topimage

2005-05

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反対呪文   - 2005.05.29 Sun

ハリーのクィディッチ初試合でハリーは箒から振り落とされそうになります。
最初に読んだ時、私もハリー達同様スネイプが呪いをかけていると思い込みました。
真相が分かってから読むと、反対呪文をかけるその真剣さに心を打たれます。瞬きひとつせず、ハリーを見続ける。背後で火をつけるハーマイオニーに気付かないとは先生のくせに隙がある、と初めは思ったのですが、そうじゃなくてそれほど集中していたということですよね。
火をつけられて30秒後に気付いて悲鳴をあげた時、既にだいぶ燃え広がっているように思うのですが、ハーマイオニーは火をすくい取って瓶に納めています。全ての火を回収したのでしょうか。スネイプは火傷しなかったのでしょうか。瓶に入れて持ち運びできる火なのであまり高温ではないのかもしれません。
それにしても、何が起こったかわからずじまいというのは、火がついていると分かって悲鳴をあげたものの(やっぱり熱かった?)すぐには何が起こっているか確認しなかったということでしょうか。火がついている部分を確認しようとすれば後ろにうずくまっているハーマイオニーに気付くはずですから。悲鳴をあげたことで呪文は中断されましたが、目は逸らさなかったと思います(映画では思いっきり目を逸らして火を消そうとしていましたが)。
最初に読んだ時は気にもかけなかったし、その後は映画のイメージで気付かなかったのですが、この時、スネイプは(他の観客も)立って試合を観ていたのですね。脚、痛かったでしょうに。
 
ところで脚と言えば前回、学期末試験終了後に大股で歩いていたと書きましたが、禁じられた森から帰る時も大股で歩いていました。あれっ?森に行くときはヒョコヒョコ歩きだったのに??
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三頭犬による咬傷 その4  - 2005.05.26 Thu

三頭犬に咬まれた後、4ヶ月経っても脚を引きずっていたのは、骨折以外に何が考えられるでしょう。痛み以外に機能的な問題があるのではないかと考えました。
下腿にある筋肉は主に足首を動かす働きがあります。その筋肉が三頭犬に咬まれて断裂し、足首を動かせなくなったのではないでしょうか。
普段何気なく歩いていますが、歩いている時に足首を動かす筋肉は働いています。足首を上方向(足の甲の方)に上げる働きのある筋肉が働かなくなったら、足首は下垂したまま、まさに引きずって歩くことになります。
きっとこれだ!!三頭犬に咬まれて筋肉が断裂してしまったんです。創傷の治癒が遅れる原因のひとつに感染がありますが、咬傷はマグルの世界でも大変感染がおきやすいとされていますから、きっと感染があって回復が遅れたんです。また、全身の栄養状態が悪いことも創傷の治癒の遅れの原因になりますが、なんか、栄養状態悪そうですよね。そんなこんなで断裂した筋肉が回復するのに時間がかかり、足首を動かせなくて4ヶ月経っても脚を引きずっていたのではないでしょうか。
もちろん、ロンが期待するようにすごく痛かったと思います。
それにしても、一晩で骨を再生する薬があるというのに、ずいぶん時間がかかったのが不思議ですが。

その後、学期末試験終了後(6月?)には大股で歩いていますし、2巻以降もマントやローブを翻して歩いているようなので、どうやら無事回復したみたいですね。

三頭犬による咬傷 その3 - 2005.05.23 Mon

なんか、本筋から離れてしまっていますが、今回も三頭犬に咬まれた傷についての考察は続きます。受傷後4ヶ月しても脚を引きずっている理由を考えてみました。
まず、咬まれた部位なのですが、職員室でガウンを膝までたくしあげていることや、片方の「足」ではなく「脚」となっていることから考えて咬まれたのは下腿だと思われます。ズタズタっていうのはどういうことでしょう?骨まで噛み砕かれたってこと?下腿を骨折しているのではないかと疑いました。で、作業療法士(OT)より理学療法士(PT)の方が下肢の骨折に詳しいので同僚のPTのIさんに聞いてみました。以下会話形式で。
二尋「下腿を骨折したら、どのくらい回復に時間かかる?」
Iさん「下腿ってどっち?」(下腿には2本の骨があります)
ニ 「脛骨でも腓骨でもどっちでも」
I 「?? 誰か身内が骨折したの?」
ニ 「えっと・・・スネイプ先生・・・」
I 「!!あのひと(アランリックマン)骨折したの??」
ニ 「そうじゃなくて、本の中のスネイプ先生。三頭犬に咬まれて骨折したかなあ、と思って・・・」
I 「まあ、長くて3ヶ月は装具で免荷(体重をかけないようにすること)して、3ヶ月の間に少しずつ荷重を増やしていく感じかな。もちろんリハビリやって。骨折したら、すぐに立てなくなるから、トロールのいるトイレには駆けつけられないと思うよ。」(マグルの世界では、下腿を骨折したら、這って救急車を呼ぶか、誰かが来てくれるまで横たわっているかのどちらかだそうです)
ニ 「じゃあ、魔法で、免荷装具みたいな物作っていたと考えたら?」
I 「それだったら、その後も脚を引きずらないよ。スネイプが装具つけてるなんてイメージできないし。」
ごもっとも。装具もリハビリも似合いません。私の骨折説は覆されました。でも、ちょうどいいくらいの回復期間だと思ったんだけど。だって、天井まである犬に咬まれたんだよ?骨はひとたまりもないと思うけど。
では、なぜ、回復に時間がかかったのか。考察は次回も続きます。

