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2017-04

傷だらけ - 2008.07.16 Wed

辛い辛いと思いながらも、オーディオブックを少しずつ聴いています。
相変わらず33章です。行きつ戻りつしながら、禁じられた森での口論あたりまで来ました。
この辺、本当に辛いです。
スネイプ先生が可哀想で仕方ありません。
約半年前に読んだ時は、やはりスネイプ先生の死によって感覚が鈍くなっていたのだと思わされます。死を受け入れることができずに苦しんでいたからでしょうか。
今、その当時より、ずっとずっと33章を辛く感じます。

またStephenさんが迫真の読み方をするものだから余計にそう感じます。
呪いのかかった指輪でダメージを受けたダンブルドアへの怒りは、本当に心配しているからこそ、失いたくないからこそのものだと思っていましたが、まさにそんな感じですごい剣幕でまくしたてています。
しかし、何より胸を打たれたのは、やはりこの言葉でした。
‘And my soul, Dumbledore? Mine?’
Mineの部分の声は震えていました。泣きそうだと思いました。
Stephenさんは、ここをそう捉えたのだ、と思ったらこっちが泣けてきました。
久しぶりに電車で涙を流しました。

もう繰り返し言ったので、改めて書くことはないのですが、殺人依頼がどれだけスネイプ先生の心を傷つけたかわかっているのだろうかと、思ってしまいます。
指輪の呪いによって余命が約1年であると告た時や、もう少し早く処置ができたらと悔やむ様子に、スネイプ先生の愛情を感じはしなかったのでしょうか。
既に傷ついた魂に新しい傷をつくることはないでしょうに。 いや、むしろ、二度と魂を傷つけないよう配慮するの立場にありそうなのに、傷つけはしないと丸め込もうとするなんて。

体から大量の血を失って死んでいったスネイプ先生は、いったいどれだけ心や魂からも血を流したのだろうと考えて今日は私もだいぶ涙を流しました。

邦訳待ちのファン - 2008.07.13 Sun

スネイプ先生を愛しているけれど7巻の原書を読んでいなくてネタバレにも遭遇していない方が、自身のサイトで7巻を楽しみにしている様子を見るのは辛いです。
それほど熱心なファンでない人でも、スネイプ先生の安否を気遣う言葉などをサイトに書いていたりすると心が騒ぎます。
スネイプ先生のイメージがしっかり固まっている方のサイトに行ってその妄想(?)を見ると、7巻で明かされる事実をどう受け入れるのだろうかと心配になったりもします。先生のイメージが固まっていないと思っていた私ですら、リリーを愛しているスネイプ先生にはショックを受けましたから。
中にはファンであることをやめてしまう方もいるでしょうか。
新しいスネイプ先生像を受け入れず、7巻をなかったことにする方もいらっしゃるかもしれません。
原書を読むのに4ヶ月、発売から5ヶ月かかった私を、ここにいらっしゃる方の何人かは同様な気持ちで見ていらしたことでしょう。

一方で新しいファンも増えるのではないかと思っています。
先生の一途な愛や、辛い立場でひっそり耐えた様子や、一貫してハリーを守っていた事実や、結局死んでしまう哀しさに胸を打たれる人は少なくないと思います。

日本のスネイプ先生ファンの激動の瞬間が近付いている気がして、この頃なんだかとても落ち着きません。

Yeah? - 2008.07.09 Wed

オーデオブック、32章以降はしばらく聞いていませんでしたが、週末に家で深夜にひっそり聴いてみました。
33章で最初に登場した最も幼いセブルスの描写が、服装も、隠れてリリーを見ている様子も、なんだか痛々しくて、初めて本で読んだ時より切なく感じました。
本で読んだ時は、先生が死んだという事実に圧倒されて、他のことを感じとる余裕がなかったのかもしれません。

聴き始めたものの、一言一言が苦しくてたまらないので、結局ホグワーツ特急に乗ったところでやめました。
その後、通勤時にも聴いていますが、同じところばかり繰り返しています。
リリーとの初会話、ホグワーツについてリリーに説明するあたり、まだジェームズが登場しない、二人だけあるいはペチュニアと三人だけの場面ばかりです。

