飛び込んできたのでしょう。
カルカロフが言っているように、スネイプ先生も気付いていたと思います。
カルカロフは神経質に度々腕の印を確認していそうです。スネイプ先生も着替えるときなど(灰色の寝巻きに!)ちらっと見ていたのではないでしょうか。表情ひとつ変えずに。
スネイプ先生はこの授業で真実薬を持ち出してまで、ハリーが研究室に忍び込んだか確認しようとしています。堂々と嘘をつくハリーが憎いだけのようにも見えるし、教育者として盗みを咎めているようにも見えるし、研究室に何かを隠していて神経質になっているようにも見えます。確かに、鰓昆布を盗まれて、その直後の第二の課題で、ハリーが使用している動かぬ証拠を見たからには、白状させてやろうと意気込んでもおかしくありません。
でも、闇の印がはっきりしてきてヴォルデモートの復活が疑われるこの時期のことです。私は、夜中に出歩くハリーの身の安全にスネイプ先生が危機感を持っているのではないかと考えました。
階段でムーディと対峙した時の「ポッターがまた夜遅く徘徊しているなら、(中略)やめさせなければならんと思っただけだ。あの子の、あの子自身の――安全のためにだ」(4巻25章p.178)という言葉そのままに。
だから、闇の印がいつになくはっきり浮かびあがった直後の授業に、真実薬を持ち出したのではないでしょうか。研究室に侵入者があった直後(1月半ば頃?)ではなく。
2005年11月28日 (月) 20:52 | 編集
スネイプの前で毒ツルヘビの皮も鰓昆布も「なんのことか僕にはわかりません」と嘘をつくハリー。そこでスネイプ先生が取り出したのは真実薬。この後何度か大事な役割を果たす真実薬の初登場場面です。非常に自然な登場の仕方で、ローリングさんやるな、と思いました。
堂々と嘘をつく生徒を警告するために、真実薬を取り出すことは、何の違和感もありません。ここでスネイプがハリーに説明することで読者にその働きを説明し、後にクラウチJr.に飲ませる時は「ハリーに飲ませるとスネイプが脅した」で済むわけです。クラウチJr.に飲ませる時に初登場では、その説明のために緊張した場面が間延びしてしまいそうですから。
さて、『スネイプなら手が「滑って」飲ませるくらいはやりかねない』(4巻27章p.243)とハリーは思います。
でも、そうでしょうか。私はやらないと思います。魔法省の指針で使用が厳しく制限されている真実薬を、規則を重視する先生が私用で使うとは思えません。
また、なんだかんだ言って、スネイプ先生は生徒に薬をやたらに飲ませたりする人でもないと思うのです。
今までだって、トレバーに縮み薬を実際飲ませたことはあっても、生徒に薬を飲ませたという描写はあったでしょうか。解毒剤の授業の時も実験台を選ぶと言っていたにもかかわらず、その描写はありませんでした。学期末の解毒剤のテストでも、ハリーはベゾアール石を入れ忘れたと言っていますが、実際毒薬を飲んだとは記されていません。
目的のためなら手段を選ばないスリザリン寮出身のスネイプ先生ですが、もし手段を選ばず生徒に真実薬を飲ませるつもりなら、かぼちゃジュースの真上で「手が滑る」とは言わないでしょう。警戒させてしまって目的を達成できなくなりますから。ここは、脅しているだけだと思います。
でも、脅してやろうと真実薬の入った小瓶をローブに忍ばせているなんて、やっぱりスネイプ先生はかわいいいです。たまたまハリー達を授業に集中できるよう別々に座らせましたが、そうでなかったらどうやって真実薬を見せたのでしょうか。もともと何とか因縁をつけてハリーを一人で座らせるつもりだったのかもしれません。
堂々と嘘をつく生徒を警告するために、真実薬を取り出すことは、何の違和感もありません。ここでスネイプがハリーに説明することで読者にその働きを説明し、後にクラウチJr.に飲ませる時は「ハリーに飲ませるとスネイプが脅した」で済むわけです。クラウチJr.に飲ませる時に初登場では、その説明のために緊張した場面が間延びしてしまいそうですから。
さて、『スネイプなら手が「滑って」飲ませるくらいはやりかねない』(4巻27章p.243)とハリーは思います。
でも、そうでしょうか。私はやらないと思います。魔法省の指針で使用が厳しく制限されている真実薬を、規則を重視する先生が私用で使うとは思えません。
また、なんだかんだ言って、スネイプ先生は生徒に薬をやたらに飲ませたりする人でもないと思うのです。
今までだって、トレバーに縮み薬を実際飲ませたことはあっても、生徒に薬を飲ませたという描写はあったでしょうか。解毒剤の授業の時も実験台を選ぶと言っていたにもかかわらず、その描写はありませんでした。学期末の解毒剤のテストでも、ハリーはベゾアール石を入れ忘れたと言っていますが、実際毒薬を飲んだとは記されていません。
目的のためなら手段を選ばないスリザリン寮出身のスネイプ先生ですが、もし手段を選ばず生徒に真実薬を飲ませるつもりなら、かぼちゃジュースの真上で「手が滑る」とは言わないでしょう。警戒させてしまって目的を達成できなくなりますから。ここは、脅しているだけだと思います。
でも、脅してやろうと真実薬の入った小瓶をローブに忍ばせているなんて、やっぱりスネイプ先生はかわいいいです。たまたまハリー達を授業に集中できるよう別々に座らせましたが、そうでなかったらどうやって真実薬を見せたのでしょうか。もともと何とか因縁をつけてハリーを一人で座らせるつもりだったのかもしれません。