架空の症例に対する考察に嫌な顔一つせず協力してくれたIさん、本当にありがとう。

三頭犬による咬傷 その2  - 2005.05.20 Fri

前回、三頭犬に咬まれた傷をハリーに見られたのは受傷後2日目くらいが適当ではないかと書きました。しかし、11月に入ってから、試合前日までの描写は2日よりもっと経っているように感じます。
例えば「校庭には毎朝霜が降りた」「練習が追い込みに入ってから~ハーマイオニーがいなかったら、あれだけの宿題を全部こなすのはとうてい無理だったろう」(1巻11章p.264)など具体的な記述はありませんが、時間の経過は2日どころではない感じがします。
もし、ハリーが授業中あまりスネイプに注意を払っていなくて(むしろ目を逸らしていて)、怪我に気付いたのが受傷後9日又は16日後だったらその時まだ出血は続いていたことになります。
5巻でアーサーが蛇に咬まれた傷から出血が止まらなかったように、もしかして三頭犬の牙や唾液にも傷口が塞がらないような毒があったとか。スネイプは解毒剤を自分で探してその間血液補充薬を飲んでいたかもしれません。
さて、スネイプの歩き方ですが、ハッフルパフ戦後にクィレルに会うために森に向かうスネイプをヒョコヒョコ歩きと表現しています。これはまだ、脚を引きずっていると解釈していいんですよね?
ハッフルパフ戦はクリスマス休暇の後、雪が雨になった頃、またイースター(春分後最初の満月直後の日曜日・・・4月頃?)休暇まで何週間かある日に行われました。2月末か3月始めのころでしょうか?2月末としても受傷から4ヶ月経っています。ちょっと回復が遅いのではないかと気になるところです。

三頭犬による咬傷 その1 - 2005.05.17 Tue

10月31日、ハロウィーンの日にスネイプは三頭犬に脚を咬まれます。で、ハリーがスネイプの怪我に気付いたのはハリーのクィディッチ初試合の前日でした。試合日は11月のとある土曜日ですからつまり金曜日に気付いたことになります。
ハリーの誕生日7月31日が火曜日だったので10月31日は水曜日になります。とするとハリーが気付いたのはスネイプの受傷後何日目だったのでしょうか。最短で2日目、次の週なら9日目、その次なら16日目。
ハリーは職員室でスネイプの血まみれの脚を目撃しています。出血が続いているなら受傷後2日目くらいが適当に思われます。また、何日も経っていれば授業中などにスネイプが片脚を引きずっている事に気付くのではないでしょうか。もっとも、最初にハリーが気付いたのは金曜日の休み時間(昼休みでしょうか?)。確か金曜の午前は2時限続きの魔法薬の授業があったはず。いつもはマントを翻している(=大股で歩いている)スネイプの歩行がいつもと違うことに既に気付いていてもおかしくないのですが。授業中はあまり動かなかったのでしょうか。動けなかったのかもしれないと思うと切ないです。

それにしてもなぜ、職員室で包帯を換えていたのでしょう?普通なら保健室か自分の部屋で行いそうですが。全ての先生に見られる可能性がある上、ズタズタの脚を見れば質問も来るでしょう。クィレルに対する牽制でしょうか。誰かが石を狙っているのを阻止したなんて言い訳はしそうもありません。自分の方が疑われそうです。ここでも憎まれ役というか悪役を買ってでているのかもしれません。注意を促すために。切ない・・・