Stephenさん、実に無邪気に幼いセブルスを表現するんです。
また痛々しいくらいに。
私が一番好きなのは、リリーに‘Severus?’と呼びかけられて‘Yeah?’と応じるところです。
文字で見たときも、A little smile twisted Snape's mouth when she said his name.(p.535)の、あまりの可愛さに「あなた誰?」と思ったくらいでしたが、耳で聞く‘Yeah?’には参りました。
嬉しそうに、優しい声というか甘い声で言うんです。
もう、リリーに嫉妬したくなります。
ハリーも今までの笑いの表現同様にtwisted などと見ていますが、きっと微笑ましくて胸を打たれたことだろうと思います。

ああ。こんな幸せな瞬間があったのですね。
いつまでも続いて欲しかった。
そう思うと、なかなか続きを聞く気になれません。

private stores - 2008.07.08 Tue

4巻のスネイプ先生、研究室を荒らされてただならぬ様子なのは、ハリーを狙う誰かの仕業と考えたからだと思いましたが、その後ハリーの仕業と考えるようになってからも授業中にわざわざロンやハーマイオニーと引き離して注意しているのは、別な理由もあるのではないかと思いました。
スネイプ先生の個人の保管庫には、やはり他人には見られたくないスネイプ先生のプライベートな思い出の品だってあったかもしれません。
シリウスの部屋から持ち去ったリリーの写真のようなものが。
ガラス瓶などが並ぶ部屋を見ると、蒐集する癖もありそうですから、リリーに関連したものが他にもないとは限りません。
そんなものを、魔法薬の材料目的に忍び込んだ生徒、特にハリーなんかに見られたりしたら…
スネイプ先生も必死で食い止めようとしたのかもしれないと思ってしまいました。
まあ、そう簡単に見つかるようにはしていないでしょうけど、生徒って時に思いがけない力を発揮するから、念には念をいれて。
なんとか阻止しようと、ちょっと必死になっているのだったら可愛いな、と思ってしまいました。

底知れない暗い目 - 2008.07.06 Sun

4巻p.561のhis fathomless black eyes boring Harry's(底知れない暗い目が、ハリーの目を抉るように覗き込んだ;下巻p.241)という文章を見て、今更ながら、ハリーに開心術をかけるスネイプ先生の覚悟のようなものを感じました。
以前も書いたと思いますが、開心術をかけるたびにハリーの瞳を直視しなければならなかったのは、スネイプ先生にはとても苦痛だっただろうと思います。
その苦痛を抑え込んだがために、ハリーには「fathomless black eyes(底知れない暗い目)」に見えたのだろうと思います。
初めて出会った日もうつろな目だとハリーは感じています。
ハリーと目を合わせる時は、いつもより慎重に心を閉ざしていたのかもしれないと思うと、目の描写一つにもスネイプ先生の心の揺れが感じられて、切ないです。

優先事項 - 2008.07.04 Fri

4巻の描写を抜き出していると、どうにも腑に落ちない場面がありました。
たまごのヒントを解こうとして階段に嵌ったハリーの下方で繰り広げられた偽ムーディとスネイプ先生のやりとりです。

あの場面、スネイプ先生が元デスイーターだと思って読んでいるうちは別に奇妙でもなんでもなかったのですが、7巻を読み終わってから見ると、なぜムーディを恐れるような行動をしたのか、わかりません。
ハリーに恨みがある、と思われることはむしろ好都合のような気がします。
スネイプ先生の思考がすぐにハリーに結びついたことで、ムーディに興味を持たれたら、本当のこと(ハリーを守っていること)まで知られてしまうとでも考えたのでしょうか。
魔法の目を恐れていたのでしょうか。あの目は心の中までも見透かすことができたのでしたっけ?物だけだったように思っていましたが。

興味深かったのは、先生のセリフです。
「ポッターがまた夜遅く徘徊しているなら(中略)やめさせなけらばならんと思っただけだ。あの子の、あの子自身の―安全のためにだ」(下巻p.178)
これ、言い訳でもなんでもなかったのだなぁ、としみじみ思いました。

しかし、そうなるとますます、ムーディーの何を恐れて、ハリーの安全を確認しなかったのか気になります。
あの時、ハリーの安全より優先すべき事柄が一体なんだったのか。

気付かれない - 2008.07.03 Thu

4巻を読み返していて、マートルの言葉に胸を抉られる思いがしました。
「生きているときだって、わたしがいなくてもだれも寂しがらなかった。わたしの死体だって、何時間も何時間も気付かれずに放って置かれた―」(下巻p.164)

マートルにこの言葉を言わせたローリングさんは、死体が放って置かれたり、死んだことを気付かれなかったり、すぐに忘れられたりすることを死者本人が悲しむと考えているのだと思われます。
そんな感覚のあるローリングさんが、登場人物の誰かに、スネイプ先生の遺体を気遣う言葉を、なぜ言わせなかったのか。とてもとても残念です。
今更そのことで先生が傷つくことはないかもしれないけれど、あれだけたくさんの観衆の前で、スネイプ先生はダンブルドア側だったとハリーに公言させた以上、誰かが気付く様子、あるいは他の死者と共に安置されている姿を一文書いて欲しかったと私は思います。きっと誰かが気付いたはず、と自分に言い聞かせるのが時々虚しくなるからです。
生きているときは、ダンブルドア以外からは誰にも信用されず、時にあからさまに死を望まれ、死んだ後も、味方だとみんな知ったのに何時間も何時間も気付かれない、肖像画もない、ではあまりに可哀想です。

姿勢 - 2008.06.30 Mon

やはり半年経っても、オーディオブックであっても、32章の後すぐには33章を聴く気になれません。声で表現される分、生々しくてショックも尾を引くし、何よりその場面にもう少し浸っていたいからです。

この場面、以前から少し気になっていることがありました。
倒れたスネイプ先生の姿勢です。
最初スネイプ先生は膝折れして倒れているようです。
as his knees gave way, and he fell to the floor.(p.527)
これだとうつぶせになっていると思われます。
が、次にナギニのケージが離れた際、
who fell sideways on to the floor,(p.527)とあります。
sideways(横に)があるので、横向きに倒れたのだと思いました。
ずっとその姿で想像していましたが、後にファンアートをいくつも見ると、その姿勢が様々であることに気付きました。
横向きだったり、仰向けだったり、うつぶせだったり。
描いた方々の多くは英語圏の方だと思ったのですが、その姿勢のバリエーションは一体何でしょう?

姿勢についての描写はなかったということでしょうか。
それとも、細かい描写は読まずにイメージを膨らませた結果でしょうか。
または、苦し紛れにのた打ち回って姿勢が変化したということでしょうか(泣)
あるいは、ハリーのローブを掴む際、姿勢が変化したとか。

私は、弱ったスネイプ先生に、姿勢を変える余力はなかったような気がします。
横向きに倒れたのなら、そのままの姿勢で最期を迎えたように思います。
最期の瞬間は横向きで、ハリーがそれを覗き込む形で顔を傾けていたのではないかと想像しています。

余力 - 2008.06.29 Sun

オーディオブックで聴いたスネイプ先生の最期の場面を語るのは、とてもとても辛いのですが、やっぱり語らずにはいられません。

‘Take ... it ... Take ... it ...’
の言葉は、渾身の力を振り絞って出しているように聞こえます。
特に二度目は、絞りだしている感じが強いと思いました。
しかし、力を出し切ってはいないように思いました。
tの文字で終わるせいか、肺にはまだ空気が残っている感じです。
ああ、まだやるべきことが残っているから、先生も気を抜いていないのだな、と思いました。記憶の糸を選択的に放出するには、精神力も体力も温存する必要がありますから。