教師らしさ - 2005.05.15 Sun

大演説とハリーへの質問後、早速おできを治す薬の調合が始まります。マルフォイ以外はほとんど全員が注意を受けますが、これ、別に悪いことでもなんでもないでしょう?危険を伴う作業である上に初めての授業なんですから、教師が注意するのは当然です。それでも事故は起こるので、注意はもっと必要かもしれません。マルフォイは注意を受けず、ナメクジを完璧に茹でたのも、あながち贔屓だけではないかもしてません。既にナメクジの茹で方を父親から伝授されていたとか、ね。
ネビルが薬をこぼした後の迅速な始末なども教師らしさがにじみ出ています。この後ネビルをマークするのもできるだけ危険を避けようというスネイプの配慮ではないでしょうか。どんなに意地悪でも生徒の安全は確保しようという姿勢を感じます。・・・美化しすぎでしょうか。

大演説 - 2005.05.14 Sat

初授業での大演説、以前は何とも思わずさらっと読んでいたのですが、今になると何か意味のある言葉のようにも思えます。特に「我輩が教えるのは、名声を瓶詰めにし、栄光を醸造し、死にさえふたをする方法である―ただしこれまでに教えてきたウスノロたちより諸君がまだましであればの話だが」(1巻8章p.203)の部分です。魔法薬(potion)には死にふたをする方法だってあると言っているんですよね。
4巻でヴォルデモートがユニコーンの血と蛇の毒から作った魔法薬で人の形に戻ったり、父親の骨やワームテールの肉、ハリーの血などを材料にした魔法薬から蘇ったりと、魔法薬が確かに死にふたをする役割を果たしているようです。6巻アダルト版の表紙に魔法薬の本が出ていることから、今後さらに魔法薬には重要な役割がありそうです。
これまでのウスノロたちよりましなら死にふたをする方法を教えるというのは、成績の特によい生徒達には教えるってことでしょうか。6巻表紙の本には、死にふたをする薬の作り方とその効果を打ち消す薬の作り方が出ているのではないかと推測しています。

ハリーへの態度 - 2005.05.11 Wed

初めてハリーがスネイプと目を合わせた時、ハリーは早くもその目付きから嫌われていると感じ、初授業では、憎まれていると感じています。初めて正式に顔を合わせた11歳のハリーに対しスネイプの態度はあまりにも大人気なく、最初に読んだ時には嫌な奴だと思ったのは確かです。
5巻まで読んでファンになった今読み返しても、弁解の余地はあまりないように思いますが、あえて弁解します。
3巻でルーピンを見る目付きがハリーを見る目付きとそっくりだという表現があることからジェームズとハリーを同一視しているようです。ジェームズから受けた心の傷(トラウマ)のため感情を制御できないのかなと思います。どうも5巻で垣間見たジェームズ達との関係や命にかかわるような暴れ柳事件などからみて、相当深い心の傷を負っているように思われます。命にかかわるような事件に遭遇した場合やいじめを受け続けた体験はPTSDになるとも言われています。ダンブルドアも5巻で傷が深すぎて治らないこともあると言っていますし。まだまだ明らかにされていないいくつかの出来事がトラウマになっているかもしれません。自分の意思でどうにかなるものではない気がします。彼もまた被害者なのです。ハリーにとっては迷惑この上ないでしょうが。

もう一つ気になるのは初授業でのうつろな目という表現。もしや、閉心術を使っている?との疑問です。もし、常に閉心術で心を閉ざしているとしたら、ハリーに対する態度は気持ちとは裏腹な行為なのでしょうか。
この疑問については今後ゆっくり考えていくつもりです。

初登場シーン - 2005.05.09 Mon

ねっとりした黒髪、鉤鼻、土気色の顔。この後何度もスネイプ先生の容姿を表現する際に使われる言葉です。後に痩身であることや髪の長さが肩までくらいあること、いつも黒いローブや黒マントを身に纏っていることなどがわかります。各巻で登場するたびにこれでもか、とばかりに繰り返される容姿の表現。非常に視覚に訴えてくる言葉ですが、鉤鼻はともかく、脂っこい髪、土気色の顔にはあまり好感を持つ人はいないと思います。
私は、ローリングさんがわざと読者に嫌悪感を持たせるために容姿の形容を繰り返しているのではないかと思っています。なぜって嫌な奴と思わせておいてそうでなかった時、より裏切られた感じがしますから。
1巻で一度読者を裏切った後、2巻以降再びスネイプに対する嫌悪感を募らせ、再び読者を裏切るつもりなのでは?インタビューでスネイプファンだという人に対し理解できないなどと言ったり、悪い男であることを強調したり、まだ良いイメージを持って欲しくないのでは?と疑っています。5巻では相変わらずハリーに嫌われたままですし。きっとこれから良い意味でスネイプは読者を裏切ってくれると期待しています。

ところで、髪が脂っこいのはそういう髪質だろうと考えていましたが、5巻を読むと、パンツ同様洗ってないのかとも思われます。それじゃ嫌われますね(泣)繊細な魔法薬の調合をする人だから几帳面だと思ったのですが、考えてみれば繊細な実験をする科学者や繊細な作品を作る芸術家でも自分の身の回りのことに頓着しない人はいますよね。そういう人なのかなあ。だらしないってこと?