その後、最期の言葉‘Look ... at ... me ...’は本当に苦しげで、私も悶えながら聴いたのですが、meが、呼気を使い切るかのような発音の割りに、はっきり聞き取れたのは、「私を」を強調したかったのだろうか、などと思いました。
思えば、あの時以降、きっとセブルスのことをリリーは見てもくれなくなったでしょうから、「僕を見て」との強い思いをずっと抱いていたに違いありません。
meを消え入るように発音しなかったStephen氏にますます感服しました。

それに、よく聞くと、まだ少しだけ肺に空気が残った感じで力尽きてはいないようです。
先生は、最後の力を、緑の瞳を見るために残しておいたのだろうと思いました。
目を合わせた直後(after a second)に虚ろになったようですから、本当に1秒分の力を残したのだろうと思います。

Stephen氏は、本当によく考えて読んでいると感じました。
よくぞ、ここまで表現してくれた、と思っています。
私の想像とは違いましたが、説得力のある解釈だと思いました。

冷静 - 2008.06.28 Sat

オーディオブックの32章、聴きました。
途中、ヴォルデモートがルシウスに「スネイプをつれて来い」と言う辺りまでは通勤中に、残りは旅先で布団に入って電気を消してから聴きました。
とても緊張しました。
Stephen氏がどんな風に読むか息を殺して聴きました。

Stephen氏演じるスネイプ先生の声は、ヴォルデモートの前では、私が思っていたよりずっと長く冷静でした。顔がデスマスクのようになっていても。
‘Let me go to the boy’を繰り返している時も、‘I -I cannnot answer that, my Lord’のように言葉に詰まった時でさえも。

先生の声が震えたのは、p.527の11行目、‘My Lord-’が最初でした。
‘You have been a good and faithful servant, and I regret what must happen’と言われた後のことです。
次に同じ言葉を言った時も震える声で抗議を表していました。
その直後襲われたので、声らしい声はそれが最後でした(泣)

その読み方からは、先生は最期まで冷静さを失わなかったように感じます。
言葉に詰まっているのも、どぎまぎした感じではなく、言葉を選ぶというか、「えーと」程度に聞こえ、とぼけた印象すら持ちました。
実際は、同じ言葉を繰り返して、どうやってハリーに真実を伝えようか思い巡らしていたのでしょうけど、焦りは感じられませんでした。
結局、死んでも欺き通したスネイプ先生ですから、会話の途中で先を予測できていたとしてもStephen氏の演じる通り、なんとか切り抜けようとギリギリまで冷静さを失わなかったのかもしれません。
そんな朗読を聴いて、私の想像よりはるかに冷静なスネイプ先生を思い描いたStephen氏に尊敬と感謝の念を覚えました。

daggers - 2008.06.25 Wed

昨日は、運転免許試験場で時間があったのでずっと聴いていました。
天気が良く、気持ちが良かったので外の木陰のベンチに腰掛けて聴きました。
が、時間があった割には進みませんでした。というのは、同じ部分を繰り返し繰り返し少なくとも5~6回、多くて8回くらいは聴いたからです。
そこは、30章で久し振りにスネイプ先生の生のセリフがあったところ、マクゴナガル先生との会話部分です。
この場面、Stephen氏のスネイプ先生は、いかにも余裕たっぷり、裏に何かありそうな気配を感じさせる声でした。

マクゴナガル先生が攻撃した時の様子もドキドキしながら聴きました。
以前読んだ時も、スネイプ先生が防御に使った鎧の胸に短剣が突き刺さったことから、マクゴナガル先生の殺意を感じ、悲しかったのですが、今回新たに感じるものがありました。
すっかり忘れていましたが、その短剣はダガーだったのですね。
通り魔事件で一躍有名になった凶器、ダガー。
テレビなどでは、人を殺傷するのが目的かのように報じられていました。