組分け帽子の判断基準 - 2005.05.08 Sun

ローリングさんが、各寮の寮監はその寮の出身であると言っていたと思いますが(ちょっとうろ覚え)、すると当然スネイプはスリザリン出身ということになります。
ここで気になるのは組分け帽子の歌。「君の頭に隠れたものを組分け帽子はお見通し」(1巻7章p.175)と言い、本人も知らない資質を見抜くような口ぶりです。スリザリン寮生は「どんな手段を使っても目的遂げる狡猾さ」(1巻7章p.176)「野望を何より好みけり」(4巻12章p.275)などの資質を持っているようでが、では今のスネイプ先生は狡猾で野望を好むのでしょうか。
誰でも単純にどこかの寮の資質のみを持ち合わせているとは思えませんし、人は変わっていくものです。帽子は何を基準にどこまで未来を見通して選んでいるのでしょうか?
グリフィンドール出身のピーターがジェームズ達を裏切った行為に勇気は見られないし、スネイプが死喰い人をやめたのは勇気ある行為だと私は思います。帽子がさらに未来まで見通して組分けしたのなら、ピーターは今後勇気を示し、スネイプは野望を達成するため手段を選ばない狡猾さを示すことになるのでしょうか。スネイプについて考えるとき、この点でいつもつまずいてしまうのです。狡猾にひっかかる…

ダンブルドアが「自分がほんとうに何者かを示すのは、持っている能力ではなく、自分がどのような選択をするかとういこと」(2巻18章p.489)と言っているように自分がどこの寮に入りたいかが明確になっている生徒(ドラコ、ハーマイオニー、ロン)は希望通りに、どこに入りたくないかだけ明確なハリーや、何も考えていない生徒はその資質を考慮して判断しているのかもしれません。
スネイプがスリザリンに組分けされたのは、闇の魔法に対する憧れから、多くの闇の魔法使いが輩出されたスリザリンを希望したからだと考えたいです。あるいは、組分け時の俊敏・狡猾・野望・機知に富む才知で判断されたと。決して今後、ダンブルドアを裏切るようなことはないと信じたいです。そうでなければ、誰もが組分けされた寮で将来までも決まってしまうことになってしまうので。

仮トラックバック
スネイプ先生ってどんなひと? その1 海の地図

管理人のこと - 2005.05.05 Thu

ハリーポッター暦
ハリーポッターを初めて読んだのは2000年の夏。夢中になって読みましたが、その頃はスネイプ先生の魅力には全く気付かず、主人公ハリーに感情移入し、一緒になって嫌っていました。
遅ればせながらその魅力に気付いたのは、5巻37章を読んでから。ハリーの暗号めいた言葉をちゃんと理解して陰で働いていたと知った時、突然大好きな人となりました。先生、頼もしいっ。

職業について
二尋は病院に勤める現役の作業療法士です。作業療法士というのは簡単に言えば病院や施設などでリハビリの指導をする人です。勤め先は骨折や脳卒中の患者さんが多く、骨とか筋肉、脳や神経のことを考える機会が多いので、時々そんな視点でスネイプ先生の考察をするかもしれません。

ごあいさつ - 2005.05.04 Wed

優秀な閉心術士であるためか、なかなか本心がわからないスネイプ先生。1巻から読み返してみても、命を救おうとしたり、退学にさせようとしたり、何を考えているのかイメージがつかみ難い人物です。私の中のスネイプ像をはっきりさせる目的で、スネイプ自身の言動や他の登場人物のセリフ、作者のコメントなどを参考に考察していきたいと思っています。考察だったり、感想だったり、妄想だったりするかもしれませんが、よろしくお願いします。


おことわり
こちらは非公式で私的なファンサイトです。著作者・訳者・出版元とは一切関係ありません。「ハリーポッター」シリーズの文章や固有名詞の著作権はJ.Kローリング氏及び日本語訳は松岡佑子氏と静山社に帰属します。

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スネイプ先生への愛を語らずにはいられません。         

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