昨日、その単語を耳で聞き、マクゴナガル先生は本当にスネイプ先生を殺すつもりだったのだ、と悲しみを新たにしました。
しかも複数のダガーで追跡し、きっちり胸を狙うとは、念の入ったことです。
こんなあからさまな殺意を抱かれているのに、防御に徹した先生の姿に何の疑問も感じなかったのでしょうか、他の先生方は。
窓ガラスがスネイプ先生型に破れていたりして、まるでギャグのような扱いが余計悲しくて、私は試験場の木陰で、じっと目をつぶって耐えていました。

stricken - 2008.06.22 Sun

記憶の中のクリスマス・ダンスパーティ後の場面、私にとって悲しかったのは、「組み分けするのが早すぎると時々思う」と言ったダンブルドアの言葉に打ちひしがれているように見える(Snape looking stricken)スネイプ先生の姿です。
組み分けの判断基準については、以前から疑問に思っていたことが、ここで明らかにされたわけです。
帽子はそんなに先まで見通せなかったのですね。
たった11歳の子どもの頭を見透かして、一体何の意味があるというのでしょう。
これからどうにでも変わる柔軟な頭なのに。

帽子のことや、この場面のスネイプ先生の気持ちを考えるのは今後別ブログでするとして、とにかく stricken〔(悲しみ・不幸などに)打ちひしがれた、襲われた〕という文字はショックでした。
カルカロフの前で見せた毅然とした態度とは全く違う姿がそこにあったからです。
7巻までのスネイプ先生は、いつも偉そうで、毅然としていて、時に激昂はしても弱ったところは見せたことがなかったように思います。
でも、この時は4巻の時間の中での出来事でしたから、きっと今までも何度もこんな姿をしていたに違いありません。私が知らなかっただけで。
今まで読んできた物語の語られなかった部分に、こんなに辛そうなスネイプ先生が存在したことが悲しかったです。
ほとんどの場面をハリーの目を通して見ていたわけで、先生がそんな姿を彼の前に晒すはずもなく、辛そうな姿を私が目にしなかったのも当然ですが、教授時代の素の姿を見た思いでした。

相反する気持ち - 2008.06.20 Fri

オーディオブックは、ハリーたちがアバーフォースに助けられるところまで来ました。28章です。
ここまで来るといよいよ佳境に入ってきた、という感じがしますが、初めて読んだ時は、こんなに章が進んでもスネイプ先生の出番がほとんどなく、何を考えているか依然としてわからないことに、少し焦りを感じていました。時々ヴォルデモートの思考にスネイプ先生が出てきたり、アバーフォースの口からも先生の名が上ったりすることで、焦らされている、との思いが強くなっていました。
一方で、このまま出番は少なく謎は解明されないまま、何となく生きながらえるのではないかとの期待もしていました。
今、朗読を聞いていると、その時のどっちつかずの思いが蘇ってきます。
スネイプ先生は一体何を考えているのか、謎を解き明かして欲しい。
いや、謎のまま終わっても良いからこのままひっそり生き延びて。
早く続きを読みたい。
まだ読み終わりたくない。
等々。

それにしても、ホークラックスが狙われているのではないかと疑ったヴォルデモートが、ホグワーツにあるホークラックスの確認は後回しにするところ、スネイプ先生は本当に疑われていないんだなあ、と誇らしいです。
でも、ハリーが、ポッターウォッチを聴いたり、アバーフォースがドビーを送ったことを知ったりと自分を陰で支える人々の存在気付いていく中で、スネイプ先生の支えは先生の存命中はついに知られることがなかったのは、私にとって残念です。
先生は決して知られたくなかったでしょうけど。
生きている間に評価されて欲しかったです。
本当に閉心術が上手い…

ホグワーツに残る - 2008.06.18 Wed

4巻の描写を抜き出していますが、クリスマスのダンスパーティでのカルカロフとの会話が、7巻を読む以前からとても好きでした。カルカロフに「逃げろ」と言い、「言い訳を考えてやる」と言い、しかし自分は「ホグワーツに残る」と言ったスネイプ先生のかっこよさに惚れ惚れしたものでした。

7巻で、この会話後の様子が明らかになりましたね。
私が惚れ惚れした部分は、やはりスネイプ先生の決意が強く現れていたのだと思いました。それもリリーの死んだ直後に、ハリーを守ると決めて以来の固い決意だったのではないかという気がします。
ダンブルドアは‘― are you tempted to join him?’(p.545)と失礼な聞き方をしていますが。‘No’という答えも、もうずっと前から決めていたように見えます。
7巻を知らない時でも、その決然とした様が言葉から伝わり、心を動かされたのだと思いました。

うーん。こうして書いていると、やっぱり先生の心は死んでない気がします。
少し前の記事のことです。

血管の動き - 2008.06.17 Tue

4巻の描写の抜き出しにもいくつか思うところがありますが、今回、応えたのは、
a vein flickering horribly on Snape's greasy temple.(p.513)とそれに続くthe vein in his temple pulsing more rapidly.(p.513)でした。

血管(静脈)がぴくぴく動く、脈を打つ、というのはまさに生きている証。
3年あまり後には、この血管にも血液が行かなくなるのだろうと思ったら、息も荒くなってきます。
こんな風に外から見えるほど血管を動かしていた血液が流れ出てしまうなんて!
血管の動きも、こめかみに潤いを与えた皮脂の分泌も、怒りでレンガ色に顔を染めたのも、先生の活発な生命活動を表しているように見えます。つい最期と比較して、悲しくなってしまいます。

食事 - 2008.06.15 Sun

kmyさんのブログで、ルバーブ・クランブルについて語られていました。
私はその食べ物がどこに出ていたかすぐにはわからなかったのですが、5巻でハリーが初めてグリモールドプレイスに行った日の夕食についたデザートだとわかりました。
その日ロンが「スネイプは絶対ここでは食事しないんだ」と言っていたので、スネイプ先生はこのお菓子をその日食べることはなかったわけで、ちょっと複雑な気持ちです。

スネイプ先生は結局ダンブルドア側だったとわかった今、騎士団員と一緒に食事しなかったのは、どうしてなのだろうとあらためて思います。
それについては、7巻以前、kmyさんが考察されていましたが。
戦略的な意味も、感情的なものもあったかもしれません。
それをここで考察するつもりはありません。
今はただ、どこかで一人で食事をするスネイプ先生の姿を想像しては切なく思うだけです。それがスネイプ先生の望んだことだったとしても。
そうすべきと判断したのなら、そんな計算された状況にあることに、食事の時くらい気楽にというなら、仲間の前でも常に緊張を強いられていることに、死喰い人と食事しなければならないのなら、その不本意な状況に、胸が痛みます。
本当に心を許せる人と寛いで食事することはあったのでしょうか。
団欒の喜びを、知っていたらいいのだけれど…

次男 - 2008.06.13 Fri

いただいたコメントに、「スネイプ先生は生きたかったのだろうか?」とありました。
私もそれはずっと考えていましたが、自分の中でもまだ考えがまとまっておらず、お返事できませんでした。
以下の内容はもう何ヶ月も書きかけていたものですが、この機会にまとめました。


以前私は、スネイプ先生が自分で傷を押さえて血を止めようとしていた、という描写に、スネイプ先生の生きる意志を感じたと書きました。
が、それもハリーへ伝えるまで、という期限付きというか、使命を果たすつもりだっただけ、と解釈できなくもありません。
先生自身は本当はどう考えていたのでしょう。リリーの死後は、実質死んだも同然の投げ遣り人生だったのでしょうか。
私としては、生きる意志があったと考えたいです。

ところが、とてもひっかかる内容が7巻にありました。
三兄弟の物語の、次男の部分です。
最初に読んだ時、長男はヴォルデモートを指しているかのように見えました。
なら、次男はスネイプ先生?だとしたら、死んでしまって結婚が叶わなかった女性ってリリー?リリーを生き返らせたいの?自殺するの?と戦々恐々としていました。三男もハリーに似ているようでますます心配でした。
後に本当にリリーが好きだったとわかりましたが、自殺ではありませんでした。
が、心の中はどうだったのか、と考えたくなります。
時間が経つにつれて、ますます気になってきています。

作者がもし、三兄弟をヴォルデモートとスネイプ先生とハリーの三人に重ねて見ているのなら、スネイプ先生の役割は、やっぱり次男になるでしょう。
好きな女性と同じ世界に存在することができないことを嘆き、自ら命を絶った次男は、リリーの死後激しく嘆いて‘I wish I were dead’と言ったスネイプ先生と重なって見えます。その日以降もスネイプ先生は生きてはいましたが、心は死んだも同然だったのでしょうか。
となると、1巻で初めて登場した時には既に、スネイプ先生は生きる意欲を失っていたのでしょうか。
そうは思いたくないんです。
十分読み込めていないので今は何とも言えませんが、そこは否定する方向で、これからも考えていきたいと思っています。

行き着く先 - 2008.06.12 Thu

電車の中で聴くCDでは、とうとうヴォルデモートがホグワーツに入り、ダンブルドアの墓を発(あば)いて杖を手に入れるところまできました。
その少し前、スネイプ先生は校門までヴォルデモートを迎えに出て、並んで歩き、そしてお辞儀をして去っています。

この部分、3度は繰り返して聴きました。
スネイプ先生の死が刻々と近付いていると思うと、聴いていてハラハラします。
先生、危険が迫っていると感じていたでしょうか。
ヴォルデモート復活以降は命懸けの任務についているという自覚があったようですから、この時に限らず常に命の危険と隣り合わせにあると感じていたでしょうか。

この先起こることを知っていると、スネイプ先生の動作の一つ一つが愛しく、そして虚しいです。結局、死へ向かってまっしぐら、だと思ってしまって。この時を含め、何か一つが違えば、先生が助かったかもしれないと考えてしまって、辛いです。

短編 - 2008.06.11 Wed

ローリングさんがチャリティオークションのために書いたという800文字の短編、25,000ポンドで落札されたようですね。
コピーは入手できるということですが。

内容について、ポッターマニアさんに書かれたところを見ると、ジェームズとシリウスがシリウスのバイクで二人乗りして違反してマグルの警官に捕まるが…というもののようでした。
うーん。これは…
私が読んではたして楽しめるものなのだろうか?二人の傍若無人振りを見せ付けられて、今よりもっとやるせない気持ちになるだけではなかろうか、と思いました。

考えてみればスネイプ先生の過去は、かなりページを割いて書かれていました。語りつくしてしまったということでしょうか。
今更どんなエピソードも蛇足になってしまうに違いありません。
それに比べ、ずっと出番が少なく、しかもあっけなくこの世を去ったシリウスが脚光を浴びるのも無理ありません。なら、別に読まなくてもいいかなー。
うーん。でも…
ジェームズたちの会話のどこかに1回でも「スネイプ」が出てくるのなら、やっぱり手に入れたい気もします。
迷います。

(追記)
などと書きましたが、ポッターマニアさんで全文読めるようですね。
それで十分かも。

色々な解釈 - 2008.06.08 Sun

日本語版発売まで、こうして半年もブログでぽつりぽつりと語っていると、発売後に考察ブログで書くことはなくなるのではないかと思っていました。
それ以前に、7巻で明かされた事実によって先生の動機を知った以上、今までの謎の言動がだいたいわかってしまい、口を挟む余地はないと感じました。

けれども、いただくコメントを読んで、考えてもみなかった解釈があることを知ったり、自分が十分読み込んでいないことを実感したり、スネイプ先生のことがますますわからなくなったりで、私はまだまだスネイプ先生に開心術をかけたい状態にあるのだと気付きました。
リリーへの愛を知ってなお、わからないこと知りたいことは山積みです。
それは私のモチベーションを維持するものでもあります。
この気持ちが続く限り語っていきたいと思います。
日本語版7巻発売まであと1ヵ月半。
発売後に出会うかもしれない新しい解釈が楽しみです。

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